【ドアノブ交換】円筒錠の仕組みと構造、外し方。
この記事では、円筒錠の仕組みと構造、そして交換の際の外し方についてご紹介します。
この記事を書いた人:りょう(DIYアドバイザー)
円筒錠の仕組み
① 一つ目の円筒錠の特徴は、室内側からの施錠、開錠を
プッシュボタンを押して行います。
チューブラ錠がサムターンを回して行うところが、異なるところです。
ノブを回してラッチボルトの出し入れをすることは、
チューブラ錠と同じです。
② 二つ目の特徴として、ケース本体が円筒形をしています。
チューブラ錠と比べると違いがよく分かります。
③ ケース本体とラッチが分離している。
上記の写真のようにケース本体とラッチが分離できるようになっています。
この部分が、取り付ける際にやや面倒なところです。
円筒錠の構造
円筒錠の構造は、チューブラ錠よりやや複雑になります。
円筒錠を分解すると下記の写真の部品に分解できます。
室外側ノブはケース本体と一体となっています。
特徴の一つですが、ケース本体とラッチボルトが分離できる
ようになっています。
室内側は、内側から丸座裏金、丸座、ノブで構成されています。
円筒錠の外し方
円筒錠の外し方の手順をご紹介しますが、交換のために
新たに円筒錠を購入される場合は、現在の円筒錠の下記の
寸法を確認しておいてください。
円筒錠の交換に必要な確認しておくべき寸法は、ドアの厚み、
フロント幅、フロントの高さ、フロントのビスピッチ、
バックセットの各寸法となります。
円筒錠の外し方の手順は以下のようになります。
① 室内側のノブを外す。
室内側のノブの付け根に小さな円形、又は楕円形の小さな穴があります。
この穴にピンを差し込むと、バネのように沈む部分がある
ので、そこを押しながらノブを引き抜きます。
ピンは購入した円筒錠に付属していますが、ない場合は
千枚通しなどの先が尖ったもので代用できます。
上記が室内側のノブを外したところです。
次に丸座を外します。
② 丸座を外す。
丸座の側面に1か所欠き取った部分があるので、
そこにドライバーなどを差し込んでこじ起して丸座を外す。
上記の写真が、丸座の側面が欠き取られた部分です。
ここにマイナスドライバーの先などを差し込んで、
こじ起こすと簡単に外れます。
③ 丸座裏金を外す。
丸座を外すと丸座裏金が見えます。
丸座裏金は、上下2本の小ネジでケース本体と固定されています。
丸座裏金を止めているネジを外して丸座裏金を取り外す。
④室外側のノブを引き抜く。
丸座裏金を止めているネジを外すと、外側のノブの固定も
解除されますので、引き抜いて外します。
⑤ フロントを外す。
最後にドアの前側に付いているフロントを外します。
フロントを取り付けている上下2か所のネジを外して、
フロントを取り外します。
以上で円筒錠の取り外しが完了となります。