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撮影モードでは露出方法を決め、ドライブモードでシャッターの切り方を決めます。

露出を決定する要素については、「測光と露出とは密接な関係にあります。」でも解説していますが、「絞り」、「シャッタースピード」、「ISO感度」の3つの要素の組み合わせによって決定されます。

上記の内、「ISO感度」については、それぞれの方の撮影方法、スタイルよって決められておられるかと思います。

 

私の場合は、晴れた日の屋外での撮影では、ISO感度は概ね100に設定して撮影しています。

屋外でも少し暗いと感じた場合や、薄暗い室内での撮影の場合は、ISO感度をオートにして、少し感度を高めにして撮影しています。

 

特に手持ち撮影している場合、暗いシーンの場合にISO感度を100に設定しているとシャッタースピードが遅くなり手ぶれの原因になって失敗した経験があります。

したがって暗いシーンや薄暗い室内での撮影では、ISO感度をオート、又はシャッタースピードを確認しながらISO感度を決める場合もあります。

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撮影モード

ISO感度の次には、絞りとシャッタースピードを決めますが、絞りとシャッタースピードの組み合わせによる露出の決定に撮影モードというのがあります。

現在のほぼ全てのデジタルカメラにおいては、自動露出制御機構(AE)が搭載されており、基本的には、露出決定はカメラが全て行ってくれます。

 

したがって、わざわざ撮影者が露出を決めなくても良いようになっていますが、それでは撮影者の意図を写真に反映させるのは難しくなってきます。

そこで撮影モードの分け方には、自分(撮影者)が決めるかカメラが決めるかによって幾つかありますが、主なものは、プログラムAE、絞り優先AE、シャッタースピード優先AE、マニュアル露出の4つの撮影モードになります。

モードダイヤル

一般的には撮影モードを決めるには、モードダイヤルによって行います。

 

2016183

上記の写真は、Canon EOS 50D のモードダイヤルとなります。

 

2016186

上記の写真は、Canon EOS 5D MarkⅢ のモードダイヤルとなります。

全自動モード

50D では、「CA」、「□マーク」が全自動モード、MarkⅢでは、「A+」が全自動モードになります。

全自動モードでは、カメラが撮影シーンの状況を解析して、撮影シーンに一番適した設定をカメラが自動的に行ってくれます。

絞りとシャッタースピードの設定もカメラが自動的に最適な設定をします。

したがって、撮影者が間違った設定を行わないように機能の多くが使えないようになります。

プログラムAE

50D、MarkⅢとも「P」が、プログラムAEとなります。

プログラムAEでは、全自動モードと同じように絞りとシャッタースピードは自動的に設定されますが、その他の機能は自由に撮影者が設定することが出来ます。

 

プログラムシフト

プログラムAEでは、最適な露出になるようにカメラが絞りとシャッタースピードを設定しますが、カメラが決めた設定が必ずしも撮影者の意図に合致したものとはならない場合があります。

その場合は、露出は同じで絞りとシャッタースピードの組み合わせを変更することが出来ます。

これをプログラムシフトといいます。

 

絞りとシャッタースピードの関係は、「測光と露出とは密接な関係にあります。」の「露出値」でも解説していますが、下記の表のようになっています。

 

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たとえば、露出値が「EV10」の場合の絞りとシャッタースピードの組み合わせは、「F11、1/8」「F5.6、1/30」「F2.8、1/125」というふうに、そのほかにも幾つかあります。

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絞り優先AE

50D、MarkⅢとも「Av」が、絞り優先AEとなります。

上記は、Canonの場合ですが、メーカーによっては、「A」と表示されているものもあります。

絞り優先AEでは、絞りの値は撮影者が決定して、それに対して適切なシャッタースピードをカメラが決めるモードとなります。

 

絞り優先AEは、一般的な風景撮影、人物撮影、マクロ撮影などで多く使われる撮影モードになります。

絞りの値を変化させることによって被写界深度が変わってきますので、主要被写体の前後のボケ具合を調節するのに便利なモードとなります。

シャッタースピード優先AE

50D、MarkⅢとも「Tv」が、シャッタースピード優先AEとなります。

上記は、Canonの場合ですが、メーカーによっては、「S」と表示されているものもあります。

 

シャッタースピード優先AEでは、シャッタースピードを撮影者が決定して、それに対して適切な絞り値をカメラが決めてくれる撮影モードになります。

シャッタースピード優先AEは、動きのある被写体などを撮影する場合などに使われるモードとなります。

シャッタースピードを変えることによって、動きの捉え方が変わってきます。

 

動きのある被写体に対して、早いシャッタースピードで写せば止まったように写すことが出来、遅いシャッタースピードで写せば動きを表現することが出来ます。

電車などの動いている乗り物、スポーツシーン、流れ落ちてくる滝、噴水等々を撮影するのに使われる撮影モードとなります。

マニュアル露出

50D、MarkⅢとも「M」が、マニュアル露出となります。

マニュアル露出では、絞り値もシャッタースピードも撮影者が決定しますので、自動露出機構(AE)は使いません。

 

マニュアル露出での撮影は、通常の撮影においてはあまり使うことはなく、花火や天体などの特殊なシーンを写すときなどに多く使われるようです。

私は、花火や天体のほかに、朝焼けや夕焼けを写すときなどもマニュアル露出を使って写しています。

 

マニュアル露出では、自分で絞り値とシャッタースピードを決めなければならないですが、花火の場合は、一応の目安となる数値がありますが、それ以外の初めてのシーンでは、いきなり数値を決めるには無理があります。

この場合は、プログラムAEで試し撮りしてみて、その時の絞り値とシャッタースピードの数値を参考にして、自分のイメージに合う露出値を決めるようにすると良いでしょう。

シーンモード

全てのカメラに搭載されているわけではありませんが、シーンモードというのがあります。

上記のCanonの場合では、5D MarkⅡには有りませんが、50Dのモードダイヤルで絵が描かれている部分がシーンモードになります。

 

モードダイヤルの絵は、次のような撮影に使用します。

顔の絵:人物を写す。
山の絵:風景を写す。
花の絵:花や小物を大きく写す。
走る絵:動きのあるものを写す。
人物と星の絵:夜景と人物を明るく写す。
発光禁止の絵:ストロボが使えない場所で写す。

 

シーンモードでは、それぞれのシーンに最適な絞り値とシャッタースピードの設定をカメラが自動で行ってくれる撮影モードで、プログラムAEの一つとなります。

上記は、Canon 50D の場合ですが、メーカーや機種によって多彩な撮影モードがあり、どちらかというと初心者用のカメラに搭載されることが多い撮影モードです。

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AE連動範囲

自動露出制御機構(AE)が搭載されているカメラで撮影する場合、設定可能な絞り値とシャッタースピードには範囲があります。

これをAE連動範囲といいます。

このAE連動範囲を超えるような設定を行うと、露出オーバーとなったり逆に露出アンダーとなってしまいます。

 

露出オーバーとなる場合は、ND(減光)フィルターを使ったり、露出アンダーとなる場合は、ISO感度を上げるなどの方法によって調節する必要が出てきます。

また極端にシャッタースピードが遅くなる場合は、三脚も必要になってきます。

 

ドライブモード

ドライブモードでは、シャッターの切り方を決めます。

シャッターの切り方には大きく分けて、1コマ撮影、連続撮影、セルフタイマー撮影、リモート撮影、インターバル撮影があります。

1コマ撮影

1コマ撮影は、最も一般的なシャッターの切り方による撮影方法となります。

シャッターレリーズボタンを押し込むと1回シャッターが切れ、1枚の写真が撮れます。

 

再度押し込むとシャッターが切れ1枚の写真を撮るという具合に、1回シャッターボタンを押すごとに1枚の写真を撮る方法で、ワンショット、シングルドライブ、単写、1枚撮影などともいいます。

連続撮影

連続撮影では、シャッターレリーズボタンを押し込んでいる間中、連続してシャッターが切れ続ける撮影方法となります。

連続撮影は、連写、コンティニュアスドライブともいいます。

 

連続撮影の性能を表すのに、1秒間に何枚連続撮影が出来るかという撮影速度を用いています。

デジタル一眼レフカメラの場合で、平均的には1秒間に5枚前後となり、早いカメラで10枚前後といったところです。

 

デジタルカメラによって写された画像データは、最終的にはメモリカードなどの記録メディアに保存されますが、記録メディアへの書き込み速度は遅いので、一旦本体に内蔵されているバッファメモリーと呼ばれる記憶回路に保存されます。

 

その後、撮影状況や回路の状況等を見ながら記録メディアに保存されます。

したがって連続撮影の速度は、画像処理回路での処理能力やバッファメモリーの処理速度に影響されます。

セルフタイマー撮影

セルフタイマー撮影は、シャッターレリーズボタンを押し込んだ後に、何秒かしてシャッターが切れるようにした撮影方法です。

秒数については、2秒と10秒というのが一般的ですが、その他に5秒、20秒に設定出来るカメラもあり、また希望に合わせて自由に設定出来るカメラもあります。

 

一般的によく使われるのは、シャッターを押し込んで10秒後にシャッターが切れる撮影ですが、これは撮影者も含めた集合写真を撮るときに用いられます。
 
2秒というのは、シャッターを押すときに生じるカメラブレを避ける方法として使います。

 

特に三脚を使用して撮影する場合などに、カメラブレを避けるために、シャッターを押し込んで2秒後にシャッターが切れるように設定して撮影します。

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リモート撮影

リモート撮影には、有線式のものと無線式のものがあります。

有線式のものは、カメラボディの側面などに設置されている端子に接続して電気的にシャッターを切ります。

ケーブルの長さは長いものは10m近いものもありますが、一般的には数十cm程度ですので、使用目的としてはカメラブレを防ぐために使用します。

 

無線式のものは、主に赤外線を使っていますが、例えばキヤノンのワイヤレスコントローラー LC-5 の場合は、100m先まで赤外線を飛ばすことが出来ます。

したがって撮影者を含めた集合写真を撮るのに使いますが、野鳥や動物などを撮るときなどにカメラから離れて写せますので警戒されずに写すことが出来ます。

 

また最近のデジタルカメラは、Wi-Fi 機能が搭載されるようになりましたので、スマートフォンを使ってのリモート撮影が簡単に行えるようになっています。

インターバル撮影

インターバル撮影とは、ある一定の間隔の時間で長時間撮影する方法です。

インターバル撮影では、撮影が長時間になりますので、カメラが動かないように三脚にしっかり固定した状態で行います。

 

間隔の時間は、被写体によって変わってきますが、数秒から数十分などいろいろあるかと思いますが、例えば天体の星の動きやある風景の1日の変化、花の開く様子などを撮影する場合などに使用します。

 

まとめ

全自動モード、又はプログラムAEであれば、カメラが設定を全て行ってくれますので、失敗をすることはありませんが、少し物足りなさを感じるようであれば、絞り優先AEで撮られることをお勧めします。

撮影モードを絞り優先AEして撮影すれば、大きくAE連動範囲を外れることもありません。

ただし、絞り優先AEの場合でもシャッタースピードは常に確認しておく必要があります。

極端にシャッタースピードが遅くなって、手ぶれが心配の場合は、三脚を使ったり、ISO感度を上げてシャッタースピードを速くなるようにしましょう。

 

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