キッチンリフォームの基礎知識と完成まで。

キッチンのリフォームをしたいと思われたことはありませんか?

最初は良いと思っていたキッチンも、家族が増えたり、年月が経過するといろいろと不便に感じるところもでてくるのではないでしょうか。

キッチンは家族のために、毎日の料理を作る大切な場所です。


また料理を作るあなたにとっても、キッチンは最も大切な所でもあります。

そんな場所だからこそ料理をするあなたにとって、キッチンは常にベストな状態にしておきたいものです。

このページでは、キッチンに不便や悩みがあり、リフォームを考えておられるあなたのために、キッチンリフォームの基礎知識から完成までキッチンリフォームに必要なことをご紹介しています。

                                  りょう(DIYアドバイザー)

目次

キッチンリフォームをする前に知っておきたい基礎知識

リフォームは、現在あなたがお住まいになっている建物の種類によってリフォーム出来る範囲が変わってきます。

大きく分けて、一戸建てとマンションがありますが、その中でも構造や工法によってリフォームの自由度は変わってきます。

一戸建て

一戸建ての場合は、マンションに比べてリフォーム出来る範囲は広くなります。

しかし、キッチンリフォームは給排水管が必要になりますので、建物の状況によっては制限があります。

一戸建ての構造、工法の違いによるリフォームの自由度の違いは以下のようになります。

軸組工法

日本で昔から行われている木造住宅の工法で、在来工法とも呼ばれており木造住宅の中で最も多い工法となっています。

柱と梁によって建物が支えられており、自由度は高い工法となります。

2×4工法

北米での木造住宅に採用されている工法で、枠組壁工法とも呼ばれ、枠材と合板によって造られたパネルによって建物が支えられています。

耐力壁によって支えられていますので、開口部の大きさに制限がありますので、軸組工法に比べて制約が多い工法となります。

プレハブ工法

それぞれの部屋のパーツを工場で造り、現場で組み立てる工法です。

鉄骨系は自由度は高いですが、木質系、コンクリート系は壁で支える構造となっていますので、自由度は低くなります。

鉄筋コンクリート造

鉄筋コンクリート造にも柱と梁によるラーメン構造と壁式構造のものがあります。

ラーメン構造の方が壁に頼らない分自由度は高くなります。

鉄骨造

鉄骨造には部材の違いによって、重量鉄骨と軽量鉄骨があります。

軽量鉄骨の場合は耐力壁が必要となるため、重量鉄骨に比べて自由度は低くなります。

マンション

マンションの場合は、複数の方が居住されており、専有部分と共用部分があります。

リフォーム出来るのは専有部分のみですが、キッチンリフォームは専有部分になりますのでリフォームは可能です。

マンションの構造にも柱と梁によるラーメン構造と壁式構造のものがあります。

ラーメン構造のものはほとんどの間仕切り壁の移動が可能ですので、自由度は高くなります。

その反面、壁式構造のマンションは、移動できない耐力壁がありますので自由度は低くなります。

キッチンリフォームの流れ

全てのリフォームについて言えることですが、まず初めにキッチンのリフォームの流れを確認します。

それぞれの段階で行うべきことを整理し、もれが無いようにキッチンリフォームのプランを立てましょう。

完成までの流れは以下のようになります。

情報収集・立案→リフォーム会社選び→自宅訪問→見積もり→プラン決定→契約→工事開始→完成

情報収集・立案

まず初めに実際にキッチンを使用されているあなたの不満点、不便なところ、悩み、困りごとなど全て書き出しましょう。

またパートナーや子供たち、ご家族の考えも聞いてみましょう。

そしてそこで出てきた問題点を解決するにはどのような方法があるのか探っていく必要があります。

そのためには、まずキッチンに関する情報を集めましょう。


まずは、各メーカーから出されているキッチンのカタログやパンフレットを集めます。

またメーカーにはキッチンを展示しているショールームがありますので、実物を見て、触ってチェックしてみましょう。

この段階で、かなりあなたの不満点や悩み事は解決できるのではないでしょうか。


またせっかくキッチンリフォームをするのですから、より使いやすく、便利で楽しくお料理が出来るようなプランを考えてみましょう。

そのためには、お料理に関する人の動き(動線)を考えてみると分かりやすいと思います。

動線を考える場合は、あなたや家族の動きとそれぞれの場所での作業内容を考えてみましょう。

① 料理の準備

●料理の買い物から帰ってきて食材を置いておくまでの動線に問題はないか。

●食材を置いておくスペースは確保出来ているか。

●パントリーは必要か不要か。

●勝手口の位置は現状で良いか、移動した方が良いか。

② 料理を作る

●ワークトライアングル(後述)を参考に、キッチンのレイアウトを決める。

●キッチンのワークトップの高さは原状で良いか、変更したほうが良いか検討しましょう。

ワークトップの高さが高すぎると料理の作業がしにくくなり、低すぎると腰に負担がかかります。

使いやすいワークトップの高さの目安は、身長÷2+5cm と言われています。

身長160cmの方の場合は、160÷2+5=85cm となります。

上記の数字は一応の目安となるものですので、実際にはショールームで見て確認しましょう。

●ワークトップの作業スペース(通常80cm前後)の広さは十分か。

●吊戸棚の位置、サイズ、容量は適切か、また物の出し入れに問題はないか。

●ワークトップ下の引き出しの収納は十分か。

●大まかなプランが決まったら、実現できそうなメーカー、モデルの候補を複数ピックアップしましょう。

③ 料理を運ぶ

●キッチンのレイアウトで2列型や対面式の場合、2列の間隔は、一人で調理の場合は90cm二人の場合は120cm程度が必要と言われています。

●車椅子での使用の場合も120cm程度の間隔が必要となります。

●ダイニングテーブルの周辺のイスの出し入れなどの間隔もチェックしておきましょう。

④ 食事をする

●キッチンとダイニング、リビングとのつながり方には、クローズドキッチンオープンキッチンセミオープンキッチンの3つのスタイルがあります。

●キッチンを見せるのか見せないのか、コミニュケーションのとり方、臭いや空調の問題などを総合的にご家族と相談してみましょう。

●ダイニングテーブル回りのスペースは十分か、車椅子利用の場合も問題ないか。

それぞれのスタイルにメリット、デメリットがありますので、あなたのスタイルを見つけましょう。

⑤ 後片付けをする

●食事後の食器類の移動はしやすいか。

●食器類の洗い物の作業は、腰への負担が大きくなり、洗うときの姿勢が重要になります。

シンクの高さ、形状を確認し、腰を曲げなくても出来るようなものを選びましょう。

●食洗器の導入も選択肢の一つとして検討してみましょう。

⑥ ゴミを出す

●ゴミ出しもスムーズに出来るよう勝手口の位置、動線を考えておきましょう。


プランが決まったら概ねの予算と資金計画を立てておきましょう。

資金計画については、自己資金の他にローン、補助金、公的優遇制度などの情報についても確認しておきましょう。


リフォーム会社選び

プランが決まりましたらリフォーム会社を選ぶことになりますが、自分たちのプランが実現出来そうな候補を数社ほど決めましょう。

決め方としては、キッチンの場合でしたらキッチンリフォームや水回り工事の実績が豊富なリフォーム会社を選ぶようにするのが良いでしょう。

工事経験が豊富であればそれだけ工期もスムーズですし、仕入れコスト面でも有利になります。


またリフォーム会社は、数社に調査のための自宅訪問と見積もりをお願いし、その中から最適の会社を選ぶようにします。

候補が分からない場合や、数社に訪問してもらって見積もりを依頼するのに抵抗を感じる場合は、あなたがお住まいのお近くの信頼できる工事店を一社だけ紹介してくれるシステムがあります。

「優良工事店ネットワーク」と呼ばれている処で、「知らないと本当に後悔する信頼できるリフォーム会社の選び方」をはじめ、リフォームに関する有益な情報を得ることが出来ます。


また訪問前に、「見積もり依頼シート」にリフォーム内容を書いてFAXすればお見積りしてくれるサービスもあります。

最終的にリフォームをお願いするとなると、あなたのお住まいのお近くの工事店を紹介してくれます。

上記は全て無料のサービスとなっていますので、利用しない手はありません。

自宅訪問

自分たちのプランが決まったらリフォーム会社に訪問してもらい現在のキッチンの様子と問題点を見てもらいましょう。

そしてこちらの希望とプラン、希望の工事内容をしっかり伝えることが大切で、予期せぬ追加工事がないようにしておくことが大事です。

またキッチンリフォームについて分からないことがあれば、この段階で聞いて確認しておきましょう。


マンションでのキッチンリフォームの場合は、管理組合への連絡をしておいたほうが良いでしょう。

また管理規約をリフォーム会社の方にも見てもらい、確認してもらうことが大事です。

給排水管の移動が伴う工事の場合は、図面も用意し可否も含めて確認しておくことが大切となります。

数社のリフォーム会社に訪問してもらう場合は、日にちをずらしてお願いしたほうが良いでしょう。

プラン・見積もり

希望に基づいてプラン、見積もり書を作成してもらいますが、口約束ではなくきちんとした書面で見積もりはもらいます。

数社のリフォーム会社から相見積もりを取る場合は、その旨をそれぞれのリフォーム会社に伝えるようにしたほうが良いでしょう。

伝えることによってそれなりの間違いのないしっかりした見積もりをもらえるようになります。

また各リフォーム会社に依頼する見積もり内容は、統一したものにしてください。


工事内容や範囲を統一した同じものにすることによって、出てくる見積もり書の比較検討がしやすくなります。

見積もり書が出てきましたら、プラン内容の確認、金額の確認、商品・設備の確認をしっかり行い、不明なことは質問し確認をします。

またこちらの希望通りとなっているところ、なっていないところを確認します。

内容のところがよく「一式」となっている場合がありますが、確かに細かく書けない場合もありますが、キッチン本体や設備機器など具体的に分かるものは型番などを確認し間違いがないようにしておきましょう。


また相見積もりを比較検討するときは、金額だけで見ないで素材やグレードなどの中身の違いも比較するようにしてください。

また何か新たな提案がリフォーム会社からあった場合は、提案の意図などプロの考えも確認しましょう。

新しい商品などの提案があった場合は、カタログだけではなく、ショールームで実物を確認するようにしましょう。


希望に沿わなかったり、不満点がある場合は、可能な限り修正してもらうようにしますが、特にマンションの場合は、物理的に出来ないことや制限もあります。

プロのアドバイスは尊重しましょう。

数社に見積もりをお願いしている場合は、各社の対応、希望に一番近い会社の見極めも行い、この段階で最終的にお願いするリフォーム会社も決めておきましょう。

必要であれば見積もり書を再度提出してもらい、最終的なプラン内容を詰めていきます。

リフォーム内容決定・契約

リフォーム内容が決まりましたら、見積金額、図面、仕上げ内容等を最終的にしっかり確認を行います。

また支払い方法、時期、工事期間も確認し、もれが無いことを確認したら契約を締結します。

契約後や工事開始後の変更や追加事項が発生すると思わぬ出費となる場合もあります。

大がかりな工事などで、工事中に仮住まいの必要がある場合は、早めに手配、準備をしておきましょう。


建築確認申請が必要な場合は、手続きを行いますが、マンションの場合も管理規約の確認と必要な手続きを行います。

またマンションの場合は管理組合へ工事内容、工期等の連絡をしておきましょう。

工事中は、音やホコリ、工事車両の出入り、工事関係者の出入り等が伴いますので、近隣やご迷惑が掛かりそうな処へのご挨拶や工期なども伝えておきましょう。

工事開始

工事が始まったら出来るだけ見に行くようにし、可能な範囲内での工期やプランの確認をしておきましょう。

現場で気がついたことは、直接現場の職人さんに言うのではなくリフォーム会社の担当者に伝え、確認してもらいましょう。

完成

工事が終了しましたら、リフォーム会社の担当者と一緒にリフォーム箇所の全てについて、図面と仕上げ表を確認しながら問題ないか確認します。

仕上がりの状態やキズなども確認し、不具合があれば手直ししてもらいます。

問題がなければ引き渡しを受けることとなります。

受け取った図面、契約書、保証書、機器の取り扱い説明書などの書類はまとめて保管し、いつでも確認出来るようにしておきましょう。

アフターケアやメンテナンスの方法等についても確認しておきましょう。


キッチンリフォームの留意点

マンションで出来るリフォーム

マンションは、大勢の方が居住されてた建物となっていますので、あなただけが使用できる専有部分と皆が使用する共用部分とがあります。

したがってあなたがリフォーム出来るのは、専有部分のみとなります。

この専有部分というのは、玄関ドアの内側から窓やベランダのサッシの内側の範囲となっています。

玄関ドアとサッシは専有部分には含まれておらず、したがって替えることは出来ません。


また部屋の中の間仕切り壁については、マンションの構造上の違いによって、取り外せたり移動できる壁と全く移動できない壁とがありますので、確認しておく必要があります。

またマンションの場合は、限られたスペースの中に給排水管が入っています。

特に排水管の場合は排水管の傾斜だけで流れていきます。

キッチンの移動には制限が出てくる場合がありますので、これもよく確認しておく必要があります。

工事開始後に分かる不具合の修繕

特に古い住宅のリフォームの場合は、工事開始後に初めて発見される不具合というものがあります。

キッチンを移動してみたら、床や壁の傷みがひどく、修繕や取り換えが必要になる場合が多々発生することがあります。

これはリフォーム会社にも分からないことですので、あまりぎりぎりの予算を立てるのではなく、こういった不測の出費が発生する可能性も考えて余裕を持っておきましょう。

本体に付属して発生するリフォーム

キッチンの交換、移動だけを考えている場合でも、交換や移動だけの費用だけでは済まない場合があります。

前にご紹介した「工事開始後に分かる不具合の修繕」もその一つです。

当初は床や壁紙の部分的な補修や修繕だけで考えていた場合も、いざ行ってみると色や柄が合わなかったりで結局全部交換せざるを得ない場合があります。

リフォーム会社の担当の方とよく相談をして確認をしておく必要があります。

工事開始後の追加や変更は割高となります。

最初は行わなくてもよいと思っていたリフォーム工事も、いろいろと出来上がっていくうちにやっぱりリフォームしてほしいと思う場合があります。

工事途中で追加の工事をお願いしたり変更の工事をお願いすると割高に付いてしまいます。

追加や変更によって資材の変更や無駄の発生、やり直しの発生、時間のロスの発生等が生じます。

一旦工事が始まったら追加や変更をお願いすることが無いよう、事前に十分に検討しておくようにしましょう。

キッチンのスタイルとレイアウト計画

キッチンのスタイル

キッチンはダイニングやリビングとのつながりの関係から次の3つのスタイルが考えられます。

クローズドキッチン

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キッチンが他の部屋から独立した部屋となっており、キッチン専用の部屋の形態をとっています。

キッチンでは料理のみを行い、LDでは食事のみを楽しみたい場合に適したスタイルとなります。

しかし、料理をしている方と食事をしている方とのコミュニケーションは取りづらくなります。

オープンキッチン

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キッチンとLDの間に間仕切りが無く、一つの部屋の中に一体となったスタイルとなっています。

キッチンでの料理とダイニングでの食事やリビングとのコミュニケーションを大切にしたい場合に適したスタイルとなります。

しかし、キッチンがリビングから丸見えとなりますので、来客時は気になるところです。

セミオープンキッチン

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上記の2つのスタイルの中間的なものですが、キッチンとLDの間にカウンターや吊戸棚を設けます。

またワークトップを対面式にすることによってキッチンの専用部分を作りつつLDとのコミュニケーションも取れるスタイルとなります。

現在はこのスタイルが人気となっています。

キッチンのレイアウト

キッチンのワークトップ(キッチンの天板)には、シンク、加熱調理機器、作業スペースがあります。

これらには部屋の広さ、形状、好み等によって幾つかの配列の種類があります。

従来のキッチンでは、壁に配置された1列型が主流でした。

最近の傾向としては家族とのコミュニケーションを重視して、ワークトップをLD側に向けた対面式が人気となっています。

1列型

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主な調理機器が1列に配置されたレイアウトで、従来の主流となっていた壁付けの1列型です。

横に1列の配置となっているためあまり長くなると使いづらいので3.6mくらいが限度となっています。

2列型

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主な調理機器が2列に配置されたレイアウトで、ワークトップの作業スペースや収納が広くとれます。

2列の間隔は、一人で調理の場合は90cm二人で調理の場合は120cmが標準となっています。

L型

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主な調理機器がL型に配置されたレイアウトで、広い作業スペースが確保され、移動距離も短くなる配置です。

車椅子での調理作業もやりやすいレイアウトとなります。

U型

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主な調理機器がU型に配置されたレイアウトで、ワークトップの作業スペースが大変広く確保できます。

収納スペースも十分にとれます。

ペニンシュラ型

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ワークトップの一部がペニンシュラ(半島)のように突き出したように配置されたレイアウトになったものです。

ワークスペースも広くコミュニケーションの取りやすいキッチンができます。

アイランド型

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主な調理機器の一部をアイランド(島)のように壁から独立して配置したレイアウトになっています。

家族が参加して調理をしたりするのに適しています。


ワークトライアングル

キッチンのレイアウトでもご紹介しましたように、キッチンでは

冷蔵庫、シンク、加熱調理機の3つが頻繁に使用されますので、この3つの配置がレイアウトのポイントとなります。

上記の3つの主要な調理機器を結んで出来た三角形をワークトライアングル(キッチントライアングル)といいます。

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冷蔵庫、シンク、加熱調理機の3つのそれぞれの間隔の範囲は、上記の範囲が良いと言われています。

3辺の合計が3.6m~6.6mの範囲内であることが好ましいとされています。

システムキッチンの国内主要メーカー

システムキッチンとは、キッチンに必要なシンク、ワークトップ、加熱調理機、収納などをシステム化して統一されてデザインされたキッチンです。

国内の主要なシステムキッチンのメーカーは以下となります。

 メーカー シリーズ ワークトップ
素材
価 格
サンワカンパニー グラッド45 ステンレス 272,300円~
シェリエ ステンレス 190,500円~
オッソ ステンレス 231,100円~
プレーンKミディアム ステンレス 115,600円~
 クリナップ  コルティ ステンレス
人工大理石
309,700円~
ラクエラ  ステンレス
人工大理石
495,800円~
クレンディ ステンレス
人工大理石
638,000円~
S.S.  ステンレス 994,500円~
 LIXIL  シエラ 人造大理石 610,000~
750,000円
 ウエルライフ
(車椅子専用)
 ステンレス  660,000~
898,800円
 アレスタ 人造大理石  650,000~
1,070,000円
リシェルPLAT 人造大理石 1,120,000~
1,620,000円
リシェルSI セラミック
人造大理石
690,000~
2,340,000円
TOTO  ミッテ ステンレス  630,000~
1,750,000円
ザ・クラッソ クリスタル 830,000~
2,620,000円
Panasonic  ラクシーナ 人造大理石 484,000~
1,515,600円
リフォムス  人造大理石  875,800~
1,411,600円
 Lクラス ステンレス
人造大理石
1,870,000~
7,120,000円
タカラスタンダード 木製キッチンセット
アピスカ
ホーローキッチンセット
 ステンレス 186,900~
439,300円
エーデル
リフィット
フェスカ
ステンレス 415,800~
858,500円
エマージュ
リテラ
ステンレス 927,700~
981,900円
レミュー ステンレス 1,327,700円~
トクラス
(TOCLAS)
Bb Compact Plan 人造大理石 371,600~
735,000円
Bb 人造大理石 618,000~
1,899,100円
Berry 人造大理石 917,000~
3,470,000円
DOLCE X 人造大理石 2,093,600~
6,237,100円
ハウステック
(Housetec)
 ミニキッチンKM   ステンレス 144,700~
420,400円
 コンパクトキッチンDS  ステンレス
人造大理石
 252,000~
593,000円
 カナリエ 人造大理石 259,400~
1,618,900円

キッチンリフォームの費用と相場

キッチンに限らずリフォームにかかる工事費用には、材料費と施工費があります。

材料費は、キッチン本体、床や壁の補修、交換、取り換えに使った材料費などになります。施工費は現場での職人さんに支払う人件費です。

材料費の中では、キッチン本体が主な費用となりますが、キッチン本体の価格は形状やグレードによって大きく変わってきます。


「システムキッチンの国内主要メーカー」の価格の項目におよその本体価格をご紹介していますが、数十万から数百万円まであり、これは材質のグレードの違いや形状の違いによるものです。

キッチンでの材質のグレードの違いというのは、たとえばワークトップがステンレスか人造大理石か。

キャビネットの扉の材質、水栓や加熱調理機器のグレード、レンジフードのグレード、食洗器のグレード、その他浄水器などのオプション機器の有無などによって大きくかわります。


また当然ながら、小さいものより大きいものが高価になりますし、I型の単純なものよりL型、対面型の方が高価になります。

施工費についていえば、キッチンを移動しないで交換するだけでしたら短期間で済みます。

壁を抜いたり、I型の壁付けだったものを対面式にしたりしますと、ぐっと工期が長くなり費用もかさんできます。

また最近は自然素材に人気があり、壁などをビニールクロスから漆喰などに交換すると、材料費も工期も多くかかってきます。


実際のところどれくらいのグレードのものでどのようなリフォームの場合にどれくらいの費用がかかるのかについては一概には難しいです。

Panasonicさんで価格帯別のリフォーム事例が紹介されていますので参考にしてください。

キッチンリフォーム費用は、50万円から900万円くらいまでありますが、多い価格帯は150万円から500万円くらいになっています。

キッチンリフォーム費用の相場・目安(LDK、DK含む)


覚えておきたいリフォームに必要なお金の知識

本体リフォーム工事費用以外の費用

リフォームには本体の工事費用以外にもいろいろな費用が必要になってきます。

工事費用以外で必要になってくるものとして以下の様なものがありますが、あなたの場合に当てはめて必要なもの不要なものを選んでください。

◎ リフォーム工事の場合

各種手続き費用 契約書印紙税 建築確認申請費用

◎ 中古住宅購入の場合

不動産取得税 仲介手数料 印紙税 登記費用 固定資産税

◎ 増築の場合

登記費用 建築確認申請費用 設計監理費用

◎ ローンを借りる場合

手数料 登記費用 火災保険料

◎ 仮住まいする場合

仮住まい費用、トランクルーム費用 往復の引っ越し費用

◎ 新たに購入する物

家具、カーテン、照明等の購入費

◎ 予備費

ある調査によると、リフォームされた方の7割が当初の予算をオーバーしてしまったというデータがあるそうです。

追加工事や不測の工事などに備えておいたほうが良いでしょう。

リフォーム費用の支払い時期

リフォームの工事費用の支払い時期については、一括で全額を支払うことはなく、小規模の工事の場合で2回、大規模の工事の場合は3回~4回に分けて支払いを行うのが一般的です。

支払いのタイミングとしては、契約時、着工時、中間時、完成時等が考えられます。

本体工事費、諸費用も含めて、金額、時期についてリフォーム会社の担当者と確認をしてください。

次に紹介するローンを利用される場合は、ローンの支払い時期とも関係します。

ローンを上手に利用しよう

リフォームの場合は、新築住宅に比べて金額的に少ないので、リフォーム費用については自己資金で賄われる方が多いのですが、自己資金で足りない場合はローンの利用も検討してみましょう。

ローンには、住宅ローンとリフォームローンがあり、それぞれにメリット、デメリットがあります。

どちらの場合も大切なのは、無理をしないことで、毎月の返済計画をしっかり立てた上で借りましょう。

それぞれの特徴は以下の表のようになります。

住宅ローン リフォームローン
抵当権設定 必要 不要
金 利 低い 高い
審査期間 長い 短い
借入限度額 多い 少ない
返済期間 長い 短い
諸費用 多い 少ない

公的優遇制度を活用しよう

リフォームをするときには、国や地方自治体が行っている各種の優遇制度が使えます。

工事費用に対して補助金が出たり、税金の一部が戻ったり、軽くなったりします。

国や地方自治体では、リフォームの活性化を推し進めており、特に「耐震リフォーム」、「省エネリフォーム」、「バリアフリーリフォーム」に対して優遇措置が取られています。

これらの優遇措置を受けるためには、一定の要件を満たすことが条件となりますが、詳しい内容等はリフォーム会社で確認して賢く利用しましょう。

各リフォーム工事の主な内容は以下のようなものになっています。

1、耐震リフォーム

耐震診断、耐震補強工事。

2、省エネリフォーム

太陽光発電システム、家庭用燃料電池システム、ヒートポンプ給湯器、ガス発電給湯器などのCO2削減に役立つリフォーム工事。

3、バリアフリーリフォーム

介護保険の適用を受けている高齢者がいる場合、段差の解消工事、手すりの取り付け工事など。

参考メディア:介護に関するお役立ちメディア「ケアスル介護」

また上記の3つのリフォーム工事を実施した場合、所得税や固定資産税、贈与税が減額される場合がありますので、これもしっかり確認し利用できる場合は、申告しましょう。

なお各地方公共団体が実施しているリフォーム支援制度が下記から検索できます。

地方公共団体におけるリフォーム支援制度検索

まとめ

キッチンは、家の中でも中心的なところであり、またあなたや家族の毎日の食生活にとって大変大切な場所です。

そんなキッチンだからいつもベストな状態にしておきたいものです。

使いやすく、そこに居るだけで楽しくなるような、そんなキッチンに変えてみてはいかがでしょうか。

しかしリフォームに失敗しないためには、信頼できるリフォーム会社にお願いしなければいけません。

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この記事を書いた人

DIYアドバイザー、フォトマスター2級、コーヒーコーディネーター
(趣味)
DIY、釣り、写真、スケッチ、旅行、山登り、キャンプ

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