フライフィッシングのフライライン、リーダー、ティペット、ノットの結び方。
フライフィッシングでは他の釣りとは違ったラインを数種類使用していますので、
それらのライン同士をつなぐノット(結び)があります。
ノットにはラインの種類や箇所によってノットの種類がありますが、
通常フライフィッシングの釣行の現場で使用するノットは、ティペットとフライを
結ぶノット、リーダーとティペットを結ぶノットくらいで、その他のノットについては
一度結んでしまえば結び直すことはさほど多くはありません。
フライフィッシングでノットが必要となる箇所は以下の図のようになります。
1、リールとバッキングラインを結ぶ:ユニノット
2、バッキングラインとフライラインを結ぶ:オルブライトノット
3、フライラインとリーダーを結ぶ:ネイルノット
4、リーダーとティペットを結ぶ:サージェントノット
5、ティペットとフライを結ぶ:クリンチノット
ノットが必要となる箇所と主なノットの種類は上記の5ヶ所となります。
**********この記事を書いた人:りょう(DIYアドバイザー)
この記事の目次
リールにバッキングラインを結ぶ
ユニノット
アーバーノット
リールにバッキングラインを結ぶ方法は、上記のユニノットとアーバーノットがあります。
バッキングラインとフライラインを結ぶ
オルブライトノット
太さの違う糸同士を結ぶのに適した強力な結び方となります。
太いほうのラインをUの字にして細いラインを巻きつけていきます。
フライラインとリーダーを結ぶ
ネイルノット
フライラインに中空パイプを添え、フライラインと中空パイプをリーダーで
巻いていきます。
巻き終わったら中空パイプにリーダーを通し、通し終わったら中空パイプを抜き取り、
両方のラインをしっかり締めます。
締め終わったら余分をカットして完成です。
リーダーとティペットを結ぶ
ブラッドノット
リーダーとティペットなど同じような太さのラインを結ぶ方法で、ティペットに
フライが付いていても結べる方法ですが、やや複雑で難しいのが難点。
サージョンズノット
リーダーとティペットを結ぶ簡単な方法は上記のサージョンズノットで、2本を重ね、
ループを作り、テイペット側を2~3回ループの中をくぐらせます。
ループをくぐらせますので、フライを取り付ける前に行ってください。
ユニノット
ユニノットを2回行う方法です、電車結びとも呼ばれ結び目が小さく目立ちません。
リーダーとティペットを結び直すことは実際の現場ではよくありますので、
どれか一つ確実に出来る方法を覚えておくとよいでしょう。
私は、簡単で確実なサージョンズノットを使っています。
ティペットとフライを結ぶ
ユニノット
出来上がったループを完全に閉めこまないで、フックアイとの間にループを残してください。
このようにすることによって、フライに余分なテンションがかかりません、
また魚がフッキングしたときにループが閉まるのでクッションの役目をして、
ティペット切れを防ぐことができます。
クリンチノット
上記のユニノットと同じように、出来上がったループを完全に閉めこまないで、
フックアイとの間にループを残してください。
以上が各箇所における必要な主なノット(結び)になります。
全部は覚える必要はないので、各箇所でご自身がやりやすいノットをどれか一つ
確実に出来る出来るようにしておくのが良いです。
フライラインとリーダーを結ぶ方法は、上記の他にリーダーリンクと呼ばれる
小さなプラスティックを使ってジョイントする方法があります。
リーダーリンク使うと、フライラインとリーダーの交換が簡単なので、
交換の頻度が多い方はとても便利です。
ただ、ふくらみがあるので、ガイドにひっかかりやすいという欠点はあります。
リーダーリンクの先からフライラインとリーダーを差込み、コブを作って留めます。
私は簡単なので、このリーダーリンクを使っています。