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宮島・清盛塚(経塚)
宮島歴史民俗資料館から宮島水族館に向かう道の中ほどに
ある小高い丘の上に、清盛塚と呼ばれる丸い穴の開いた
小さな石碑があります。
このあたり一帯は経の尾と呼ばれており、道路から丘に登る
ための石の階段があるのですが、その階段は怖いくらいの
急な階段で、登った先に清盛塚といわれる石碑があります。
平清盛が平家一門の繁栄を願って一字一石の法華経を刻んで
納めたと伝えられている経塚で、清盛塚と呼ばれています。
階段の中ほどには大きな桜の木があり、手すりの付いた
階段を上り少し歩いた先に小ぶりな石碑があります。
石碑の上部には丸い穴が空いており、下部には文字らしき
ものが刻まれています。
初めて見る形の石碑です。
石碑の傍らにある解説には以下のように書かれていました。
経塚
この丘は経ノ尾と呼ばれている。
経塚は清盛塚ともいわれ、清盛が平家一門の繁栄を祈願して一字一石経
(いちじいっせきょう)を埋めたと伝えられる。
昭和19年開墾の祭一部が発掘されて、銅製の経筒、陶製の甕(かめ)と中国宋代の白磁の盒子(ごうす)、梅花双雀鏡(ばいかそうじゃくきょう)、
刀片などが発見された。
これらはすべて平安時代のものとみられる。経塚のあたりは積石で覆われ、宝篋印塔(ほうきょういんとう)、
石燈籠(いしどうろう)などがあるが、後世のものである。
経塚とは、法華経を石に書写し、経典を筒にいれて土に
埋めた塚になります。