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シングルレバー混合栓のカートリッジの交換方法。

水栓は永く使っていると水漏れが発生する場合があります。

シングルレバー混合栓の場合は、中に入っているカートリッジを新しいものに

交換することによって、水漏れを修理することが出来ます。

この記事では、TOTOの台所用シングルレバー混合栓TK50型のカートリッジの

交換方法についてご紹介します。

 
この記事を書いた人
山根良治 DIYアドバイザー



シングルレバー混合栓について。

シングルレバー混合栓が水漏れする場合は、中に入っているカートリッジと呼ばれている

部品を一式交換することによって、水漏れを直すことができます。

ただこのカートリッジは、メーカーや型番等によってさまざまなタイプがあります。

それによってカートリッジの形が異なり、交換方法や必要な工具なども変わってきます。


今回ご紹介するのは、TOTOの台所用シングルレバー混合栓TK50型 のカートリッジの

交換方法についてご紹介します。

TK50型

上記の写真がTOTOのTK50型の台所用シングルレバー混合栓となります。

TK51型も同じ形となります。

レバーハンドルとスパウトが分かれています。


TK50型とTK51型は、レバーハンドルとスパウトが分かれていますが、

一体となっている型もありますので、確認してください。


今回の交換のために購入したTOTOのカートリッジは、THY582N で、

上吐水用のカートリッジです。

TOTO カートリッジ THY582N 上吐水用

TOTO のTHY582N は、TK50型、TK51型の他にも、以下の型が使用可能となっています。

TKF30U型、 TKF31U型、TKF33U型、TKG30U型、 TKG31U型、TKG32U型、
TKW31P型、TKW32P型、TLJ30U型、TLJ31U型、TLP30U型、TLP31U型
TLF30U型、

上記の型のシングルレバー混合栓をお使いの方は、TOTO のTHY582N が使用できます。



シングルレバー混合栓のカートリッジの交換方法

TK50型のカートリッジの交換方法については下記の動画でもご紹介しています。

合わせて見て頂くとよく分かると思います。

TK50型・カートリッジ交換方法

元栓を締める。

まず最初に、水が出ないように元栓を締めます。

シンクの下のキヤビネット等の扉を開けると見えます。

元栓

上記の写真が元栓となります。

水用とお湯用の2つありますので、時計回りに回して、しっかり締めます。

写真のものは、マイナスのドライバーを使って回しますが、ハンドルが付いていて

手で回せるものもあります。

元栓を締める

元栓を締めましたら、水が出ないことを確認してください。

水が出ないことを確認

レバーハンドルを引き抜く

水が出ないことが確認できましたら、次に現在付いているレバーハンドルを

引き抜きます。

レバーハンドルを引き抜く

下側の本体をしっかり押さえて、レバーハンドルを真上に引き抜きます。

固い場合は、レバーハンドルを少し左右にゆらしながら、上に引き上げてください。

引き抜くと、レバーハンドルには四角い穴が付いています。

レバーハンドルに付いている四角い穴

本体には、レバーハンドルの四角い穴に入る四角いメタル製の軸が付いています。

四角いメタル製の軸
本体拡大写真

上記の写真が、軸が付いている本体の部分を拡大したものです。


カートリッジ押さえを取り外す。

次にカートリッジ押さえと中に入っている部品を外していきます。

周囲をおおっているものが「カートリッジ押さえ」と言われるものです。

カートリッジ押さえと、中に入っている部品には、4つのタイプがあります。

① ストッパータイプ
② ストッパータイプ 止めばね付き
③ 六角タイプ
④ ボックスタイプ

以上の4つのタイプがあります。

タイプによって、中に入っている部品とカートリッジ押さえの外し方が異なっています。

③ 六角タイプ

写真でご紹介しています私の場合は、

カートリッジ押さえの口が六角で、中の部品が、止めばね、スペーサー、

ストッパーとなっています。

このタイプからご紹介します。

六角タイプ(ストッパー、止めばね、スペーサー付き)

中の部品は、上から止めばね、スペーサー、ストッパーの順になっています。

まず最初に止めばねを外します。

マイナスドライバー等を差し込んで、ばねを内側にずらすと外れます。

止めばね

上記の写真が、「止めばね」です。


次にスペーサーを外します。

スペーサーは置いてあるだけですので、マイナスドライバー等で引っ掛けて

持ち上げてください。

スペーサー

上記の写真が、スペーサーです。


次にストッパーを外します。

ストッパー

上記の白いプラスチックがストッパーです。

ストッパーは、周囲がギザギザとなっており、カートリッジ押さえのギザギザと

かみ合っています。


一部左側に直線部があります。

また奥側には切り欠いた凹部があり、手前には突起部があります。


ご紹介しています混合栓は、レバーハンドルを上に上げると水が出る「上吐水」となります。

上記のストッパーは、「上吐水」の場合の配置となりますので、

凹部、直線部、突起部 の位置を覚えておいてください。


レバーハンドルを下げると水が出る「下吐水」の場合は、

上下左右が逆となります。

新しいカートリッジを取り付ける際に、同じように取り付けます。


左側の直線部とカートリッジ押さえの間にすき間がありますので、

ここにマイナスドライバー等を差し込んでこじ起して外してください。

ストッパー

上記がストッパーです。

以上で中の部品を外すことができました。

ストッパー、スペーサー、止めばね

なお、外しました止めばね、スペーサー、ストッパーは、

交換する新しいカートリッジを取り付ける際に、再利用しますので、

なくさないようにしてください。


次に、カートリッジ押さえを外します。

六角タイプの場合は、外すのに工具が必要です。

ウォーターポンププライヤーか、モーターレンチを用意してください。

ウォーターポンププライヤー

上記が、ウォーターポンププライヤーです。

私は、これを使って外しました。

水周り関係の作業にはよく使いますので、安価ですし、お持ちでない方は

そろえておかれと良いと思います。


六角になっている部分をつかみ、反時計回りに回して外します。

反時計回りに回す

下記が、カートリッジ押さえです。

カートリッジ押さえ

カートリッジ押さえを外すとこのようになっています。

見えるのがカートリッジで、中央にはレバーハンドルを取り付ける軸が付いています。

① ストッパータイプ

ストッパータイプの場合は、中にストッパーだけが入っています。

止めばね、スペーサーは付いていません。


マイナスのドライバー等ですき間に差し込みこじ起すと簡単に取れます。

ストッパーが取れましたら、「カートリッジ押さえ」を手で反時計回りに

回して取り外します。

② ストッパータイプ 止めばね付き

ストッパータイプ 止めばね付きの場合は、六角タイプの場合と同様に、止めばね、

スペーサー、ストッパーが付いています。

六角タイプの場合と同様の方法で、 これらの3つの部品を取り外します。


カートリッジ押さえは、ストッパータイプと同様に、手で回して取り外します。

カートリッジ押さえの上に座金が付いているタイプのものがあります。

座金が付いている場合は、外します。


なお、取り外した部品は、交換する新しいカートリッジを取り付けるのに使用しますので、

無くさないでください。

④ ボックスタイプ

ボックスタイプの場合は、別売になっている専用の工具を使って、

カートリッジ押さえを外します。

専用の工具は、「TZ39」と呼ばれるもので下記の写真です。

カートリッジを取り外す。

それぞれのタイプのカートリッジ押さえを外すことができましたら、

本体のカートリッジを取り外します。

カートリッジは、差し込んであるだけですので、上に持ち上げると取れます。

ただ永い期間押さえて固定されていましたので、引っ付いて取れない場合が多々あります。

この場合は、手前に切り欠いた部分がありますので、ここにマイナスドライバー等を

差し込んでこじ起すと外れます。

下記がカートリッジです。

カートリッジ

フレアパッキン、ばねを取り外す。

カートリッジの下に、もう2つ部品があります。

フレアパッキンとばねです。

カートリッジを取り外した中を見ると、上記の写真のような赤いリング状のものが

2つあります。

これは、フレアパッキンと呼ばれるもので、この下に、ばねがあります。

なおご紹介のフレアパッキンは、赤色ですが黒色のものもあります。


上記のフレアパッキンとばねを外しますが、両方とも置いてあるだけなので、

なにか細い棒か、先を曲げた針金等で引っ掛けてはずします。

私は、つまようじを使いました。

フレアパッキン、ばね

ばねを包み込むようにバネの上にフレアパッキンが置いてあります。

また、フレアパッキンとばねは、上下があります。

上記の写真で、見えている方が上になります。

フレアパッキンを下から見ると、上記の写真のようになっています。

白く見えているのはリングと呼ばれるものでフレアパッキンと一体となっています。

ばねは、よく見ると分かりますが、丸の大きさが、少しだけ上が小さく、

下が大きくなっています。


取り付けた際の状態が、上記の写真の右側の状態です。

交換用の新しいフレアパッキンとばねを取り付ける際は、上下を間違わないように

置いてください。

以上で取り外し作業は完了となります。


新しいものと交換する。

新しい交換用のカートリッジを取り付ける場合は、取り外したときと逆の順序で行います。

したがって以下の順序で行います。

① フレアパッキンとばねを取り付ける。
② カートリッジを取り付ける。
③ カートリッジ押さえを取り付ける。(4タイプあり)
④ レバーハンドルを取り付ける。

フレアパッキンとばねを取り付ける。

新しく交換用に購入したTOTOのTHY582Nには、カートリッジ本体と、

フレアパッキン、ばねが2個づつ入っていますので、 フレアパッキンとばねも交換します。

フレアパッキンとばねを取り外すと、下記の写真のようになっています。

2つの丸い穴のところに、最初にばねを入れ、その後にフレアパッキンをばねに

かぶせるように取り付けます。


取り付ける方法は、下記の写真のようにつまようじのような細い棒か、

針金などにセットして、ばねが下になるように、棒の先を穴に差し込み、

フレアパッキンとばねを持っている手をはなして、棒をつたって穴に入るように

落とし込みます。

このとき、フレアパッキンとばねの上下を間違わないようにしてください。

ばねは、穴に簡単に入りますが、フレアパッキンは指で押し込んでください。

うまく取り付けができると、上記の写真のようになります。

以上でフレアパッキンとばねの取り付けは完了です。

次にカートリッジを取り付けます。

カートリッジを取り付ける。

新しく購入しましたカートリッジを取り付けます。

このとき、カートリッジの向きに注意してください。

カートリッジの「つば」と混合栓の切り欠きが合うようにします。


また、少し分かりにくいのですが、カートリッジに付いている「突起」が、

後ろ側になるようにします。

写真は、「上吐水」の場合ですが、「下吐水」の場合は、つばが後ろ側、

突起が前側となります。

途中まで差し込んだ写真が下記です。

上記はカートリッジが少し浮いた状態となっています。

下に押し込んでもらうと下記の写真のようになります。

以上で、カートリッジの取り付けが完了です。

なお、座金が付いていた場合は、外しておいた座金を、突起に合わせて取り付けてください。


カートリッジ押さえを取り付ける。

カートリッジ押さえの取り付け方は、取り外したときと同様に、

以下の4つのタイプによって異なってきます。

① ストッパータイプ
② ストッパータイプ 止めばね付き
③ 六角タイプ
④ ボックスタイプ

それぞれ取り外したときと逆の順序で行えば簡単に出来ます。

③ 六角タイプ

カートリッジ押さえの口が六角で、中の部品が、止めばね、スペーサー、ストッパーと

なっているタイプのものからご紹介します。

まず最初に、カートリッジ押さえを手でしっかりと回して強く締めます。

次に、ウォーターポンププライヤか、モーターレンチを使って、しっかり締め込みます。

カートリッジ押さえがしっかり取り付けられたら、次に、ストッパー、スペーサー、止めばね

の順に取り付けます。


まずストッパーを取り付けますが、ストッパーの向きは下記のようになります。

取り外したときと同じ向きとなります。

上記は、上吐水の場合の向きですが、下吐水の場合は、上下左右が逆となり、

凹部が前、突起部が後ろ側、直線部が右側となります。


ストッパーの凹部が、カートリッジの突起に合うように押し込みます。

このとき、同時にストッパーの周囲のギザギザとカートリッジ押さえのギザギザを

かみ合わせます。


うまくギザギザがかみ合わない場合は、カートリッジ押さえを締め込む方向に

若干(ギザギザの山半分くらい)、だけウォーターポンププライヤを使って回してください。


したがって、前の段階でカートリッジ押さえを取り付ける際は、

ウォーターポンププライヤで完全に動かないようになるまで締め付けず、

若干でもカートリッジ押さえが動くぐらいが良いかなと思います。


基本的には、ストッパーを取り付けるとカートリッジ押さえは動かないようになっています。

ストッパーが取り付けられましたら、スペーサー、止めばね の順に取り付けます。


六角タイプのもので、ストッパーなどの部品が無いタイプの場合は、

カートリッジ押さえを最初は手で回して締めた後は、工具を使ってしっかりと

動かないように締め付けてください。

① ストッパータイプ

まず最初に、カートリッジ押さえを手でしっかりと回して強く締めます。

次に、ストッパーを取り付けます。

ストッパーの凹部とカートリッジの突起を合わせて押し込みます。


同時にギザギザもかみ合わせます。

ギザギザがうまくかみ合わない場合は、カートリッジ押さえを締め込む方向に

少しだけ回して合わせます。

② ストッパータイプ 止めばね付き

まず最初に、カートリッジ押さえを手でしっかりと回して強く締めます。

次に、ストッパー、スペーサー、止めばねの順に取り付けます。

取り付け方、方向は六角タイプの場合と同じです。

④ ボックスタイプ

まず最初に、カートリッジ押さえを手でしっかりと回して強く締めます。

次に、専用工具のTZ39を使って、しっかりと動かないように締め付けます。

以上でボックスタイプは完了です。

レバーハンドルを取り付ける。

レバーハンドルの取り付けは、カートリッジの先から出ている四角いレバーに、

レバーハンドルの四角い穴に合わせて、レバーハンドルを下に押し込むだけです。

メタル製の四角いレバーに付いているミゾが両サイドにあることを確認して、

レバーハンドルが手前になるように、押し込んでください。

「カチッ」と音がするところまで押し込んでください。

レバーハンドルが抜けなければ完了です。

2つある元栓をゆるめて、水漏れがないことを確認してください。

また、レバーハンドルを上下左右に動かして正常に水が出ることを確認してください。

異常がなければ、カートリッジの交換作業は、以上で終了です。

まとめ

シングレバー混合栓の水漏れは、カートリッジを交換することによって直すことができます。

ただ、 シングレバー混合栓の 型によってカートリッジの種類があり、交換方法も異なります。

適合する交換用のカートリッジさえわかれば交換作業は、難しくありません。

その際は、ぜひチャレンジしてください。

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