ドリルの種類と基本的な使い方。
ドライバードリルは、木工DIYにおいて使用頻度が高く、ぜひ揃えておきたい
基本的な電動工具です。
ただドライバードリルは、使用目的、使用頻度などによって幾つかの種類があり、
またプロ用、DIY用があります。
ドライバードリルを使用するにあたって、自分に合ったものを選ぶ必要があります。
ドライバードリルの種類と基本的な使い方についてご紹介します。
この記事を書いた人
山根良治 DIYアドバイザー
この記事の目次
ドリルの種類
単速タイプ
ドリルの回転数が一定のタイプで、低速用、高速用があります。
木材や金属等の穴あけ作業に使用します。
変速タイプ
ドリルの回転数を変えられるタイプで、無段変速と有段変速とが有ります。
上の写真のものは、私が時々使用する無段変速タイプのドライバドリルです。
クラッチをドリル側、スクリュー側に切り替えることによって、穴あけ、
ネジ締めの両方の作業が出来ます。
また、スイッチの上に付いているレバーを切り替えることによって、
正転、逆転ができます。
私の場合は、穴あけには使用することはなく、もっぱらネジ締めの為の
電動ドライバーとして使用しています。
回転速度の調整はスイッチの引き加減で行いますが、作業上いろいろな角度で
行う事が多く、ドリルを押す力も必要になり、指先で加減するのが苦手なので、
私は主に単速タイプを使っています。
コードレスタイプ
ドリルの本体に充電式のバッテリーを内蔵しているもので、したがって電源コードは
有りません。
バッテリーの容量(1.2V~12V)が大きいほど強力で、重作業に適しています。
電源が取りにくい屋外での作業には最適です。
また、電源コードが有ると、邪魔になる場合も多く、木工作業には最適では
ないでしょうか。
ドリルビットの種類
ドリルビットはドリルの先に付ける先端工具ですが、各種材料の穴あけ、ネジ締め、
研磨等によって多くの種類が有ります。
使用の際は、先端工具をチャックにしっかりと装填して使用することが必要です。
木工用穴あけ
木工用の穴あけの為のビットです。
各種径のサイズがあります。
先端には誘導ネジが付いていますが、不要の場合はヤスリで削って使用しています。
金属用穴あけ
金属の穴あけ用のビットです。
これも各種サイズがあります。
木工用の小さな径のビットは先端の強度があまりなく、使用頻度が多いと
すぐにだめになります。
したがって、私の場合は、使用頻度の多い木材の下穴開けようにもよく使います。
ドライバービット
+の木ネジ用のビットです。
これも木ネジの大きさに合わせて各種あります。
遠くまで届く長いものも有ります。
この他にもガラス用、プラスチック用、コンクリート用研磨用、面取り用の
各種ビットがあります。
ドリルの基本的使い方
①ビットはチャックに、チャックキーを使ってしっかりと取り付ける。
チャックキー
②材料は動かない様、クランプ等でしっかりと固定する。
③ドリルはしっかりと両手で持つ。
④穴あけの場合、穴あけ位置に先端を当ててから、スイッチを入れる。
⑤木材の貫通穴を開ける場合は、下側に不要な板を敷くか、途中で止めて反対側から
開けると綺麗に開きます。
⑥金属の穴あけの場合は、事前にポンチで印を付けておくと滑りません。
また、金属の場合は、注油しながら開けるとスムーズに開けられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ドリルは木工作業において最もよく使われる電動工具になりますので、
ぜひ最初に揃えておきたいものになります。
ドリルの他には、丸ノコ、ジグソーがよく使われる電動工具になります。
木工作業では電動工具の他に、大工道具、作業工具、測定工具、切削工具なども
必要になってきます。
下記のページに木工工作に使用する道具、工具をまとめてみましたので、
道具選びの参考にして下さい。