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DIYとは!範囲、資材、道具などご紹介。

 2019/02/11 DIYの基礎知識
  1,712 Views

最近よくDIYという言葉を耳にします。

テレビでも、芸能人の方がDIYされているのをよく見かけます。

いろいろな材料や道具を使って、お部屋の中の模様替えをしたり、テーブルなどの
家具を作っていますね。

見ているととても楽しそうでもあり、また大変でもあります。

DIYとは何でしょうか?

DIYについてくわしくご紹介します。

この記事を書いた人
山根良治 DIYアドバイザー

.

DIYとは。

DIYとは何の略

「DIY」は、ディーアイワイ と読みます。

「DIY」は、 Do it yourself の頭文字をとっています。

DIYはDo it yourself のこと、つまり「自分でやる」ということです。

一般の私たちが何かをしたいと思ったときに、 専門の業者などにたのまないで、
自分でやることをDIYといいます。

何をやるかというと、主に住まいに関することになります。

「DIYの分野」のところでもご紹介しますが、住まい以外のことも多少含まれます。

DIYの歴史

DIYの発祥の地はイギリスと言われています。

第二次世界大戦のあとの荒れ果てた我が家を自分たちの手で直したのが始まり
となっています。

やがてそれはイギリス全土に広がっていき、DIYの精神が根付いたそうです。

やがてその精神は、アメリカにおいては趣味の一つとして、楽しむものへと変化
していったのです。

そしてそのための資材や道具などを販売するホームセンターが誕生しました。

日本においても、1970年代にホームセンターが誕生しています。

DIYの意義

現在の時代においては、希望するほとんどのものは購入することができます。

また専門の業者に依頼することもできます。

私たちの住生活は大変便利になりました。

しかし一方では、画一的で個性のない社会になったともいえます。

そのような社会で、自分らしさやそれぞれの個性を創り出す手段として、
DIYの役割があるように思います。

たとえ多少見栄えが悪くて、うまくできなくても、自分でやることによって
コストを抑えることができます。

また自分でやることによって満足感を得ることもできます。

自分たちの手で、自分たちの生活環境をより良いものに出来るのがDIYです。

あなたもぜひ、DIYにチャレンジしてみてください。

DIYの範囲

DIYは主に住宅(住環境)にかんするものになります。

DIYは日曜大工と思われている部分がありますが、日曜大工もDIYの一部ですが
それだけではありません。

もっと多くのことが含まれています。

DIYとはどのようなことをするのかをご紹介します。

住宅に関すること

部屋

部屋ごとにどのようなDIYが考えられるか見ていきましょう。

洋室の床:フローリングの張り替え。
     フローリングのキズやヘコミの補修。
     フローリングに床用の塗料を塗る。

洋室の壁:壁紙を貼りかえる。
     壁紙のキズ、メクレ、穴などの補修をする。
     壁紙の代わりに塗料や珪藻土を塗る。
     壁に棚などを取り付ける。
     ドアの取り換え。
     ドアに付いている錠前の交換。
     ドアクローザの調整。
     ドアの塗装。

和室の床:畳をフローリングに交換する。

和室の壁:壁紙や塗り壁をやりかえる。
     ふすまや障子を取り換える。
     ふすま紙や障子紙を貼りかえる。
     押し入れのカビ掃除や結露防止策を施す。

キッチン:流し台の掃除。
     クッションフロアの張り替えやキズの補修。
     壁にタイルを貼る。

トイレ:温水洗浄便座の取り付け工事。
    手洗い器の掃除。
    ロータンクの修理。
    クッションフロアーの貼り換えやキズの修理。
    手すりを取り付ける。

浴室:ひび割れや欠けたタイルの取り換え。
   無くなったタイルを修復する。
   タイルの目地をやりかえる。
   シャワーホースを新しいものに取り換える。
   カビ汚れの掃除。
   シリコンシールをはがしてやりかえる。
   壁のペンキをやりかえる。
   転倒防止のための手すりを取り付ける。

洗面所:洗面台の割れを修理する。

廊下:手すりを取り付ける。
   フローリングの張り替えやキズの補修。

階段:手すりを取り付ける。

建具、設備

建具や設備ではどのようなものがあるでしょうか。

ドア:各種錠前を取り換える。
   ドアの締まり具合をドアクローザーで調節する。
   ドアの塗装をやりかえる。
   引き戸のレールをやりかえる。
   引き戸の錠前を取り換える。
   玄関ドアの防犯対策をする。

:クレセントを新しいものと取り換える。
  カーテンレールを新たに設置したり取り替える。
  ブラインドを新たに設置する。
  ロールスクリーンの巻きずれを修正する。
  網戸の網を取り換える。
  窓ガラスにフィルムを貼る。
  サッシの戸車を取り換える。

排水:排水パイプのつまりや水もれを修繕する。
   ジャバラホースのキズの修繕や取り替えを行う。

電気設備:電気プラグを取り換える。
     テレビアンテナを設置する。
     インターホンを取り換える。
     テスターを使う。

家具:いろいろな家具を作る。
   古い家具を修繕する。
   家具用金物を使う。
   大工道具や電動工具を使う。
   テーブルにタイルやシートを貼り合わせる。
   家具に塗装をほどこす。
   地震のときに家具が倒れたり、中身が飛び出さないようにする。

水栓:水栓の水漏れヵ所を見つけて修繕する。
   現在の水栓を使いやすいものに取り換える。

屋外

屋外でできることはなんでしょうか。

レンガや石を使って花壇をつくる。
 庭に池をつくる。
 2×4材を使ってウッドデッキをつくる。
 屋根を修繕する。
 屋根や外壁を塗り替える。 
 作業小屋や道具入れの小屋をつくる。
 ブロックを積んで塀をつくる。
 防犯カメラを取り付ける。
 コンクリート、石、坑木などで小径をつくる。

以上住宅にかんするものをあげてみました。

ホームセンターで販売している資材や道具などを考えるともっと沢山あるかも
しれませんね。


その他

DIYは、本来は住宅にかんするものです。

したがって本来のDIYの意味からは少しはずれるかもしれませんが、住宅以外で
出来るものをあげてみました。

ほとんどの方はパソコンを使っていますが、通常は家電屋さんで完成品購入します。

でも組み立てパソコンというのもあります。

部品を一つ一つそろえて完成品まで組み立てていきます。

愛好家の方も多いですし、専門のお店もあり、これもDIYではないでしょうか。

ずいぶん昔になりますが、私が通った大学には自動車部というのがありました。

今の大学にはあるのかどうか分かりませんが、車好きの部活です。

運転ももちろん好きな方ですが、車やバイクの修理、組み立て、改造などなど
車をいじるのが好きなんですね。

個人の方も多いですが、これもDIYですね。

女性の方には手芸を趣味にされている方が多いのではないでしょうか。

個人でされる編み物や裁縫はりっぱなDIYですね。

また布や革を使って自分だけのバッグや小物入れを作ったりするのもDIYと
いえるでしょう。

家庭菜園なんかはどうでしょうか。

自分のお庭で食べたいものを作り、食べたいときに採ってたべる。

楽しそうですね。

ガーデニングの愛好家の方も多いですし、DIYですね。

こうして考えると、住宅以外でももっと沢山ありそうです。

住宅にこだわる必要もないと思いますので、自分のできることを自分でやる、
これがDIYと思います。

DIYで使う資材や材料

DIYで使う資材や材料にはどのようなものがあるのか、見ていきましょう。

主なものには、木材、建材、金物、塗料、接着剤、内装材、左官用材、水周り
お手入れ用品、電気、ガスなどがあります。

木材

木材は、家具を作ったり木工品を造ったりするのに欠かせないものです。

木材には 無垢材、集成材、合板、ボード類などがあります。

それぞれに特徴がありますので、作られる木製品に合わせて適切な材料を選ぶ
ひつようがあります。

建材

建材には木材に含まれるものもありますが、石こうボード、断熱材、ガラス、
プラスチックなどがあります。

金物

住宅に使われる金物には多くの種類がありますが、主なものを上げると以下の
ようなものがあります。

接合金物には、ボルト、ネジ、クギ、ボードアンカー、2×4金物などがあります。

ドア、扉、窓などに使われるのは錠前、蝶番、戸車、ドアクローザーなどです。

家具などに使われるステー、キャスター、折りたたみ脚、キャッチなど。

その他には、チェーン、針金、吊り金具などがあります。

塗料、接着剤など

塗料にも多くの種類がありますが、よく使われるのはスプレーやハケ塗りに
使うニスやウレタンなどがあります。

最近は健康志向から、自然塗料のオイルやワックス、柿渋なども使われます。

またそれぞれの塗料を塗るために使われる塗装用具も必要になります。

接着剤では、家具木工製作には木工用ボンドがよく使われます。

その他には、プラモデルなどに使われる瞬間接着剤、ゴム用接着剤などがあります。

接着剤を選ぶ際に気をつけることは、何と何をくっつけるのかということです。

木材、金属、プラスチック、ゴム、革、ブロックなどによって適切な接着剤を
選んでください。

また接着剤の塗り方もたいせつです。

粘着テープ

粘着テープとは、私たちがよく使うセロテープやガムテープですが、
これにもいろいろな種類があります。

粘着テープには片面接着のものと両面接着のものがあります。

セロテープやガムテープ は片面接着ですが、その他には電気の絶縁に使用する
ビニールテープが片面接着になります。

床のクッションフロアーやカーペットが動かないように、床との間に使用するのが
両面接着になります。

その他にもいろいろな用途に使われる粘着テープがあります。

内装材

内装材には、床、壁、天井別に多くのものがあります。

床材には、畳、フローリング、タイル、ジュウタン、カーペットなどがあります。

壁材は、壁紙、巾木、廻り縁、ふすま、障子、粘着シートなどになります。

天井には天井板やボードなどがあります。

左官材

左官材には最近の健康志向から、しっくいの壁や珪藻土の壁に人気があります。

またセメントを使ってレンガを積んで花壇を作ったり駐車場の床を作ったり。

コンクリートブロックを積んで塀を作ることもできます。

セメントをそのまま壁材としておられる方もいます。

水周り用品

水回り品で私たちがDIYであつかうことができるのは、水栓金具、シャワー、
便器、ロータンク、排水パイプなどです。

水栓金具で多い水漏れは、多くの場合がパッキンの老朽化ですので、水栓の構造を
知っておくと簡単に交換できます。

お手入れ用品

お手入れ用品としては、洗剤、漂白剤、防虫剤、ワックスなどになります。

洗剤には用途によって、一般掃除用、カビ取り用、トイレ用、浴室用、
カーペット用などがあります。

目的によって使い分けてください。

なお次亜塩素酸ナトリウムの洗剤に酸性タイプの洗剤を混ぜると、塩素ガスが
発生しますので気を付けて下さい。

電気

電気に関するものとしては、プラグ、各種電気コード、スイッチ、タップ、電池
ヒューズ、照明器具などになります。

また屋根などに設置するテレビアンテナもあります。

ガス

ガスには都市ガスとプロパンガスがあります。

それぞれの特徴をよく理解し、ガスコンセントやガスホースを日ごろから点検し
ガス漏れのないように気を付けましょう。

またガス漏れ警報器の設置も確実に行いましょう。




DIYで使う道具と工具

DIYで使われる道具と工具は、大きく分けて電動工具、大工道具、測定工具
作業工具、切削工具、溶接工具などになります。

電動工具

電動工具はDIYにとってなくてはならない工具となっています。

電動工具の普及によって、作業効率が格段にアップしました。

主な電動工具には以下のようなものがあります。

・丸ノコ:直線カット。

・ドライバードリル:各種穴あけ、ネジ締め。

・ジグソー:曲線カット、穴あけ。

・トリマー:面取り、穴あけ。

・ルーター:トリマーよりパワーアップした面取り、穴あけ。

・電気カンナ:木を削る。

・サンダー:表面研磨。

・ボール盤:正確な穴あけ。

・バンドソー:大きな木のカット。

・糸のこ盤:細かな曲線カット。

・チェンソー:丸太や大きな木のカット。

・電気カッター:石材、レンガ、タイル、コンクリートなどのカット。

・グラインダー:金属を研磨する。

・切断機:金属の切断。

大工道具

大工道具は昔から大工さんが建築現場や作業現場などで使っている手工具です。

大工道具には以下のようなものがあります。

・のこぎり:木材、竹、金属、プラスチックなどをカットする。

・ノミ:穴あけ、削り、仕上げ。

・金槌:釘を打つ。

・カンナ:木を削る。

・キリ:穴を開ける。

・ケビキ:正確な線を引く。

・くぎ締め:狭い場所にくぎを打つ。

・くぎ抜き:打ち損じた釘を抜く。

・斧:木の伐採、木を割る。

測定工具

何か作業をするときに必要になってくるのが寸法をはかることです。

そのために必要になるのが測定工具です。

どのような測定工具があるのか見てみましょう。

・巻尺:コンベックスとも言いますが、使わないときは巻き取って便利です。

・直尺:物差しです。線を引くのにもつかいます。

・折れ尺:使わないときは折れたたんで収納できます。

・さしがね:大工さんが持っているL形の物差しです。多用途に使えます。

・スコヤ:正確に直角を測ることができます。

・留定規:正確な45°の線をひくことができます。

・ノギス:物体の外径、内径、深さなどを正確に測定できます。

・マイクロメーター:ノギスよりもさらに細かく正確に測定できます。

・水平器:制作物の水平、垂直を出したいときにつかいます。

・墨壺:材料に長い直線を引きたいときにつかいます。

・間柱探知機具:壁の中の間柱の位置を探すのにつかいます。

・水盛缶:レベルを合わせるときに使用します。

作業工具

いろいろな作業をするときに使う手工具が作業工具です。

・ドライバー:ねじ回しですね、プラスとマイナスその他があります。

・ペンチ:ものを挟んだり切ったりするのにつかいます。
     ペンチの他に、電工ペンチ、ラジオペンチなどがあります。

・ニッパ:針金などを切るのに使用します。

・ボルトクリッパ:強力な力で太い鉄線などを切るのにつかいます。

・プライヤ:同じく挟んだり、挟んで回したりするのにつかいます。
      プライヤには、ウォーターポンププライヤ、バイスグリッププライヤ
      コンビネーションプライヤなどがあります。

・レンチ:ボルトやナットなどをまわすのに使用します。
     レンチには、モンキーレンチ、トルクレンチ、パイプレンチ、
     モーターレンチ、メガネレンチなどがあります。

・スパナ:スパナも ボルトやナットなどをまわすのに使用します。

・クランプ:材料を挟んで締め付けておくのに使用します。
      Gクランプ、スライディングクランプ、ハタガネなどがあります。

・バイス:作業テーブルなどに固定して強力な力で材料を固定します。
     木工用バイス、リードバイス、ベンチバイスなどがあります。

・ドリル:手回しのドリルです。
     T型ドリル、ハンドドリル、クリックボールなどがあります。

・パイプカッター:金属パイプを切るのにつかいます。

・ハトメパンチ:ハトメを取り付けるのに使用します。

・カッター:私たちがよく使うカッターナイフで、紙やダンボールを切ります。

・タイルカッター:タイルをカットするのに使います。

・ガラス切り:ガラスを切るのにつかいます。

切削工具

材料を削るのに使うのが切削工具です。

・ヤスリ:金属製のものでいろいろなものを研磨します。

・サンドペーパー:紙に研磨剤を付着させたものです。

・サンドクロス:布に 研磨剤を付着させたものです。

・耐水ペーパー:金属などの研磨やオイル塗装後の研磨にも使用します。

溶接工具

金属などを溶接するのに使われるのが溶接工具です。

・電気溶接機:金属同士を電気溶接するのに使用します。

・ハンダゴテ:ハンダづけをするのにつかいます。

まとめ

DIYの分野はとても広い範囲となっています。

本来は住宅に関するものですが、こだわる必要はないかと思います。

あなたの出来ることをあなた自身の力で行えばりっぱなDIYです。

他にはないあなただけの宝物を作ることができるでしょう。

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