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木材の接合方法の「蟻形相欠き継ぎ」の方法。
木材の接合方法の中の「蟻形相欠き継ぎ
(ありがたあいかきつぎ)」の方法について解説します。
「蟻形相欠き継ぎ」は、「相欠き継ぎ」の中の一つの方法です。
「蟻形相欠き継ぎ」の方法
相欠き継ぎはお互いの材料の半分づつを欠き取りますが、
「蟻形相欠き継ぎ」の場合は、欠き取る部分の形が蟻形に
なるように欠き取ったものです。
通常は欠き取る形は長方形ですが、接合方法で蟻形とは、
先が広がった形のことをいいます。
したがって一度接合すると、抜けにくくなります。
このことを利用して多くの接合に用いられています。
広がりの角度は、一般的には70度~75度くらいとなります。
また先が広がった形となりますので、正面からではなく
上や横から差し込んで合わせます。
「相欠き継ぎ」とは
「相欠き継ぎ」は、接合させるお互いの部材の厚みを
半分づつ欠き取って組み合わせ、接合させます。
「相欠き継ぎ」は半分づつを合わせるだけですので、
接合強度はありません。
したがって一般的には、接着剤や接合金物などと併用します。
このように「相欠き継ぎ」は、接合方法の中では簡単な方法です。
したがって実際の接合においても、簡単なパネルや枠などの
比較的容易な接合に用いられます。
簡単な家具などの接合にも使われています。
「相欠き継ぎ」の種類
「相欠き継ぎ」は一般的に次の3つのタイプがあります。
・かね相欠き継ぎ
・T型相欠き継ぎ
・十字相欠き継ぎ