1. TOP
  2. DIY
  3. DIYの道具と工具
  4. ジグソーの種類と基本的な使い方。
本ページはプロモーションが含まれています

ジグソーの種類と基本的な使い方。

 2016/08/20 DIYの道具と工具
  12,093 Views

ジグソーは、回転するモーターの力をカムによって上下運動に変換し、

その力によって細長い刃物(ブレード)を上下に運動させながら材料をカットする

電動工具です。

丸ノコに比べてモーターが小さく、切断能力は劣りますが音が静かで軽量であり、

直線カットのほかに曲線カットや斜めカット、くり抜きカットなどが出来ます。

またジグソーは、ブレードを交換することによって、

木材から金属板までいろいろなものの切断に使用することができます。

丸ノコに比べて危険度も少なく扱いやすいので初心者にオススメの切断電動工具です。

ジグソーのブレードの幅は狭いので、丸ノコのような直線カットは難しいですが、

ガイドや定規を使ってカットすれば直線もきれいにカットすることが出来ます。

ジグソーの種類と基本的な使い方についてご紹介します。

         この記事を書いた人:りょう(DIYアドバイザー)

 

ジグソーの種類と特徴

単速タイプ

単速タイプは、ジグソーブレードの上下する速度が一定のもので、

速度を変更できないタイプのジグソーです。

 

このタイプのジグソーのブレードは、ある程度の早い速度で一定ですので、

細かな作業が必要の場合には向きませんが、

低速を必要としない決まった作業のみの場合には適しています。

変速タイプ

変速タイプはジグソーブレードの上下する速度を変えられるもので、

無段変速タイプと2段変速タイプの2種類あります。

無段変速タイプは、割れやすいプラスチックや木材や金属などの細かい作業などの場合に、

低速から高速まで作業内容に合わせて速度を変えることが出来ます。

 

2段変速タイプは、低速と高速を材料の種類や厚さ、作業内容によって

変更できるタイプのものです。

変速タイプのジグソーは使用用途も広く、扱いも簡単ですので

最初に選ぶジグソーとしては、無段変速タイプのジグソーが良いでしょう。

オービタルアクションタイプ

オービタルアクションタイプのジグソーブレードは、直線的に上下するのではなく、

オービタルアクション(楕円運動)をしながら上下します。

したがって通常のジグソーに比べて切削能力が高いので、通常の使い方に加えて、

特に厚い木材などを切断する場合に適しています。

 

なお、オービタルアクションタイプのジグソーは、金属の切断には使用出来ません

のでご注意してください。

 

ブレードの種類と用途

ジグソーのブレードは切断する材料や作業内容に合ったものを使用する必要があります。

また、ジグソーのメーカーによって固定位置の形状、固定方法が異なっていますので、

メーカーが指定している専用のブレードを使用する必要があります。

購入する際は確認して購入するようにしましょう。

材料別ブレードの種類

切断する材料によるブレードの種類には以下のようなものがあります。

木材用

一般用:一般的な木材や合板を切断するのに使用します。

荒挽き用:刃のギザギザの間隔が広く、荒挽き用のブレードです。

曲線用:ブレードの巾が狭く、曲線カットに適したブレードです。

非鉄金属用

アルミ、真鍮、など比較的軟らかい金属の切断に適したブレードです。

金属用

ブレードの刃が小さく密になっており、鉄板を切断するのに適したブレードです。

ナイフブレード

皮革、コルク、ゴム、リノリュームなどの切断にて適したブレードです。

特殊材料用

タイル、FRP、ブロック、スレート板などの切断に使用するブレードです。

 

ジグソーの基本的な使い方

ジグソーのブレードは折れやすいので、間違った使い方をするとブレードが折れたり、

材料を傷つけたりしますので注意しましょう。

 

 ジグソーのスイッチを入れる前に、ベースの先端を加工する材料に軽く当てて

スイッチを入れます。

このとき、ブレードは加工する材料に当ててはいけません。

 ブレードの上下速度が一定になったらベースで材料を押さえながら

ブレードを材料に当ててゆっくり切り始めます。

 切り終わったら最初にスイッチを切ります。

そしてブレードの上下運動が完全に停止してからジグソーを材料から外します。

 

上記がジグソーを使って切断加工するときの基本的な使い方となります。

ジグソーで切断するときは、ゆっくり押し進めながらカットするのが

基本の使い方です。

 

曲線カットの場合は、特にゆっくり押しながらカットする必要があり、

無理をしますと材料がこげたり、ブレードが折れたりします。

また厚い木材をカットする場合も特にゆっくり押しながらカットする必要があります。

無理をしますとブレードが曲がったり折れたりしますので注意してください。

 

ジグソー各部の名称

ジグソーの各部の名称は以下のようになっています。


変速ダイヤル

ダイヤルによってブレードの切削速度を低速から高速まで材料によって

調節することが出来ます。

ロックボタン

切削中にロックボタンを押すことによってスイッチから指を離しても

切削状態を維持します。

スイッチ

スイッチを握ってオンにするとブレードが上下に可動し、離してオフになり

ブレードが停止します。

モーター

ジグソーのモーターは丸ノコのモーターに比べて小さく軽量で音も静かです。

ベース

ブレードは上昇するときに切削しますので、材料が浮き上がらないように

ベースでしっかり材料を押さえます。

ブレード

ブレードには材料や作業内容によって種類がありますので、適切なブレードを

選択する必要があります。

ブレード固定ビス

上記のジグソーは旧式ですのでビスでブレードを固定するようになっていますが、

最近のジグソーはワンタッチで固定できるものが多いようです。

 

まとめ

ジグソーは、直線カットや曲線カットなどいろいろなカット加工に大変便利な

電動工具であり、また危険性も低く使いやすい工具です。

木工作業においてよく使われる電動工具の内の一つです。

最初に揃えておきたい電動工具の内の一つでもあります。

 

その他には、綺麗な直線カットが出来る丸ノコ、穴をあけたりネジ締めに使用する

ドライバードリル、などが揃えておきたい電動工具になります。

その他にも木工DIYに使用する道具、工具類はたくさん有ります。

 

下記ページに木工工作に使用する道具、工具類をまとめてありますので

チェックしてみて下さい。

 

\ SNSでシェアしよう! /

Lifeなびの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Lifeなびの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!