カメラの種類については、分け方によって幾つかありますが、最近はデジタル化の進歩によってカメラもデジタルカメラが主流となっています。
しかしフィルム式カメラもプロのカメラマンや愛好家の間には根強いファンの方々が居られます。
またフィルム式インスタントカメラも最近になって再び注目されるようになっています。
カメラにはいろいろな種類がありますので、それぞれの特徴やメリット、デメリットなどについてご紹介します。
またこれからカメラを始めたいと思われている方に、おすすめのカメラをご紹介します。
カメラを選ぶ際のご参考にしてください。
フィルム式カメラとデジタルカメラ
十数年前まではフィルム式カメラが主流で、写したネガフィルムを写真屋さんに持っていって現像してもらっていました。
現在のデジタルカメラになってからは、パソコン等の進歩によって最後の写真までの全てをパソコンや印刷機器を使って自分でプリント出来るようになりました。
しかしフィルム式カメラが無くなったわけではなく、プロや愛好家には多くのファンが居られます。

フィルム式一眼レフカメラ ASAHI PENTAX SP
![img_2700-3[1]](https://kagu-diy.com/wp-content/uploads/2016/05/img_2700-31.jpg)
デジタル一眼レフカメラ Canon EOS 5D MarkⅢ
デジタルカメラで撮った写真画像は、ご自身でプリントして写真として楽しむことが出来ます。
その他にもパソコンやスマホを使ってSNSにアップしてお友達と共有したり、ブログにアップしたり、メールで送ったり、応用範囲は格段に広くなりました。
このような使用方法が可能なのはデジタルカメラならでの利点と言えます。
プリントまですべて自分で出来ますし、活用範囲も格段に広いので、いろいろな使い方ができます。
一眼と二眼
現在のフィルム式カメラやデジタルカメラは、ほとんど上記の写真のようにレンズは前面に一つですが、かつては二つのカメラもありました。
![img_2679-3[1]](https://kagu-diy.com/wp-content/uploads/2016/05/img_2679-31.jpg)
フィルム式二眼レフカメラ Aires Reflex
前面の上下に2つのレンズが付いていますが、上に付いているレンズから入ってくる被写体の像を上面から覗いてピントを合わせ、下に付いているレンズで撮影します。
レフ(反射ミラー)を利用して光をファインダーに導きますのでフィルム式二眼レフカメラとなります。
二眼レフカメラは1950年代頃に人気があり、多くのメーカーが製造しましたが、一眼レフカメラには勝てず、現在はほとんど二眼レフカメラは製造されておらず、一眼レフカメラが主力カメラとなっています。
レフの有無
カメラには、レフを使用するカメラと使用しないカメラがあります。
レフというのは反射ミラーのことです。
レフを使用するカメラの場合は、撮影レンズを通ってきた光が反射ミラーで上方に導かれ、プリズムを経てファインダーに届きます。
レフを使用しないカメラの場合は、撮影レンズを通ってきた光は直接撮像素子に届く構造となっています。
ミラーやプリズムを必要としませんので、構造的には簡単になり、全体的に小さくボディの厚みも薄くなります。
・レフを使用しているカメラ : 一眼レフカメラ、二眼レフカメラ
・レフを使用しないカメラ : 一眼カメラ(ミラーレスカメラ)、コンパクトカメラ
レンズ交換できるカメラとできないカメラ
現在はデジタルカメラでレンズが1つのカメラがほとんどとなりましたので、
これからのご紹介は、すべてデジタルカメラでレンズが1つのカメラについてご紹介します。
カメラには、レンズが交換できるものとできないものがあります。
・レンズが交換できるカメラ : 一眼レフカメラ、一眼カメラ(ミラーレスカメラ)
・レンズが交換できないカメラ : コンパクトカメラ
レンズ交換ができる一眼レフカメラと一眼カメラ(ミラーレスカメラ)の場合は、基本的には、本体とレンズを別々に購入するようになります。
ただ現状は、本体と標準レンズがセットになったものや、本体に2つのレンズがセットになって販売されているものもあります。
最初に購入される場合は、いずれにしろレンズは必要ですので、セット品のなかからご自身の撮影スタイルに合ったものを選ばれると割安に購入することができます。
レンズ交換できないコンパクトカメラの場合は、本体に付いているレンズが決まっていますので、その中からご自分に合うカメラを選ぶ必要があります。
本体とレンズやその他のいろいろな機能の組み合わせは、たくさんありますので、選ぶのに迷われると思いますので、このあとにご紹介する内容をご参考にしてください。
デジタルカメラの特徴
現在はデジタルカメラが主流となっていますので、デジタルカメラについてもう少し詳しく述べたいと思います。
フィルム式カメラとデジタルカメラの大きな違いは、フィルム式カメラはフィルムの化学変化によって被写体の像を記録しますが、デジタルカメラは電子的に像を記録します。
デジタルカメラは、レンズを通して入ってきた光を撮像素子が受け、受けた光を電気信号に変換し、さらにデジタル信号に変換して画像データにします。
画像データをカメラ内部で現像処理をし、見ることが出来る画像として記録メディアに記録されます。
また最近のデジタルカメラは静止画だけではなく、動画も記録することが出来ますので、デジタルビデオカメラとしての役割もあります。
撮像素子が受けた光を、保存する画像データまでに変換するスピードの処理能力や画像をいかに美しく仕上げるかがデジタルカメラの性能を左右するものとなります。
デジタルカメラには以下のような特徴があります。
① 写真を撮ったその場で画像を確認することができる。
② フィルムがいらない。
③ 撮った画像をパソコンやスマホで見ることが出来、専用のソフトで加工が出来る。
④ ホームページやブログに掲載できる。
⑤ パソコンや携帯電話で送信することが出来る。
⑥ パソコン、スマホ、カメラからSNSにアップし画像の共有が出来る。
⑦ プリンターで印刷(プリント)することが出来る。
またデジタルカメラの場合は、写したその場で背面にある液晶モニターですぐ確認できますので、失敗しても何度でも撮り直しが可能です。
フィルムカメラの場合は、プロの方や、一部のマニアの方以外の方は、撮り終えたフィルムを写真屋さんに持っていって現像してもらわなくてはいけませんでした。
私もそうですが、昔からカメラで写真を撮ることが好きだったので、写真屋さんにはしょっちゅう通っていました。
写真屋さんとも顔なじみとなり、写真の撮り方などについていろいろアドバイスももらいました。
でも出来上がるまでには数日はかかりますし、出来栄えも写真を見るまでは分かりません。
しかし、デジタルカメラが主流となった現在では、写真の撮影からプリントするまでの全ての工程を自分一人で出来るようになりました。
これはカメラの楽しみ方を何十倍にも何百倍にもしたのではないでしょうか。
子供から大人まで、女性も男性もだれもが容易にデジタルカメラを楽しむことが出来ます。
これは、デジタルカメラの急速な発展によることはもちろんですが、あわせてパソコン、プリンター、携帯電話、スマホ等の急速な発展も大きくかかわっています。
現在はデジタルの時代です。
デジタルが全てではありませんが、それらを上手に利用することによって、仕事や生活、遊びなどの広がりをより大きくすることが出来るように思います。
しかし、一方ではあまりにも速いデジタルカメラの進歩によって、私たちの知識や技術が追いつけない部分も多くあるように思います。
デジタルカメラは簡単で、楽しそうだけど、操作が難しくて使いこなせないのではと思っておられる方もおられるのではないでしょうか。
しかし、決してそんなことはありません。
最初からデジタルカメラの全ての機能を使うのではなく、まずはご自身の理解できるところからやっていってみてください。
分からないことは、全部デジタルカメラがやってくれます。
そして、今操作していることに慣れてきたら次のステップに進んでいきましょう。
そうしている内に、デジタルカメラをご自身が思うように操作できるようになります。
ぜひデジタルカメラを楽しみの中のひとつに加えてみてください。
デジタルカメラの種類と特徴
デジタルカメラにはおよそ次のような種類があります。
1、一眼レフカメラ
2、一眼カメラ(ミラーレスカメラ)
3、コンパクトカメラ
以上の3種類となります。
上記の3種類のデジタルカメラの大きな違いは以下の表のようになります。
| レフ | レンズ交換 | |
| 一眼レフカメラ | 使用する | 交換できる |
| ミラーレスカメラ | 使用しない | 交換できる |
| コンパクトカメラ | 使用しない | 交換できない |
ここからは上記の3種類のデジタルカメラについて、主な特徴や使用する上での長所と短所についてくわしくご紹介します。
なお一眼カメラは、一眼レフカメラと区別するためにミラーレスカメラと表記します。
一眼レフカメラ
デジタル一眼レフカメラのおよその内部構造は以下の図のようになります。

撮影レンズを通ってきた光はメインミラーで反射され、ペンタプリズムへ行き、ペンタプリズムでも2度反射をしてファインダーを通して像を見ることができます。
デジタルで撮影レンズが一つなのでデジタル一眼、ミラーやプリズムの反射(レフ)を使うのでデジタル一眼レフカメラといいます。
シャッターボタンを押すとミラーが跳ね上がり、シャッターが開き、撮像素子に像が写りこみます。
撮影の際はファインダーを覗いてピント合わせや構図を決めますが、背面の液晶モニターで確認しながら行うことも出来ます。
一眼レフカメラが他のミラーレスカメラやコンパクトカメラと違う大きな特徴は、レンズを通ってきた光がミラーで反射され、上方の五角形のペンタプリズムに当たり、ファインダーに光が導かれることです。
![img_2700-4[1]](https://kagu-diy.com/wp-content/uploads/2016/05/img_2700-41.jpg)
したがって、一眼レフカメラには必ずプリズムがカメラの上部についていますので、
形状的にはどれもおよそ同じような形をしています。
上記の一眼レフカメラのミラーとプリズムを使用した光の導き方は、実際に映り込む被写体の像と同じ像を見ながら撮影できる最も良い方法としてフィルム式カメラの時代に開発され、その後現在まで使われています。
フィルム式カメラの時代にもミラーやプリズムを使用しないコンパクトカメラはありましたが、撮影レンズを通ってきた光を見るのではなく、別に付けられた小さな小窓を覗いていました。
したがって実際に映り込む像と写している時に見ている像とのわずかなズレ(パララックス)がありました。

コンパクトカメラでは、上記のように撮影レンズを通ってきた光を見ていないためにパララックスが生じました。
一眼レフカメラの場合は、撮影レンズを通ってきた光を見ていますのでパララックスは生じません。
このように一眼レフカメラで使用されているファインダーは、実際に写し込まれる像をみることができるのが特徴で、光学ファインダーと呼ばれています。
一眼レフカメラのピント合わせは、光学ファインダーを覗きながら行われますが、オートフォーカスの機構は、多くが位相差検出方式を採用しています。
この位相差検出方式によるオートフォーカスは、ピント合わせのスピードが速いのが特徴です。
また一眼レフカメラに採用されている光学ファインダーは、ファインダー像の結像のために電池を使うことはありません。
電子ビューファインダーにくらべて電池の消耗が少ないのも特徴の一つとなっています。
一眼レフカメラのもう一つの大きな特徴は、レンズ交換できるということです。
基本的に一眼レフカメラは、本体とレンズは別々のものとなり、基本的には一眼レフカメラの本体にはレンズは付いていません。
したがって、本体のことをボディと呼んでレンズと区別しています。
ただ一般的には、ボディに標準ズームレンズ等をセットにして販売されているようです。
もちろんボディのみの購入も可能であり、レンズの種類も多くあり、ボディとレンズの組み合わせを自由に選ぶことが出来ます。
デジタル一眼レフカメラの場合は、ボディの中にデジタルカメラで重要な撮像素子、画像処理回路、オートフォーカス機構、自動露出制御機構、測光機構、ミラー、ペンタプリズム、シャッター機構等の重要なものが全て入っています。
また一眼レフカメラの特徴として、ファインダーで見ている像は実際に撮影レンズを通ってきた光によってファインダースクリーン出来た像になりますので、ファインダーで見たままが写ることになります。
ただし、ファインダーの視野率によって多少変わってきます。
一眼レフカメラには多くの種類のレンズが用意されています。
一般的によく使われるレンズには、単焦点レンズ、標準ズームレンズ、望遠ズームレンズ、広角ズームレンズ、マクロレンズなどの種類があり、いろいろな写しかたを楽しむことが出来ます。
![201411051[1]](https://kagu-diy.com/wp-content/uploads/2016/05/2014110511.jpg)
望遠レンズ
![201411052[1]](https://kagu-diy.com/wp-content/uploads/2016/05/2014110521.jpg)
マクロレンズ
![201411053[1]](https://kagu-diy.com/wp-content/uploads/2016/05/2014110531.jpg)
広角レンズ
一眼レフカメラの特徴として、レンズ交換が出来るのですが、これは同じメーカーのレンズ、あるいはレンズ専門メーカーのレンズのみ交換が可能になります。
カメラ本体のメーカーとレンズのメーカーが違う場合は交換できません。
これは、カメラボディのレンズを装着するレンズマウントがメーカーによって異なっているためです。
![201412141[1]](https://kagu-diy.com/wp-content/uploads/2016/05/2014121411.jpg)
キャノンレンズマウント
また、多くの一眼レフカメラに搭載されているフォーカルプレーンシャッターでは、高速シャッターを使うことができるのも特徴の一つです。
カメラには、カメラ本体、交換レンズ以外にも多くのアクセサリーがありますが、一眼レフカメラはそれらのほとんど全てを使うことができます。
それだけ一眼レフカメラは、撮影の幅が広いカメラといえます。
一眼レフカメラの長所、短所をまとめると次の表のようになります。
| 長 所 | ・高機能で画質が大変きれいである。 ・美しいボケを表現することができる。 ・全ての交換レンズが使用できる。 ・撮影レンズを通ってきた光をそのまま見ることができる。 ・オートフォーカスが速く、動きのある被写体にも強い。 ・バッテリーの消耗が少ない。 ・グリップが手になじみやすく、しっかり握れる。 |
|---|---|
| 短 所 | ・サイズが大きく、重くなり、持ち運びがたいへん。 ・一般的に高価で、上位機種になるほどさらに高価になる。 ・交換レンズが高価である。 ・レンズ交換しながらの撮影は少し面倒。 |
レンズ交換できることは、一眼レフカメラならではの特長ではありますが、逆に言えば、いろいろな撮影を楽しみたい場合は、専用のレンズを用意しなければなりません。
短所にも書いていますが、レンズはけっこう高価になります。
一眼レフカメラをご検討されておられる方は、留意が必要です。
レンズを安価に入手する方法としては、メーカー純正品の場合は中古品をさがしてみるのも方法です。
丁寧に使われていたレンズであれば、全く問題なく安価に入手できます。
実は私もキヤノンを使っていますが、レンズの多くは中古品を使っています。
またレンズ専門メーカーの製品の場合も、同程度のレンズを安価に入手できます。
ミラーレスカメラ
デジタル一眼カメラ(ミラーレスカメラ)のおよその内部構造は以下の図のようになります。

レフを使わないので、デジタル一眼カメラといいます。
また、ミラーを使わないのでミラーレスカメラともいいます。
ミラーレスカメラはミラー、及びプリズムも使いませんのでコンパクトで、本体自身の厚みも薄くなっています。
ミラーレスカメラには反射ミラーもプリズムも付いていないので、光学ファインダーも付いていません。
ミラーレスカメラの場合は、レンズを通ってきた被写体の像は、撮像素子にあたり、画像処理エンジンで目で見ることができるデジタル画像に変換されます。
その画像を背面の液晶モニターや電子ビューファインダーで見ることができるようになっています。
ミラーレスカメラは、反射ミラー、ペンタプリズムの他にも、AF機構や測光機構の部品もないため構造がシンプルでボディを小型化、軽量化することができているのです。
撮影の際には、露出やホワイトバランスなどの画像設定やいろいろなフィルター効果などの画像処理をおこなった場合も最終的な画像処理エンジンで画像化された像を電子ビューファインダーで見ていることになります。
したがってミラーレスカメラの電子ビューファインダーの場合は、写真としての仕上がりを確認しながら撮影できるのが大きな特徴といえます。
言い換えれば、電子ビューファインダーで見ている像の明るさや色合いは、実際の像のものとは違っていることになります。
ミラーレスカメラは、電子ビューファインダーが元々付いているタイプのものとオプションで後付けできるタイプのものがあります。
私が持っている下記のキヤノンのミラーレスは、オプションで後付けするタイプのものです。

Canon ミラーレスカメラ M3

ビューファインダー取り付け
ミラーレスカメラは、一眼レフカメラと同様にレンズ交換式となっています。

広角レンズ 標準レンズ 望遠レンズ
上記はキヤノンの交換レンズですが、一眼レフカメラのものと比べるとずいぶんコンパクトに重さも軽くできています。
私が持っているキヤノンの一眼レフカメラ用の交換レンズと比べてみました。
広角ズームレンズ

一眼レフカメラ用 ミラーレスカメラ用
EF-S 10-22mm 11-22mm
標準ズームレンズ

一眼レフカメラ用 ミラーレスカメラ用
EF 24-105mm 18-55mm
望遠ズームレンズ

一眼レフカメラ用 ミラーレスカメラ用
EF 70-200mm 55-200mm
いかがでしょうか。
ミラーレスカメラ用の交換レンズは、一眼レフ用に比べると大きさも重さもずいぶんコンパクトに作られています。
一眼レフカメラ用の交換レンズは大変重たくて持ち運びの際は大変でした。
ミラーレスカメラ用の交換レンズは、軽くてサイズもコンパクトなので、持ち運びの際のストレスは全く違っています。
ミラーレスカメラ長所、短所をまとめると次の表のようになります。
| 長 所 | ・高画質を保ちながらコンパクトを実現。 ・コンパクトなレンズで交換が可能。 ・電子ビューファインダーが利用できる。 ・EVF で仕上がりの画像をイメージしながら撮影できる。 ・本体もレンズもコンパクトなので持ち運びが楽。 |
|---|---|
| 短 所 | ・交換レンズの種類がすくない。 ・EVF の表示に多少のタイムラグが生じる。 ・EVF は動きのある被写体がにがてである。 ・EVF や液晶モニターを使用するのでバッテリーの消耗が大きい。 |
ミラーレスカメラは技術的にはまだ新しく、各メーカーが力を入れている分野です。
今後ますます高性能化すると思われます。
コンパクトカメラ
コンパクトカメラの内部構造は基本的にはミラーレスカメラと同じで、反射ミラーもプリズムもありません。
また多くのコンパクトカメラはレンズ交換が出来ないタイプとなっていますので、ミラーレスカメラよりいっそうコンパクトになっています。
基本的には、撮影は背面の液晶モニターで確認しながら行ないますが、電子ビューファインダーを取り付けて、EVF と液晶モニターの両方使えるタイプのものもあります。

Canon コンパクトデジタルカメラ SX700HS
コンパクトカメラには、比較的かんたんにあつかえる薄型のタイプのものから
外見上が一眼レフカメラに似ていて多くの機能が付いている高級なタイプのものまで、さまざまな特徴をもったものがあります。


Canon PowerShot G3X
上記のカメラはキヤノンのコンパクトカメラですが、高倍率ズームのコンパクトカメラが欲しくて購入したものです。
光学ズームとデジタルズームをあわせた焦点距離が24-2400mm(35mmフィルム換算)となっています。
現在は一眼レフカメラのサブ機としてよく使っています。
また上記とは逆に、大変明るい単焦点のレンズをもつコンパクトカメラもあります。
コンパクトカメラは、レンズ交換式ではなく、決まったレンズになりますので、ほかの機能との組み合わせを考え、どのタイプのカメラが一番自分の撮りたい写真にマッチしているかを考える必要があります。
画質の面では、一眼レフカメラやミラーレスカメラと比べれば多少見劣りしますが、それでもSNSへの投稿が目的で写真を撮られるのでしたら、一通りの機能が付いており手軽にきれいに写せるコンパクトカメラは十分といえるでしょう。
コンパクトカメラの長所、短所をまとめると次の表のようになります。
| 長 所 | ・軽くてコンパクトなので持ち運びが楽。 ・比較的安価なものが多い。 ・操作が比較的簡単にできる。 ・1台でマクロ撮影から望遠撮影まで、一通りのことができる。 ・ポケットに入れられるものもある。 |
|---|---|
| 短 所 | ・一眼レフやミラーレスとくらべると画質はやや落ちる。 ・ボケを活かした写真は撮りにくい。 ・安価なタイプの画質はスマホと大差ない。 |
特殊なカメラ
スマホ
最近はスマホで写真を撮られる方がたいへん多いですね。
スマホの本来の使用目的は通信で、カメラ専用機ではありませんが、画質が非常に良くSNS への画像投稿がたいへん簡単にできるのが一番良いところです。
スマホは携帯性にも優れており、多くの方が普通に持っておられるので、撮りたいときにいつでも撮れる手軽さが人気の理由でしょう。
またスマホのレンズは両面に付いていますので、友人との自撮りにも向いています。
ただカメラ専用機ではないので、機能面ではカメラ専用機には及びません。
またバッテリーの持ちが短いのもネックになります。
スマホに付いているレンズは固定されており交換はできませんが、簡単に取り付けていろいろな撮影が楽しめるレンズが販売されています。
他の人とはひと味違った写真をアップしてみてはいかがでしょうか。
スマホ用三脚はこちらから
ウェアラブルカメラ
ウェアラブルカメラはアクションカメラとも呼ばれていますが、人の体に装着して手を使わずに撮影することができる小型のカメラです。
静止画の撮影ももちろんできますが、動画の撮影がハンズフリーで出来るのが魅力です。
通常のビデオカメラより小型で軽量につくられており、ヘルメットや帽子に取り付けたり、専用の器具で体に取り付けたりできます。
ペットの体に取り付けて動物目線の動画を撮ることもできます。
またアウトドアでの使用を考えて、防水、防塵、耐衝撃性にすぐれたカメラが多くなっています。
自転車、バイク、スノーボード、サーフボード、ボート、ヨットなどに取り付けて撮影することも可能になっています。
360度カメラ
周囲360度の静止画、動画の撮影が出来るユニークなカメラです。
動画では画像と同時に音声も録音できますので、臨場感あふれる動画撮影ができます。
360度撮影できるドライブレコーダーもあります。
インスタントカメラ
インスタントカメラは、写真を撮ったその場でプリントして見ることができるカメラです。
インスタントカメラは以前からありますが、最近また人気が出ているようです。
人気の秘密は、なんといってもカメラがその場でプリントしてくれることでしょう。
私がおすすめするインスタントカメラは、FUJIFILM の instax SQUARE SQ10 です。
その場でプリントできるインスタントカメラとしての機能はもちろんのこと、画像を選んでプリントしたり、パソコンを使ってプリンターで印刷したりなどのデジタルカメラとしての機能も持っている点です。
下記の記事で詳しいレビューを書いていますのでご参考にしてください。

種類別人気メーカー
メーカーによる技術的な差異というのはそれほどないと思っていますが、メーカーによって力を入れている分野とそうでない分野はあるようで、カメラの種類で人気のメーカーがあるようです。
カメラを選ばれる際のご参考にしてください。
一眼レフカメラが人気のメーカー : キヤノン ニコン
ミラーレスカメラが人気のメーカー : オリンパス ソニー パナソニック、FUJIFILM
コンパクトカメラが人気のメーカー : キヤノン ニコン ソニー パナソニック、FUJIFILM
初心者の方におすすめのカメラ
一概におすすめするのは難しく、写真を撮る目的によって選ぶカメラが違ってくると思います。
そこで私なりに思うカメラの種類別におすすめの方をご紹介します。
一眼レフカメラがおすすめの方
・本格的な撮影技術を学び、習得したいと思われる方。
・写真のクオリティーを一番に考えたい方。
・レンズ交換して本格的な撮影がしたい方。
・大きさや重さが気にならず、むしろ重量感のあるカメラが好きな方。
・フィルム式カメラの時代からの光学ファインダーが好きな方。
ミラーレスカメラがおすすめの方
・本格的な撮影を楽しみたいが、できればコンパクトなカメラが良い方。
・液晶ビューファインダーを使用した撮影がしたい方。
・画質を重視したいがコンパクト性も求めたい方。
・レンズ交換のたのしみを味わいたいが、コンパクト性も必要な方。
コンパクトカメラがおすすめの方
・携帯性、手軽さを重視したい方。
・レンズ交換なしで、広角から望遠まで一通りの撮影がしたい方。
・スマホよりはもう少しいろいろな設定を楽しみたい方。
・スマホは通信用で使い、スマホ感覚で手軽に撮りたい方。
まとめ
カメラを選ぶ際は、まず最初にあなたがどのような写真を撮りたいのか、写真を撮る目的をはっきりしておくことが大切です。
カメラにはいろいろな機能が付いていますので、あなたの目的に合うカメラを選ぶと良いでしょう。
迷ったら、まず簡単なコンパクトカメラでも良いので、出来ることから少しづつ機能を覚えていってください。
デジタルカメラは何度でもやり直しができるので、触っている内にすぐ覚えられます。
そのためにはオートばかりではなく、自分でいろいろ設定を変えて写してください。
カメラの本当の醍醐味は、目では見ることが出来ない世界を写し出せたときです。
きっと感動を覚えるでしょう。







コメント