サンダーは加工、組み立てが完了した製品の段差の仕上、表面の仕上などに使用します。
仕上げの程度や仕上げる場所によって適切なサンダーを選ぶ必要があります。
サンダーは研磨の方法や研磨する場所によって適切なサンダーの種類があります。
サンダーの種類と特徴及び使い方についてご紹介します。
りょう(DIYアドバイザー)
オービタルサンダー
オービタルサンダーはモーターの回転によって、サンドペーパーを取り付けているベースとなっているゴム製のパッド部分が楕円運動をして、木材の表面を研磨して仕上げるものです。
木材表面の仕上げ、塗装前の生地仕上げなどに適しており、仕上げ用として一般によく使われています。
サンダーの中で、一番きれいに仕上げることが出来ます。
![201412101[1]](https://kagu-diy.com/wp-content/uploads/2016/03/2014121011.jpg)
上記のオービタルサンダーは弊社で古くから使っているものですのでかなり旧式のものです。
サンドペーパーの取り付け方法は、市販されている規格サイズのサンドペーパー(280×228mm)をカットして取り付けます。
オービタルサンダーのベースとなるパッドの両端にあるペーパーホルダーにサンドペーパーを挟んで固定します。
まず最初に片方のペーパーホルダーにサンドペーパーを挟み、次にパッドとの間に隙間を作らないようにもう片方のペーパーホルダーに挟んで取り付けます。
![201412102[1]](https://kagu-diy.com/wp-content/uploads/2016/03/2014121021.jpg)
![201412103[1]](https://kagu-diy.com/wp-content/uploads/2016/03/2014121031.jpg)
したがって、規格サイズのサンドペーパーのカット寸法は、巾はパッドの巾に合わせます。
長さはパッドの長さに両端のペーパーホルダーに挟むことができる長さを考慮した長さを加えた長さとします。
ベルトサンダー
ベルトサンダーは輪になったベルト状の布製のサンディングベルトが同一方向に回転することによって研磨するものです。
研磨能力は一番高く、仕上がりもきれいです。
上下を逆にして、ベルトサンダーを上に向けて作業台などに固定すれば、卓上用のベルトサンダーとして使用することができます。
サンディングベルトはそれぞれのベルトサンダー専用のものを使用するようになります。
ランダムサンダー
ランダムサンダーは、ランダムオービットサンダー、ランダムアクションサンダーとも呼ばれています。
ディスク部分が円形となっており、楕円運動しながら回転して研磨を行います。
ベルトサンダー同様研磨能力の高いサンダーとなりますので、金属のさび落としや古い塗料はがしにも使用できます。
ディスクサンダー
ベースのパッドがディスク状の円盤になっており、回転することによって研磨するサンダーです。
この場合もディスクの大きさに合った専用の円形になったサンドペーパーを使用します。
ディスクサンダーは比較的細かい所のサンダー掛けに向いています。
デルタサンダー
ディスク部分が三角形の形をしており、細かな振動を与えて研磨を行います。
また先が尖っていますので、細かい所のサンディングに適しています。
まとめ
サンダーは、広い面を仕上げたり古い塗料をはがしたりするのに大変便利な電動工具です。
これを手作業で行うのは大変な労力となりますので揃えておきたい電動工具の一つでもあります。
電動工具にはこの他にも便利なものが沢山あります。
下記ページに木工DIYに使用する道具、工具をまとめてみましたのでご覧ください。








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