宮島・清盛塚(経塚)

宮島歴史民俗資料館から宮島水族館に向かう道の中ほどに

ある小高い丘の上に、清盛塚と呼ばれる丸い穴の開いた

小さな石碑があります。


このあたり一帯は経の尾と呼ばれており、道路から丘に登る

ための石の階段があるのですが、その階段は怖いくらいの

急な階段で、登った先に清盛塚といわれる石碑があります。


平清盛が平家一門の繁栄を願って一字一石の法華経を刻んで

納めたと伝えられている経塚で、清盛塚と呼ばれています。

階段の中ほどには大きな桜の木があり、手すりの付いた

階段を上り少し歩いた先に小ぶりな石碑があります。

20166121

20166122  20166123

石碑の上部には丸い穴が空いており、下部には文字らしき

ものが刻まれています。

初めて見る形の石碑です。


石碑の傍らにある解説には以下のように書かれていました。

経塚

この丘は経ノ尾と呼ばれている。

経塚は清盛塚ともいわれ、清盛が平家一門の繁栄を祈願して一字一石経

(いちじいっせきょう)を埋めたと伝えられる。


昭和19年開墾の祭一部が発掘されて、銅製の経筒、陶製の甕(かめ)と

中国宋代の白磁の盒子(ごうす)、梅花双雀鏡(ばいかそうじゃくきょう)、

刀片などが発見された。


これらはすべて平安時代のものとみられる。

経塚のあたりは積石で覆われ、宝篋印塔(ほうきょういんとう)、

石燈籠(いしどうろう)などがあるが、後世のものである。


経塚とは、法華経を石に書写し、経典を筒にいれて土に

埋めた塚になります。

 

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この記事を書いた人

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