今回は主に木工用の作業のための作業台を2×4材を使って
自作しましたのでその様子をご紹介します。
作業場としてのスペースは、我が家の裏の限られたスペース
を利用しています。
また我が家の裏のスペースは、通路としても使用するため、
作業台は簡単に分解できるようにしました。
使用するときは簡単に組み立てることが出来、
使用しないときは分解が出来て移動できるようにしました。
それでは制作の順にご紹介します。
図面の作成
まず最初に簡単な作業台の図面を作成しました。

脚は2×4を使って馬(ウマ)と呼ばれるものをを2つ作成し、
その上に2×6材を使った木製の天板を乗せることにしました。
天板の下側に取り付けた2×4材で脚を挟んで固定しています。
脚の上に天板を乗せているだけですので、簡単に分解できます。
脚の制作
次にウマと呼ばれている脚から作っていきます。
下記の材料がホームセンターで購入した2×4材ですが、
長さが決まっているの物は、すでにホームセンターでカットしてもらっています。

まず最初に斜めの脚の両端の部分を斜めにカットします。
図面から角度を出し、型紙を作り2×4材に角度のカット線を引きます。

下記の写真が上側のカット線です。

下記が下側です。

カット線を付けた最初の1本をカットします。
電動マルノコがないので、全て手ノコでカットします。
まず下側になる部分(地面に当たる部分)をカットします。

素人の私では手ノコでは、機械で切ったようにきれいには
切れないので、カンナで仕上げます。

次に上側(天板を受ける部分)をカットします。
上側は少し複雑なカットとなりますが、まあまあのカットができました。

8本の脚の内の1本が出来ました。
残り7本の脚は、最初の1本を型に、同じようにカットしていきます。

きれいにカットできなかった部分はノミで修正します。

最後にカンナで角の面取りをして脚の完成です。

次に、それぞれ片側の脚をハの字型に組みます。
上下に同じ2×4材を使い、木ネジで留めて固定します。
木ネジの頭を材料より少し沈ませるためにザグリをします。

木ネジを打つための下穴を開けます。

下穴に沿って木ネジを打ちます。
木ネジはコーススレッドの半ネジタイプを使い、長さは60mmを使用しました。

同じように脚を組み立てて、4組み出来上がりました。

脚の組み立て
まず脚の一番上になる部分(天板を受ける部分)を作ります。
2×4材を2本、ボンドと木ネジを使って貼り合わせます。
丈夫にするために2本使いましたが、1本でも良かったかなと思います。



次に2組の脚をつないでいきます。
脚の下部については、2×4材で木ネジで固定します。
上部については、先ほど作った2枚貼り合わせた2×4材を使います。



これで脚組みが2組み完成しました。

天板の制作
脚が出来上がりましたので、次に天板を作ります。
天板は2×6材を5枚並べて、下側から2×4材で4か所留めます。
この2×4材は、脚を固定すためのストッパーの役目もしています。

先に馬(ウマ)を2つ作りましたが、その後は馬(ウマ)を
作業台として作業を進めることができました。

天板が完成しました。
上記の写真は、天板の裏側を写したものですが、
2本の2×4材で、脚の上部に取り付けた2枚合わせの2×4材
を挟んで固定します。

最後に天板の角の面取りを行います。

当初の予定にはなかったのですが、脚が少しグラついて
弱い感じがしたので、2か所を筋交いで補強しました。

作業台が完成しました。
製作にさいしては、図面を書き、一応設計図らしきものを
書きましたが、カットはのこぎりを使った、まさに手作りとなりました。
接合部はカンナで削ることも多くあり、なかなか設計図
どおりにはいきませんでしたが、納得のいく出来上がりとなりました。
これからは木工作業に活躍してくれるでしょう。


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