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金槌、木槌の種類と特徴及び用途。

 2017/11/27 木工工具
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ツチやハンマーはクギや鋲を打ちこんだり、金属の鍛工などを行う道具です。

頭部は金属の場合は鋼製のものが多いですが、木槌の場合は樫材が使われています。

また、プラスチック製や硬質ゴム製のものも有ります。

 

柄の材質については樫材が多く使われていますが、最近ではスチール、プラスチック、

グラスファイバー製のものも有ります。

槌の種類と特徴、用途などについてご紹介します。

この記事を書いた人
山根良治 DIYアドバイザー

 

ツチ、ハンマーの種類

ツチ、及びハンマーには、木工用、金属用、石、レンガ、ブロック用などがありますので、

用途に合ったものを選んで使用することが大切です。

木工用
両口玄翁(玄能)、片口玄翁、八角玄能、船手玄能、先切金槌、角箱屋金槌、丸箱屋金槌

唐紙金槌、ネイルハンマー、コンビハンマー、仮枠ハンマー、プラスチックハンマー

ホビー玄能、しいたけ槌、プッシュハンマー、木槌

金属加工用
ボールピーン(ポンド)ハンマー、ケレンハンマー、ブリキ屋槌、銅ハンマー、刃槌

ウレタンハンマー、ゴムハンマー、ショックレスハンマー、テストハンマー

石、レンガ、ブロック用
石槌ハンマー、レンガ槌、ブロック槌、両口ハンマー、片口ハンマー、かわら屋槌

 

主な槌の特徴と用途

木工用槌

両口玄能

両口玄翁は両方の面を使用しますが、片面は平面で、もう片面は凸面となっています。

両口玄能は大きさの違いによって、大玄能、中玄能、小玄能、四分の一、豆玄能

などの種類があります。

 

両口玄能は、クギ打ち、ノミ打ち、木組み、カンナの刃の出し入れなどに使用します。

最初の1本は、中くらいの重さ、350~400グラム前後のものが使いやすいでしょう。

 

 

両口玄翁は、上図のように凸面となっている面を木殺し面と言い、ホゾ組みの際、

ホゾをたたいて木の繊維を殺すのに使います。

また、釘打ちの際、最後の1打を木殺し面で打つのにも使用します。

凸面を使用することによって、周りの木部にキズを付けずに釘を打ち込むことができます。

 

片口玄能

片口玄能は、片側のみが打撃面となっており、もう片方は先が細くなっています。

釘打ちやノミ打ちなどの木工用に使われます。

 

八角玄能

八角玄能は、頭が八角形をした玄能です。

 

船手玄能

形は片口玄能に似ていますが、船手玄能は、本来は船大工が木造船を造るときに使用する

玄能です。

一般木工用にも使うことができます。

船手玄能には、岩国型と北海道型があります。

 

先切金槌

先切金槌は片側が打撃面となっており、片方は尖った状態となっています。

尖った方では下穴を空けたり、釘締めに使用します。

 

角箱屋金槌

片側が打撃面となっており、角形をしています。

反対側は釘抜きとなっています。

本来の使用目的は、箱作りのためで、関東で主に使われています。

 

丸箱屋金槌

片側が打撃面となっており、丸形をしています。

反対側は釘抜きとなっています。

本来の使用目的は、箱作りのためで、関西で主に使われています。

 

唐紙金槌

唐紙金槌は小さめの金槌です。

片方が打撃面となっており、もう片方は平たくなっています。

平たい方では、小鋲などを打つのに使用します。

 

ネイルハンマー

ネイルハンマーは、片方が打撃面でもう片方は釘抜きになっているハンマーです。

 

コンビハンマー

コンビハンマーは、片方が鉄製の打撃面、片方がプラスチックの打撃面となっています。

使用用途によって両方を使い分けます。

 

仮枠ハンマー

仮枠ハンマーは、建築現場で仮枠の組み立て、解体などに使用します。

片方が打撃面、もう片方が釘抜きとなっています。

先にご紹介した箱屋金槌の頭部にくらべて大きくなっており、長いクギが抜きやすく

なっています。

 

プラスチックハンマー

両方がプラスチック製の打撃面となっています。

材料にキズをつけたくない場合などに使用します。

初めての方にも扱いが簡単なハンマーです。

 

木槌

木槌は頭も柄も樫材を使用して作られています。

材料を傷つけたくない場合などに使用します。

また、カンナの刃の出し入れの際にも木槌を使用すればカンナ台を傷つけません。

 

当社で製作しております木槌は、頭の直径が30φ~90φまであります。

もっと大きいものとしては、カケヤと呼ばれますが、直径が100φ~150φまであります。

カケヤの主な用途は、土木用の杭打ちに使ったり、木造住宅の柱と梁を組んだり

するときに使います。

 

柄の長さは、両手を使いますので90cmあります。

当社で製作しております木槌は、木工用というよりは、鉄鋼用としての使用が

主となっています。

広島には、造船工場、自動車工場、金属工場等が有り、それらの組み立て等に

使用されています。

 

 

上の図は当社で製作している木槌の頭の形のひとつですが、両方の打撃面が

直径の違った半球の形をしています。

これは、特殊な板金用に作られたもので、微妙なアールの板金加工をするのに

使われています。

 

新幹線の車体の綺麗な流線形を作るのに、人の高度に熟練された板金技術が

使われているといのを聞いたことがありますが、機械や、コンピュターが主流になっても、

やはり人間の職人技が必要なのは驚きです。

 

板金用に使われる樫材は、樫の中でも硬い赤樫が良いとされていますが、樫材は

植林されない為、年々少なくなっており、赤樫はほとんど見られなくなったようです。

 

この他に、よく使われる木槌として、お酒の樽の鏡割りに使用される木槌も作っています。

鏡割りというのは、形だけのものですから、特に樫材を使った木槌でなくても

良いと思いますが、昔から樫材の木槌を使っています。

 

金槌や玄翁の柄はクサビ等で頭に固定されていますので、柄をはずす事は出来ませんが、

木槌の場合で、差し込みの柄の場合は、普段使用しない場合は、頭と柄ははずしておき、

使用するときに差し込んで使うようにすれば長持ちします。

 

まとめ

金槌や木槌はたたくだけの簡単な道具ですが、用途や材料によって使い分けする

必要があります。

木工を始められて間もないころは、それほど気をつかう必要はありませんが

慣れてこられて、より高度の技術を習得される場合は、木槌や金槌にも

こだわってみて下さい。

 

木工用ノミの種類と用途についてはこちらをご覧ください。

 

ノコギリの種類と使い方はこちらから

 

手ガンナの構造と使い方はこちらから

 

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