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ハトメの種類と取り付け工具ごとの付け方のご紹介。

 2018/05/18 材料
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ハトメは、紙、布、革、ビニールなどの穴をあけた部分を補強する目的で取り付ける

金属製やプラスチック製の輪っかです。

割っかを取り付けることによってその部分が補強され、ひもを通して結んだ際に

破れたり破損することから防ぐことが出来ます。

 

ハトメを取り付けるには、専用の工具が必要になります。

またハトメと工具が合っていないと、きれいに取り付けることができません。

ハトメの種類と取り付け工具ごとの付け方についてご紹介します。

 


 

ハトメとは

ハトメとは、ビニールシートやバッグ、身近なものでは靴などの穴の開いた部分に

取り付けられた金属製の輪っかです。

比較的やわらかい紙、布、ビニール、革などの製品の穴の部分をそのままヒモなどで

むすぶと、破れたり、ほつれたりするので、補強するのが本来の目的です。

 

工事現場の外壁を覆うシートなどに使われているハトメです。

 

ハトメ金具を利用したハトメカーテンというのもあります。

 

女性用バッグの口のヒモを通す穴にハトメが使われています。

 

靴ひもを通す穴にも使われています。

 

私が永年愛用しているトレッキングシューズですが、ちょっとめずらしい六角形の

ハトメが使われています。

 

このようにハトメは、私たちの身の回りのものによく使われています。

ハトメは漢字では、鳩目と書き、英語では、eyelet(アイレット)と言われています。

ハンドクラフトの製作などにもハトメは使われています。

 

ハトメは、専用の工具を使ってかんたんに取り付けることができます。

ハトメや工具は、ダイソーなどの100円ショップホームセンターなどで購入できます。

価格もひかくてき安価ですので、ぜひご自身で取り付けてみてください。

 

ハトメの種類

付け方の種類

付け方には大きく分けて、ハトメ本体と座金の2つを使って付ける「両面ハトメ」

ハトメ本体のみで付ける「片面ハトメ」の2種類があります。

両面ハトメには、出来上がったときの表と裏の形がほぼ同じのものと、裏側に2重の輪が

出来るものがあります。

 

両面ハトメ

 

片面ハトメには、電気ハトメと呼ばれる小さなハトメと、裏側の返りが放射状に割れる

菊割れハトメと呼ばれるものがあります。

 

菊割れハトメ

 

材質の種類

ハトメの材質には、金属製プラスチック製があります。

一般的によく使われるのは金属製で、真鍮製、アルミニュム製、ステンレス製、鉄製

があります。

 

  

アルミニュム製               真鍮製

 

プラスチック製は、キズを付けたくない物に取り付ける場合などに用いられます。

 

プラスチック製

 

プラスチック製のハトメは、一般的な金属製のハトメとは違った止め方となっています。

金属製で私たちが使用しやすいのは、真鍮製とアルミニュム製のハトメになります。

それほど硬くなく、作業がしやすいでしょう。

ステンレス製と鉄製は丈夫ですが、硬いので少し力が必要となります。

 

形状の種類

一般的に多いハトメの形は円形ですが、その他には楕円形や六角形のものがあります。

 

上記が楕円形のハトメですが、バッグなどの持ち手などに使われています。

 

六角形のハトメは、シューズやブーツなどのヒモを通す穴によく使われています。

六角形となっているのは傘の部分で、ヒモが通る穴の部分は円形となっています。

 


 

ハトメの選び方

ハトメを選ぶときのポイントは、各部のサイズ、材質、色の3つがあります。

サイズ

ハトメを選ぶ際のポイントとなるサイズは、以下となります。

 

 

・傘径

取り付けたハトメの表側の外径となります。

・外側の径

穴をあける素材の径になります。

・内側の径

取り付けられたハトメのヒモを通す穴の径となります。

・高さ

取り付ける材料の厚みに約3mm前後プラスした高さとします。

 

材質

ハトメの材質ごとの特徴は以下のようになります。

・アルミニュム製

金属製のハトメの中では、一番やわらかくて扱いやすいハトメとなります。

軽いのも特徴の一つとなっています。

・真鍮製

アルミニュム製に次いで軽くてやわらかいハトメです。

銅と亜鉛の合金で作られており、腐食にも強いのでよく使われています。

・ステンレス製

硬くて耐久性に優れており、腐食にも強く、ハトメの中で一番高価です。

硬さがあるので、取り付けには少し力が必要になります。

・鉄製

強度があり安価なハトメです。

サビに弱いので、メッキ加工されて使われることが多いようです。

・プラスチック製

プラスチック製のハトメは、取り付ける素材を傷つけたくない場合などに使われます。

金属製のようにたたいて変形させて止めるのではなく、両側から軽く抑えるだけで

固定されます。

したがってプラスチック製のハトメは、両面ハトメのみとなります。

 

ハトメの色は、アルミ、真鍮、ステンレスなどの素材そのものの色の場合と

いろいろな色にメッキ加工されたものがあります。

また下記でご紹介しているようなカラフルに吹付塗装されたハトメもあります。

手芸などに使われています。

 

 

取り付け工具の種類

ハトメを取り付ける工具には幾つかありますが、一般の私たちが使う手動式には、

ハンドグリップ式のハトメパンチハトメ打ち棒と打ち皿でたたいて止めるもの

はさんでたたいて止めるものなどがあります。

 

たくさん取り付ける必要がある場合には、ハンドプレス機などのハトメを取り付ける

専用機などもあります。

また専門の業者の方などが、大量に取り付ける場合などに使われる自動ハトメ打ち機

という専用の機械もあります。

 

ハトメパンチ

 

ハトメパンチは、ハンドグリップ式の留め具で、取り付ける素材とハトメをはさんで

握りしめて取り付けます。

ハンドグリップ式になりますので、握力だけでハトメを変形させますので、

非力な方にはちょっと難しいかもしれません。

 

したがってハトメパンチ自体も小さなハトメ用のものになり、大きなハトメは

ハトメパンチでは無理で、大きなハトメ用のハトメパンチもありません。

握力に自信のない方は、次にご紹介するハトメ打ち工具がおすすめです。

 

一般的にハトメは、シートなどの取り付ける材料の端に取り付ける場合が多いので、

あまり問題になることはありませんが、ハトメパンチの形からシートの中央部分には

届きませんので使うことができません。

 

ハトメ打ち工具

 

ハトメ打ち工具は、ハトメ打皿とハトメ打棒の2つになります。

ハトメ打皿の中央の穴の開いた部分にハトメを置いて、ハトメ打棒の先をハトメに当てて

ハンマーでたたいて変形させて固定します。

 

上記の写真の打ち工具は、よくハトメをお使いになられる方専用の工具となります。

ホームセンターや100均などで、打ち工具、その他の道具、ハトメがセットになって

販売されているものには、もっと簡易的なものもあります。

 

ハトメ打ち工具は、シートの端でも中央部分でもどこでも使えるのが特徴です。

大きなハトメにも小さなハトメにも使うことが出来ますので自由度が高い工具と

言えます。

 

またハンマーなどでたたいて取り付けますので、力加減もしやすく、数回たたくと

取り付けることが出来ます。

ただし、たたきますので音が出るのが難点でしょうか。

 

挟んでたたく

 

上記のタイプのものもホームセンターなどで販売されています。

左の端は、丁番のように自由に動くようになっており、右側の上にはハトメ打ち工具で

ご紹介したハトメ打棒のような形状となっており、下側はハトメ打皿の中心の形状と

なっています。

 

ここにハトメを置き、はさんで上からたたいてハトメを変形させて取り付けます。

商品名は、「ハトメパンチセット」となっており、後でご紹介する「ハトメ抜き」、

「ゴム板」、「ハトメ」とセットになっています。

たたいて取り付ける点からは、ハトメ打ち工具のようでもあります。

 

ハンドプレス機

   

 

ハンドプレス機は、専用のハトメ用打駒を取り付けて、レバーを降ろしてハトメを

取り付ける専用の機械です。

レバーはテコのようになっており、軽い力でハトメを取り付けることが出来、

大量に取り付ける場合には便利な機会です。

 

たたかないので音が出なく、スピーディーな作業ができます。

ただし、ハトメパンチと同様にシートなどの端に打つ場合に限られ、中央部などの

届かない所には取り付けはできません。

 

打駒のサイズは、取り付けるハトメに合わせる必要がありますが、大きいハトメ用の

打駒がないようで、ハンドプレス機は小型のハトメ用に限られているようです。

 


 

その他の工具

ハトメ抜き

 

ハトメ抜きは、「穴あけポンチ」という名称でも販売されています。

ビニールシート、革製品、布製品などにハトメ用の穴をあける工具です。

ハトメ抜きも、使用するハトメの大きさに合わせてそろえる必要があります。

 

ゴム板

 

ゴム板は、ビニールシートや布製品などにハトメ抜きを使って穴をあけるときに、

下に敷いておくものです。

ハトメ抜きの先は、するどく尖っていますので、下に何も敷かないと作業台等を

傷つけたり、ハトメ抜きの先も傷つけてしまいます。

 

硬質のゴム素材で作られており、ハトメ抜き専用として販売されています。

販売されているもの以外では、お手元にある木の板でも代用できます。

 

ハトメの付け方

ハトメパンチを使う

① ハトメ抜きで穴をあける。

まず最初にハトメを取り付ける材料に、ハトメ抜き(穴あけポンチ)を使って

穴をあけます。

今回は紙に穴をあけて、ハトメを取り付けてみたいと思います。

 

まずしっかりした作業台等の上にゴム板を置きます。

ゴム板がない場合は、木の板でも良いです。

 

 

このゴム板の上に穴をあける材料を置きます。

今回は紙を置きますが、少し薄いようなので2つ折りにしています。

 

 

今回は、菊割れの片面ハトメを使用します。

穴のサイズが4mmとなります。

 

 

使用するハトメ抜き(穴あけポンチ)も、ハトメに合わせて穴の径が4mm用の

ものを使います。

 

 

それでは上記のハトメ抜きを使って穴をあけます。

穴をあける位置にハトメ抜き(穴あけポンチ)を真っ直ぐに当てます。

 

 

ハンマーなどを使ってハトメ抜きの頭をたたいて穴をあけます。

紙は簡単に開きますが、布やシートなどはけっこう丈夫なので、数回強めにたたきます。

 

 

きれいに丸い穴が開きました。

 

 

② ハトメを紙の穴に差し込む

ハトメを紙にあけた穴に差し込みます。

この場合、取り付ける布やシートの裏面が上になるようにします。

ハトメも裏側が上になるように差し込みます。

 

 

③ ハトメパンチではさむ

ハトメパンチの先のハトメをはさむ部分は、ハトメの表側になる方と裏側になる方

が決まっています。

 

 

中心に穴があいており、その周囲がくぼんだ形をしている方が、ハトメの表側になる

ようにします。

 

 

中心が飛び出ているようになっている方が、ハトメの裏側になるようにします。

 

紙をはさまないでハトメだけでご説明すると以下の写真のようにします。

 

 

ハトメの表側をハトメパンチの穴のあいた方に、ハトメの裏側をハトメパンチの

飛び出た方になるように置きます。

 

そして、はさみます。

 

 

実際の場合は、ハトメを取り付ける布地やシートにハトメを差し込んではさみます。

今回は、穴をあけた紙にハトメを差し込んではさみます。

 

 

そうすると、ハトメの足の先の切れ込みの部分が放射状に外側に広がります。

下の写真のようになります。

 

 

放射状に広がった先が、まだ紙に密着していませんので、もう少し締め込みます。

 

 

これで完了です。

 

 

表側は上記の写真のようになっています。

以上がハトメパンチによるハトメの付け方になります。

 


 

ハトメ打ち工具を使う

① ハトメ抜きで穴をあける。

まず最初にハトメパンチを使った場合と同様に、ハトメ抜き(穴あけポンチ)を使って

穴をあけます。

今回も重ねた紙にハトメを取り付けてみます。

 

 

しっかりした作業台等の上にゴム板(又は木の板)を置き、その上に穴をあける材料を

置きます。

今回は4枚重ねた紙を使います。

 

今回使用するハトメは、両面ハトメになります。

穴のサイズは5mmです。

 

 

使用するハトメ抜き(穴あけポンチ)も、基本的にはハトメに合わせて穴の径が

5mm用のものを使いますが、5mmのものがなかったのでハトメパンチを使ったときの

4mmのものを使いました。

 

 

穴をあける位置にハトメ抜き(穴あけポンチ)を真っ直ぐに当てます。

 

 

ハンマーなどを使ってハトメ抜きの頭をたたいて穴をあけます。

布やシートなどはけっこう丈夫ですが、紙は簡単に開きました。

 

 

② ハトメ本体を紙の穴に差し込む

ハトメ本体を紙にあけた穴に差し込みます。

この場合、取り付ける布やシートの裏面が上になるようにします。

ハトメも裏側が上になるように差し込みます。

 

 

次にこの上に座金をかぶせます。

 

 

座金には表と裏がありますので、表が見えるようにかぶせます。

表と裏が分かりにくい場合は、さわってみてスベスベしている方が表で、

ザラザラしている方が裏になります。

 

 

上記の写真がかぶせた状態になります。

 

③ ハトメ打ち工具でたたく

準備が出来ましたので、ハトメ打ち工具を使って固定します。

ハトメ打ち工具は、ハトメ打皿とハトメ打棒の2つになります。

 

 

ハトメ打皿の上に、ハトメを取り付ける材料の裏面(ハトメの座金が見える方)を

上にして置きます。

 

 

 

上記の写真のように、ハトメ打皿の中心の穴の周囲のくぼんだ所にハトメ本体の表が

ピッタリ一致するように置きます。

 

 

その上からハトメ打棒を差し込んで、ハトメに当たるところまで入れます。

 

 

ハトメ打棒を垂直に立てて、ハンマーで真っすぐにたたきます。

ハンマーは少し重みのあるものを使い、ハンマーの重さを利用して軽く2~3回

たたきながら、様子を見ながらたたくと良いでしょう。

 

裏側の出来上がり

 

表側の出来上がり

 

表も裏もきれいに取り付けることができました。

以上がハトメ打ち工具によるハトメの付け方になります。

 


 

ハトメパンチセットを使う

最後に「挟んでたたく」タイプの道具の使い方をご紹介します。

ご紹介する道具は以下のものです。

 

 

① ハトメ抜きで穴をあける

ハトメパンチ、ハトメ打ち工具を使った場合と同様の方法で材料に穴を開けます。

 

 

今度は少し大きい12mmの穴をあけます。

 

 

きれいに開けることができました。

 

 

今回使用するハトメは、12mm用のアルミ製の両面ハトメです。

 

 

材料の裏面が上になるように、ハトメ本体を下から穴に差し込みます。

 

 

座金の表面が上になるように、ハトメ本体にかぶせます。

 

 

ハトメパンチセットの道具は、中心に穴があいて周囲がくぼんでいる方を下に、

中心が飛び出ている方を上にし、

ハトメを取り付ける材料は、そのまま裏面が上になるように、ハトマパンチセットに

ピッタリ合わせてはさみます。

 

 

ハトメパンチセットとハトメをピッタリ合わせた状態を動かさないように軽く押さえておき

ハトメの中心をハンマーでたたきます。

このときも同様に、ハンマーの重さを利用して軽くたたき様子を見ながら締め込んで

いきます。

 

裏面

 

表面

 

きれいに取り付けることが出来ました。

以上がハトメパンチセット(はさんでたたく)でのハトメの付け方になります。

 

まとめ

3種類の方法でハトメを付けてみたのですが、使いやすさと仕上がりのきれいさで、

ハトメ打ち工具が一番良いと感じました。

ハトメパンチとハトメパンチセット(はさんでたたく)は、お気づきと思いますが

道具の構造上、少し斜めに押さえたり、たたくようになります。

 

したがって、裏側の仕上がりが少しいびつになります。

これを防ぐには、少しづつ道具を水平方向に回しながら、少しづつハトメを変形

させるようにすれば防ぐことができます。

 

ただこの方法も限界があり、道具を材料の中心側には動かせないので、

回す範囲も限りがあります。

 

この点からハトメ打ち工具は、ハトメ打棒を斜めにしないようにする必要はありますが、

材料の周辺部分だけではなく中心部にも使えますし、ハトメ打棒を真っ直ぐにして

打ち込むと表も裏もきれいに仕上がります。

 

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