今回は、車載用の折りたためる脚の付いた木製のローテーブルを手作りしました。
アウトドアに出かけた際に、車内で食事などをするときに使用するものです。
また、キャンプなどで車中泊する場合には、ベッドとしても利用します。
車はデリカD5ですが、サードシートを取り外した場所に置きます。
それでは制作の順にご紹介します。
天板の制作
今回のテーブルの制作の素材はパイン集成材を使用しました。
まず最初に天板を作成します。
天板の奥行きは600mmですが、300mm巾を2枚接着剤で貼り合わせ、金具で補強しています。


ハタガネを使って2枚を圧着し、翌日外します。
はみ出した接着剤はきれいに取り除きます。

次に4つのコーナーに丸みを付けるため、コンパスを使ってアールを書きます。

ノコギリを使って角を落とし、カンナで仕上げます。


次にトリマーを使って、天板の周囲の上下の面取りを行います。

サンドペーパーで仕上げます。

生地のサンダーは240番で研磨し、最終仕上げは400番を使用しています。

天板の裏に反り止めと補強を兼ねた金具を取り付けます。

1本の金具について4本の木ネジで固定します。

脚の制作
次に天板に取り付ける脚を作ります。
脚は専用の折りたたみ金具を使い、折りたたみ式としました。
使用しないときは脚を折り畳み、座席の間に収納します。
まず必要な寸法に長さをカットします。

根本の折りたたみ金具を取り付ける部分は、板を2枚重ね丈夫にします。


同じものを4本作ります。
4本同時にクランプで挟んで接着させます。

接着が固まれば4本の脚の出来上がりです。

貼り合わせた部分をカットし、脚の長さをそろえます。

脚の周囲をカンナで面取りし、サンドペーパーで仕上げます。


塗装
塗装は、クリアーのオイルを使用し、塗り方は艶出しのために上下とも2回塗りとしています。



天板の1回目の塗装した直後には400番の耐水ペーパーを使用して研磨し、木の粉が隙間に入り滑らかさを向上させています。


折りたたみ金具の取り付け
脚に折りたたみ金具を取り付けます。

4本とも同じように取り付けます。

天板へ脚の取り付け
折りたたみ金具を取り付けた脚を天板に取り付けます。
まず取り付ける脚の位置を決めます。
折りたたんだ時に脚が当たらないようにします。


位置が決まったら木ネジで固定します。

全ての脚の取り付けができました。

折りたたんだ状態はこのようになります。

テーブルの下にはキャンプ道具などの荷物が収納できるようにしています。


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