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蝶番の種類と取り付け方24個。

 2017/06/16 材料
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蝶番の種類と取り付け方、使い方などについてご紹介しています。

蝶番は、家具の扉や住宅のドアなどの開閉のための回転部分に使われており、

重要な部品となります。

 

蝶番は、取り付ける物の用途や使用方法によって多くの種類がありますので、

それに合わせて選ぶ必要があります。

また私たちの生活の中で、とても便利な蝶番もたくさんあります。

蝶番をうまく使って楽しいDIYライフを楽しんでください。

この記事を書いた人
山根良治 DIYアドバイザー

 

蝶番の種類と取り付け方

蝶番の種類にはおよそ次のようなものがあります。

角丁番 / 儀星丁番 / 自由丁番 / ピアノ丁番 /丁番掛金 / 曲がり丁番 /

キャビネット丁番 / 隠し丁番 / スライド丁番 / アングル丁番 /

ガラス丁番 / ステー / 抜き差し丁番 / 旗丁番 / スプリング丁番 / フランス丁番 /

リリースヒンジ / フラッシュ丁番 / トルクヒンジ / ドロップ丁番 /

クリーンヒンジ / ピボットヒンジ /オートヒンジ丁番 / アンティーク丁番

角蝶番

特徴

私たちがよく見かけ、最も一般的に使われているのが角蝶番になります。

角ばった形で、蝶番の軸の上下はカシメてあり、羽ははずれなように

なっています。

2枚合わせの狂いの少ない高級家具用や、溶接用の穴のない角丁番もあります。

用途

家具、箱、窓、軽い戸など、建具や小物など広く使われています。

サイズ(長さ)

小さなもの : 25~64mm
玄関、室内ドア : 76~127 mm

材質

鉄、ステンレスほか

取り付け方

 

蝶番を取り付ける場合の基本ですが、枠と扉の中心と丁番の軸の中心を揃えて

取り付けます。

丁番には、「背押しなし」のものと「背押し付き」のもの、そしてその中間的な

ものの3種類の丁番があります。

背押しなし蝶番は、羽を広げたときに片側にフラットになりますが、

背押し付き蝶番は羽が軸の中心を通ります。

そして両方の中間的なものがあります。

 

それぞれの蝶番の羽が平行になるように閉じた場合に、2枚の羽の間隔が

3種類によって変わってきます。

丁番を取り付ける際の掘り込みの深さが変わってきます。

上記の図の矢印で示した幅が、枠と扉の両方の掘り込む深さの合計になります。

枠と扉には、それぞれ半分づつの深さを掘り込むことになります。

儀星蝶番

特徴

形状は角蝶番に似た形となっていますが、軸の上下に儀星が付いています。

儀星の形には、丸儀星、平儀星、ボタン儀星、剣型儀星の種類があります。

上下に付いている儀星によって、軸の芯棒を外すことが出来、重いドアなどの

取り付けや取り外しが容易に出来るのが特徴です。

重量のあるドアなどにはベアリングが入っており、開閉がスムーズに出来る

ようになっています。

用途

玄関ドア、室内ドア、大型家具の扉

サイズ(長さ)

玄関、室内ドア : 51~127 mm

材質

鉄、ステンレス、アルミほか

取り付け方

儀星蝶番の取り付け方は、基本的に角丁番とおなじになります。

儀星蝶番にも背押しのあるなしや中間的なものがありますので、それぞれに

応じて掘り込みの深さを調整してください。

自由蝶番

特徴

自由蝶番のナックルの内部にはコイルバネが入っており、扉を開けても

コイルバネの力によって元に戻るようになっています。

自由蝶番には、片開きと両開きがありますが、上記の写真は両開きです。

戻りの強弱のトルク調整も出来るようになっています。

自由丁番には、下記のような細い棒といくつかのピンが入っています。

自由蝶番のナックル部分の上部にはいくつかの穴が空いており、

この穴に上記の細い金属製の棒を差し込みます。

希望するコイルバネの強さのところに上記の小さなピンを差し込み、

戻りの強さを調節します。

用途

カウンターのくぐり扉、網戸、軽量扉

サイズ(長さ)

64~152 mm

材質

鉄、ステンレスほか

取り付け方

自由蝶番を取り付ける際は、直接柱に取り付けるのではなく、

先に柱に20mm 厚くらいの補助板を取り付け、その補助板に丁番を

取り付けます。

自由蝶番を補助板に取り付ける際は、調節穴が上側になるように取り付けます。

取り付けが完了したら、付属の金属製の細い棒を調節穴に差し込み、

反時計回りに回していきます。

徐々にバネの力で強くなっていきますので、適当な強さのところで付属のピン

を調節穴に差し込んで固定します。

ピアノ蝶番

特徴

ピアノ蝶番は長蝶番とも呼ばれ、大変長い蝶番です。

扉の反り防止と強度の確保のためにナックルの数が多くなっています。

耐久性の強い素材で作られており、カットして使用できるものもあります。

用途

ライティングデスクの扉、薄い扉、ピアノ

サイズ(長さ)

150~1820 mm

材質

ステンレス、真鍮、ニッケルメッキほか


蝶番掛金

特徴

蝶番掛金の軸は上下に動くようになっており、蝶番を取り付けたまま軸を

上下することによって、扉を外すことが出来ます。

軽い扉などの場合に必要に応じて取り外しが出来るようにしたい場合に使います。

同じ用途の丁番に、ルースピン丁番、抜き差し丁番があります。

用途

必要に応じて扉を取り外したい場合、軽量扉

材質

鉄、ステンレスほか

曲がり蝶番

特徴

曲がり蝶番は、キャビネットに使用される蝶番の一つで、次にご紹介する

キャビネット丁番と同じ用途に使用します。

曲がり蝶番は、扉が枠の中に収納される形のキャビネットに使用されます。

曲がり蝶番は、キャビネットの枠の上下と扉の上下に取り付けますので、

上下の枠と扉の間に丁番の厚み分のすき間が必要になります。

用途

サイドボード、吊戸棚、流し台、キャビネット

サイズ

上記の写真の曲がり丁番の寸法は以下のようになっています。

材質

鉄、ステンレスほか

取り付け方

キャビネットなどの枠の内側に扉が納まるように取り付けます。

キャビネット蝶番

特徴

キャビネット蝶番の形状にはいろいろありますが、枠にかぶさるタイプの

扉の上下に使用します。

キャビネットヒンジともいい、枠に縦框(たてかまち)がないところでも

連続して使用できます。

 

なおキャビネット蝶番には、上下左右によって形状が違っていますので、

取り付ける際は注意が必要です。

上記の写真のものは、向かって左側の扉の上下に付けるキャビネット丁番です。

用途

サイドボード、吊戸棚、流し台、キャビネット

サイズ

上記の写真のキャビネット蝶番の寸法は以下のようになっています。

材質

鉄、ステンレスほか

取り付け方

 

キャビネット蝶番の開閉の動画です。

キャビネット蝶番は、2つ下でご紹介するスライド丁番と同じ使い方と

なりますが、スライド丁番よりも取り付けが簡単です。

隠し蝶番

特徴

扉が閉まった状態の時に、蝶番が外から見えないようになっている丁番を

隠し蝶番といいます。

隠し蝶番には、角型、ルーター型、スライド丁番などがあります。

多くの隠し丁番は、取り付けるに際して掘り込みが必要になってきますが、

上記の写真のものはスライド蝶番で、掘り込みが不要となっています。

用途

家具、建具の扉

サイズ

上記の写真の隠し蝶番の寸法は以下のようになっています。

材質

鉄、ステンレスほか

取り付け方

このスライド蝶番式の隠し丁番は、次にご紹介するスライド丁番と同じ使い方

となりますので、スライド丁番の代用として使うことが出来ます。

扉を閉じた状態

扉を開けた状態

上記の取り付けは、全かぶせにした場合の取り付け方となります。

半かぶせの場合も同じ取り付け方となります。

上記のように隠し蝶番の取り付け方を逆にすることによって、インセットの

使い方も出来ます。

スライド蝶番のように掘り込む必要がないので、簡単に取り付けることが

可能です。

なお、種類によって対応可能な扉の厚みに制限がありますので、扉厚に合った

ものを選んでください。

スライド蝶番

特徴

スライド丁番は隠し蝶番のひとつで、扉が閉まったときは、外からは丁番は

見えないようになっています。

スライド蝶番は、取り付け後に2mm前後の位置調整が出来るようになっています。

 

扉の枠にたいするカブセ量によって、全カブセ用、半カブセ用、インセット用の

3種類があります。

また連続して扉を取り付けた場合も、隣り同士が邪魔をすることはありません。

用途

家具、システムキッチン、キャビネット

サイズ

上記の写真のスライド蝶番は全カブセ用となりますが、寸法は以下のようになります。

扉側の掘り込みのカップの径は、35mm 用となっています。

材質

鉄、亜鉛ダイキャスト、樹脂ほか

取り付け方

枠には座金部分を取り付け、扉にはカップ状の本体を取り付ける。

扉ははめ込んで接合させます。

取り付け方

スライド蝶番は、枠にたいする扉のかぶせ量によって、上記のように全かぶせ、

半かぶせ、インセトの3タイプがあります。

基本的には、枠の厚みは約20mm として設計されています。

したがって、枠の厚み20mm にたいして全部かぶせる場合は、全かぶせ、

約半分(10mm)をかぶせる場合が半かぶせとなります。

 

ただし、仮に枠の厚みが40mm の場合で連続して扉を取り付ける場合は、

隣り合う扉は、20mm づつかぶせます。

見た目は半かぶせとなりますが、スライド蝶番自体は、20mm かぶせます

ので、全かぶせのタイプを使用します。


アングル蝶番(ラビット蝶番)

特徴

アングル蝶番は、縦框(たてかまち)専用の蝶番として使用されています。

片開き用と両開き用があります。

扉を大きく開くことが出来るのが特徴です。

用途

一般家具

サイズ

上記の写真のアングル蝶番の寸法は以下のようになっています。

材質

亜鉛ダイキャストほか

取り付け方

上記のアングル蝶番は、枠厚が15mm、扉厚が16mm のタイプのものになります。

購入される際は、それぞれの厚みを確認してください。

ガラス蝶番

特徴

ガラス扉専用の蝶番で、ガラスを上下で挟んで使用するタイプと、

ガラスに穴を空けて使用するタイプがあります。

上記の写真のガラス丁番は、ガラスに穴を空ける必要があります。

コの字型のガラスを抑え込むタイプの穴を開ける必要のないガラス丁番もあります。

用途

家具、キャビネットのガラス扉

材質

鉄、亜鉛、真鍮ほか

取り付け方

取り付け方には、ガラスに穴を空けて取り付ける方法と下記の図のように

上下で挟んで取り付ける方法もあります。

ステー

特徴

ステーには、右用左用があります。

ステーは、天ブタ用や前ブタ用に使用し、キャッチが付いているものもあります。

その他には、跳ね上げ用のステーもあります。

通常は、通常の角丁番と併用して使用します。

用途

ライティングデスク、小箱

サイズ

サイズは、両サイドの座部分のかしめの中央を表示してあります。

材質

鉄、ステンレスほか

抜き差し蝶番

特徴

抜き差しが自由に出来る蝶番で、取り付け、取り外しが容易です。

抜き差し蝶番には、平蝶番タイプ、旗丁番などがあります。

右用、左用があります。

用途

ドア、軽量扉

材質

鉄、ステンレスほか

旗蝶番

特徴

抜き差し蝶番の一つで、360°回転できます。

旗蝶番にも右用、左用があります。

上記の旗丁番には、ナックル部分に樹脂製のブッシュが入っており、

金属同士がこすれた際に発生する金属粉が発生しないようになっています。

用途

室内ドア

材質

鉄、ステンレス、真鍮ほか

スプリング蝶番

片開き用

両開き用

特徴

スプリングの力によって自然に閉じる蝶番となります。

片開き用と両開き用があります。

用途

ドア

材質

鉄、ステンレスほか

取り付け方

片開き、両開きともスプリングバネの力で自然に元の状態にもどります。


フランス蝶番(ナックル蝶番)

特徴

中央のナックルが2つのみの蝶番で、取り付け取り外しが容易にできる蝶番です。

用途

室内ドア

材質

真鍮、ステンレスほか

リリースヒンジ

特徴

ナックル内のピンを自由に上下することが出来、取り付け取り外しが容易にできます。

用途

扉、上蓋

材質

ステンレスほか

フラッシュ蝶番

特徴

蝶番を閉じても羽1枚分の厚みとなり、取り付け部の掘り込みが不要な蝶番です。

用途

家具、軽量蓋

材質

鉄、ステンレス、真鍮、ブロンズほか

トルクヒンジ

特徴

2枚の羽を任意の角度で固定できます。

調整ボルトでトルクの硬さを変更できるものもあります。

形状は各種あります。

用途

事務機器、各種機器類

材質

鉄、ステンレス、プラスチックほか

ドロップ蝶番(ミシン蝶番)

特徴

下に開く扉に使用される蝶番で、蝶番自身の出っ張りもなく、下枠と扉が

フラットな状態となる蝶番です。

下開き扉に使用する際は、ステーとの併用がおすすめです。

用途

ライティングデスク、ミシン

材質

ステンレス、亜鉛、真鍮ほか

取り付け方

下枠、扉、ドロップ丁番がフラットになるように取り付けます。

クリーンヒンジ

特徴

中央のナックル部分に樹脂が使用されており、金属同士の摩擦によって

金属の粉が発生しないようになっている蝶番です。

用途

クリーンルーム

材質

ステンレス、アルミほか

ピボットヒンジ

特徴

扉の上下に取り付けて使用する丁番で、Pヒンジ、軸吊り蝶番とも呼ばれています。

上下の軸を中心に開閉します。

ピボットヒンジには、平型とアングル枠型があります。

用途

材質

鉄、ステンレス、真鍮ほか

取り付け方

ピボットヒンジの取り付け方は、曲がり蝶番と同じ取り付け方となります。

オートヒンジ蝶番

特徴

ナックル内部に強さの異なるスプリングが内臓されており、ドアの開閉が

楽に出来るようになっています。

蝶番がドアクローザーの役目もかねています。

用途

ドア

材質

鉄、ステンレスほか

アンティーク蝶番

特徴

さまざまな形状のものがあり、アンティーク家具やカントリー家具に

ピッタリの丁番です。

用途

家具

材質

鉄、真鍮

取り付け方

 

アンティーク蝶番にはデザイン性にとっても可愛いものがたくさん有ります。

一般的な蝶番は見えないように隠してしまう場合が多いですが、

アンティーク蝶番は、見てもらう丁番でもあるので、上記の写真のように、

表面からペタと取り付けて見てもらいましょう。

まとめ

蝶番は、家具やドアなどに使われる基本的で大切な金具となります。

使用場所、使用用途、使用目的に合った適切な蝶番を選ぶ必要があります。

間違った蝶番の選択や取り付け方をしてしまうと、スムーズな開閉ができない

ばかりか大切な家具を傷めてしまうこともあります。

 

また蝶番は、大変便利な金具でもあります。

私たちの生活をより便利にしてくれるような丁番も沢山ありますので、

ぜひ丁番を楽しく使ってみてください。

蝶番のご購入はこちらから。

 

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コメント

  1. Lululu より:

    とても参考になりました。
    部屋と玄関の間に、わんこ達が飛び出さないようゲートを作りたく、できれば両方から開くようにしたいと思ってました。

    1. 山根良治 より:

      こんにちは、Lululuさん。

      コメントを頂きまして有難うございます。

      お役に立ててうれしいです。

      ご質問等ございましたらいつでもコメントを送ってください。

      宜しくお願いいたします。

      山根

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