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丸ノコの使い方と刃の種類と交換方法。

 2016/08/20 木工工具
  40,660 Views

丸ノコは、木工の基本作業である直線カット
に欠かせない電動工具です。

また丸ノコは、電動工具の中で一番危険性も
高くなっており、

取り扱いには注意が必要です。

そこで、丸ノコの基本的な使い方をご紹介します。

また丸ノコは、ノコ刃を交換することに
よって、

いろいろなものをカットすることができます。

ノコ刃の種類と交換方法についてもご紹介します。

この記事を書いた人
山根良治 DIYアドバイザー

 

丸ノコの使い方

ノコ刃の調整

ノコ刃の調整は、

①ノコ刃の出具合い。
②ノコ刃の角度の調整。

上記の2つです。

作業に入る前に、

電源コードがコンセントから抜かれている
ことをまず確認してください。

今後についても、メンテナンス作業などを
行う場合は、

まず最初に電源コードをコンセントから
抜いて行うようにしてください。

①ノコ刃の出具合い

ノコ刃の出具合いは、材料をカットする
とき、

材料からどれくらい刃先が出ているかを調整します。

2015843

実際にカットする材料をベースに当ててみて
刃先の出を調整しますが、

板の下からノコ刃の刃先が

5mm~10mmくらい出るように刃先の
出を調整します。

 

調整はブレードケースに付いている調節ネジ
を緩めて、

ベースを上下に動かして調節します。

 

板の下からあまり多く刃先を出しますと、
切り口がきたなくなります。

また板とノコ刃の接する面も大きくなり、
キックバックが起こりやすくなります。

②ノコ刃の角度の調整

角度を付けてカットする場合を除いて、
通常のカットの場合は、

ノコ刃はベースに対して直角になるように
調整してください。

2015842

サシガネ、又はスコヤを使って直角を確認します。

直角になっていない場合は、角度調節ネジを
緩めて調整します。

 

ノコ刃の調整が終わりましたら、

再度ブレードを取り付けているボルトが
しっかり締められており、

ガタツキがないか確認をしましょう。

キックバックを起さない材料の置き方

丸ノコは電動工具の中で一番危険度の高い
工具と言われています。

その理由は、キックバックを起こしやすい
工具だからです。

 

キックバックとは、切断中に何らかの理由で
ノコ刃に大きな抵抗がかかり、

反動で丸ノコ本体が押し戻される現象です。

 

丸ノコは、持っている人の方に押し戻され
ますので、

キックバックが大きいと、身体に触れて
思わぬ大怪我をする場合があります。

キックバックを防ぐには、

まず第一に材料の固定方法にあります。

 

材料の固定方法については、

ノコギリの構造、種類と使い方

「台の設置方法」にも書いていますが、

切り進んでいった場合に、材料がノコ刃を
締め付けることがないように設置する必要があります。

 

まず、避けなくてはいけないのが下記の
設置方法
です。

marunoko1

たとえば上記の様な長い板をカットする場合
何かしらの台に載せてカットしますが、

カットする位置の両側に台を設置して
カットしてはいけません。

 

上記のように設置しますと、

下記の図のように、切り進んでいくと材料が
V字型に折れてノコ刃を締め付けてしまいます。

marunoko2

実は、この状態が一番キックバックを
起こしやすい
状況となります。

 

丸ノコのノコ刃は、側面をノコ刃側から見た
場合、左回転しています。

つまり、左回転しているノコ刃に大きな抵抗
がかかりますと、

丸ノコ本体には人の方に押し戻そうとする
力がかかります。

 

丸ノコのモーターには強力なモーターが
付いていますので、

特に材料が大きくて重たい場合などは、

反動で丸ノコが人の身体に触れる危険性が
あり、大きな怪我の原因になります。

 

これを避けるためには、材料がノコ刃を
締め付けないような台の設置方法を行う必要
があります。

それは、以下のような台の設置方法となります。

marunoko3

カットする場合は、上記の図のように、

切り落とす側の板をフリーの状態にするのが
原則となります。

 

そうしますと、下の図のように切り進んで
いくうちに切り落とす側の板の左端は
下がっていきますので、

丸ノコのノコ刃を締め付けることはありません。

marunoko4

ただしここで気をつけないといけない事があります。

このまま切り進んでいきますと、

特に設置した台の高さが高い場合や、
切り落とす板の重さが重い場合ですが、

下の図のように完全に切り落とす前に、

カット部分の切り残す側の下の部分が、
下の図のように裂けてしまう場合があります。

 

こうなってしまいますと、

せっかくの切り残す側の板が裂けてしまい
使えなくなってしまいます。

noko5

上記のように裂けることを防ぐには、

下記の図のように、完全にフリーにする
のではなく、

切り落とす側の下にも台を設置することを
オススメします。

marunoko5

marunoko6

切り落とす側に設置する台は、3の1ヵ所でも
良いですが、おすすめは4も加えて、

2箇所設置する方法です。

どちらの場合も、ポイントは上記の図に
書いているように、1と2の台よりも

数mm(2~3mm)低い台を使用し、
材料との間にすき間を作る
ことです。

 

こうすることによって、

材料がノコ刃を締め付けることはなく、

なお且つ切り落とした材料を安定して
受け止めることが出来ます。

 

台の設置方法ともう一つ重要なことがあります。

それは、カットする時に材料が動かない
ように、しっかりと材料を固定することです。

カットしている最中に材料が動きますと、

ノコ刃と材料が接触する抵抗が大きくなり、
キックバックを起こします。

 

作業台の上でカット作業を行う場合は、

クランプ等を使用して、台(1と2)と
材料と作業台をしっかり固定してください。

固定する箇所は1箇所ではなく、
2箇所以上を固定するようにしてください。


切り進める速さ

準備が出来ましたらスイッチを入れてノコ刃
を回転させますが、

スイッチを入れるとすぐに最高速まで回転
しますので、

この状態になってから材料に刃先を当てて
切り始めます。

 

間違っても、

最初に材料にノコ刃の刃先を当てた状態で
スイッチを入れてはいけません。

刃先を当てた状態でスイッチ入れると、

確実にキックバックを起こします。

 

切り始めたら、あとは切り終わるまで
ゆっくりと切り進めてください。

あわててはいけません。

とにかくゆっくり切り進めることが大切です。

 

また木材には、見えないところに節がある
場合があります。

節は硬いので、早く進めるとキックバックを
起こす場合もありますので、

なおさらゆっくり押し進める必要があります。

真っ直ぐに切る

丸ノコは曲線カットは出来ませんので、
基本真っ直ぐ切るのですが、

真っ直ぐに切るのはいがいと難しく、

特に合板などを長い距離を切る場合は、
なかなかキレイに真っ直ぐには切れません。

その場合は、材料に墨線を引き、

墨線に沿って切るようにするとキレイに切れます。

 

そのときに利用するのが丸ノコの先っちょに
ついている切り欠き(ガイド)です。

2015861

私の持っている丸ノコはかなり旧式ですので、

最近のものは、形や合わせ方は変わっている
かもしれませんが、

丸ノコの先端に上記の写真のような

2つの切り欠き(ミゾ)の付いたガイドが
取り付けられています。

 

丸ノコは、カットするとき刃先が見えません
ので、

上記のガイドに墨線を合わせてカットします。

 

その場合に、ノコ刃とガイドとの位置関係を
正確に把握しておく必要があります。

私の丸ノコの場合は下記の図のようになっています。

marunoko7

上の図は、丸ノコをを実際に手に持った時の
丸ノコの上から見た図ですが、

ブレード(ノコ刃)の左側面がガイドの右側
の大きい切り欠きの中心になっています。

全ての丸ノコが上記のようになっているか
どうかは分かりませんので、

お持ちの丸ノコを確認してください。

 

ノコ刃に定規を当てると分かりますが、

合板などを使って試し切りをして
正確に把握しておいた方が良いでしょう。

 

切り過ぎて必要な長さが足らなくならない
ように、

墨線を残すように切るのがコツです。

なおガイドの切り欠きの内、

左側の小さい方は、丸ノコを45°に傾斜
させてカットする場合に使用します。

 

また、真っ直ぐな定規を作り、材料に
しっかり固定して、

定規に添わせて丸ノコを押し進めるように
カットすれば、

なお一層きれいに真っ直ぐカットすることが
出来ます。

その他の注意点

重複する内容もありますが、

安全に使用するために以下のことに留意してください。

安全に使用するための注意点

1、コードのプラグをコンセントに
差し込んだら絶対にノコ刃には触らない。

2、休憩時、終了時はまず先にプラグを
コンセントから抜く。

3、ノコ刃の交換、調整時も必ず
コンセントから抜いて作業を行う。

4、切れ味の悪くなったノコ刃は使用しない。

5、コンセントに差し込んだまま持ち歩かない。

6、足元を常に整理整頓し、
つまづいたり、転んだりすることがない
ようにしておく。


 

ノコ刃(ブレード)の種類

ノコ刃(ブレード)には、

切断する材料によって木工用、金属用、
石材用、プラスティック用など、

種々のブレードがありますので、

カットする材料によって適切なノコ刃を
選択してください。

 

ノコ刃のサイズの選択にあたっては、

本体の丸ノコに合うブレードを選択する必要
がありますが、

選択に当たっては、

外径と取り付ける穴の径が本体に合っている
必要があります。

 

国産の外径が180mmøまでのものに
ついては、

中心の取り付け穴の径は、

19mmøと20mmøがあります。

2015781

上記の写真は私が所有する丸ノコの中心の
ノコ刃を取り付ける部分を拡大したもの
ですが、

この場合は19mmøとなっています。

 

木工用として使われるブレードには幾つか
種類がありますが、

現在よく使われているのは、
チップソーブレードと呼ばれているものです。

ノコ刃の先端にノコ身より少し厚い鋭利な
ものが付いています。

 

この部分はソーチップと呼ばれているもので

普通の鋼よりも硬いタングステンカーバイト
鋼などが使われており、

切り口が非常に滑らかでキレイにカットする
ことが出来ます。

2015782
チップソーブレード

ノコ刃の先端のひとつひとつによく研がれた
チップが付いており、

これが切れ味を良くしており、

永く使用して切れ味が落ちた場合は研磨する
ことによって、

再度良い切れ味を取り戻すことができます。

 

また、ノコ刃に数ヶ所切込みのミゾが
付けられていますが、

回転時の音の抑制と回転をスムーズにする
ためのものです。


 

ノコ刃の交換、取り付け

丸ノコはノコ刃を交換することで、

木材以外のさざまな材質の素材をカットする
ことができます。

 

また、ノコ刃の切れ味が落ちた場合は、
交換する必要がありますので、

ノコ刃はご自身で交換できるように
しておきたいものです。

簡単ですので交換の手順をご説明します。

コンセントから電源コードを抜く

ブレードの交換をする場合は、

まず最初にコンセントから電源コードを抜き

誤ってスイッチが入っても絶対にブレードが
回転することがないようにします。

これを確認してから交換作業にはいります。

スピンドルロックレバーを押してノコ刃を固定する

2015831

モーターハウジング部の横に付いている
スピンドルロックレバーを軽く押しながら

ブレードを手で回すと、カッチと固定できる
箇所があります。

スパナでボルトを緩める

2015832

カッチと固定できたところで
スピンドルロックレバーを強く押し、

ブレードが回転しないようにして、

スパナ又はレンチでブレードを固定している
中央のボルトを緩めます。

2015833

ボルトを緩めて引き抜くとブレードを
押さえている円盤状のものがあります。

これはフランジと呼ばれているものですが、
フランジを外します。

ブレードを本体から外す

2015834

フランジを外すとブレードだけになります
ので、安全カバーを上に上げて

ブレードを外します。

2015835

ブレードを外した状態です。

2015836

左から、交換に使用したスパナ、フランジ、
ボルト となります。

取り付ける場合は、外したときと逆の順番で
取り付けます。


 

丸ノコの各部の名称

丸ノコの各部の名称は以下の写真のようになります。

 

丸ノコの種類

普通タイプ

最も一般的に使われている丸ノコで、

用意されているいろいろなノコ刃(ブレード)
を交換することによって

木材以外にも合板、プラスチック、トタン板
などをカットすることが出来ます。

 

ノコ刃の径の大きさはいろいろ有りますが、

一般的によく使われているのは、
直径が160mmøと180mmøのものです。

 

200mmø以上のものもありますが、
重量も重たくなりプロ向きの丸ノコになります。

私は最近は丸ノコを使う機会は少ない
のですが、

使用していたのは180mmøのものです。

2015721

小型高速タイプ

小型高速タイプは、1万回転以上の高速で
回転し、

ノコ刃の径が110mmø程度の丸ノコと
なります。

硬い材料をカットするのに向いており、

アルミ板、トタン板、タイルなどのカットが
出来ます。

ウォームドライブソー

モーターの回転をブレードに伝える方法に
ウォームギアを使っている丸ノコです。

ウォームギアとは、ねじ歯車(ウォーム)と
はす歯歯車(ウォームホイール)を
組み合わせたもので、

大きな減速比が得られるのが特徴です。

 

ウォームドライブソーの特徴としては、

キックバックが起こらないことと、
切断力が強力であることで、

一般の丸ノコでは切断が難しいものや金属、
石材などのカットに使用されており、

板材のカットに使用されることはあまりありません。

ベンチ丸ノコ

ベンチ丸ノコは、本体が台に固定されており、

台のテーブル面の下からブレードが出ている
構造になっています。

したがってカットする際は、

材料を手に持ってテーブル面をガイドに
添って滑らせながらカットしていきます。

 

一般の丸ノコの場合は、切り粉が身体から
遠ざかるように飛んでいきますが、

ベンチ丸ノコの場合は、切り粉が身体の方に
飛んでくるように取り付けられていますので、

金属や石材をカットするときは危険なので
保護具を着用するなどの注意が必要です。

 

良い点としては、ブレードが固定されて
いますので、

ガイドを使ってカットすれば、
丸ノコを手で持ってカットするより正確に
キレイにカットできます。

 

まとめ

丸ノコは危険度の高い電動工具ですが、

基本を守って安全に使用すれば大変威力を
発揮する工具です。

正しい使い方を守って木工DIYを楽しみましょう。

 

丸ノコは、よく使用する基本的な電動工具
ですが、

その他にはドライバードリル、ジグソーが、
持っていると便利な電動工具となります。

下記のページに道具、工具類をまとめて
ありますのでチェックしてみて下さい。

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