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これだけは知っておきたい!丸ノコの特徴と基本的な使い方。

 2016/08/20 木工工具
この記事は約 13 分で読めます。 11,056 Views
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丸ノコは、ドライバードリル、ジグソーとともに木工DIYにおいて、よく使われる電動工具の一つです。

木工作業は「切る」作業と「接合する」作業が主な作業となりますが、切る作業において、直線カットに
使われるのが丸ノコで、曲線カットに使われるのがジグソーになります。

家具作り等においては、如何にキレイに正確に直線カットをするかが出来栄えを左右する基本作業と
なりますので、丸ノコは木工作業には欠かせない電動工具の一つです。

 

丸ノコは円形のノコ刃(ブレード)を高速回転して材料を切断しますが、モーターの威力は大変強く、
したがって切断能力も非常に高いものになっています。

したがって電動工具の中で一番危険性も高くなっており、取り扱いには注意が必要です。

丸ノコを使っての木工作業においては、特徴、基本的な使い方等をよく理解して作業を行ってください。

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丸ノコの各部の名称

丸ノコの各部の名称は以下の写真のようになります。

 

丸ノコの種類

普通タイプ

最も一般的に使われている丸ノコで、用意されているいろいろなノコ刃(ブレード)を交換する
ことによって木材以外にも合板、プラスチック、トタン板などをカットすることが出来ます。

ブレードの径の大きさはいろいろ有りますが、一般的によく使われているのは、
直径が160mmøと180mmøのものです。

 

200mmø以上のものもありますが、重量も重たくなりプロ向きの丸ノコになります。

私は最近は丸ノコを使う機会は少ないのですが、使用していたのは180mmøのものです。

 

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小型高速タイプ

小型高速タイプは、1万回転以上の高速で回転する径が110mmø程度のブレードを使ってカットします。

硬い材料をカットするのに向いており、アルミ板、トタン板、タイルなどのカットが出来ます。

ウォームドライブソー

モーターの回転をブレードに伝える方法にウォームギアを使っている丸ノコです。

ウォームギアとは、ねじ歯車(ウォーム)とはす歯歯車(ウォームホイール)を組み合わせたもので、
大きな減速比が得られるのが特徴です。

 

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出典:ウィキペディア

 

ウォームドライブソーの特徴としては、キックバックが起こらないことと、切断力が強力であることで、
一般の丸ノコでは切断が難しいものや金属、石材などのカットに使用されており、板材のカットに
使用されることはあまりありません。

ベンチ丸ノコ

ベンチ丸ノコは、本体が台に固定されており、台のテーブル面の下からブレードが出ている構造に
なっています。

したがってカットする際は、材料を手に持ってテーブル面をガイドに添って滑らせながらカットして
いきます。

 

一般の丸ノコの場合は、切り粉が身体から遠ざかるように飛んでいきますが、ベンチ丸ノコの場合は、
切り粉が身体の方に飛んでくるように取り付けられていますので、金属や石材をカットするときは危険
なので保護具を着用するなどの注意が必要です。

良い点としては、ブレードが固定されていますので、ガイドを使ってカットすれば、丸ノコを手で持って
カットするより正確にキレイにカットできます。

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ノコ刃(ブレード)の種類

ノコ刃(ブレード)には、切断する材料によって木工用、金属用、石材用、プラスティック用など
種々のブレードがありますので、カットする材料によって適切なブレードを選択してください。

 

ブレードのサイズの選択にあたっては、本体の丸ノコに合うブレードを選択する必要がありますが、
選択に当たっては、外径と取り付ける穴の径が本体に合っている必要があります。

国産の外径が180mmøまでのものについては、中心の取り付け穴の径は19mmøと20mmøが
あります。

 

2015781

上記の写真は私が所有する丸ノコの中心のブレードを取り付ける部分を拡大したものですが、
この場合は19mmøとなっています。

 

木工用として使われるブレードには幾つか種類がありますが、現在よく使われているのは
チップソーブレードと呼ばれているものです。

ブレードの先端にノコ身より少し厚い鋭利なものが付いています。

 

この部分はソーチップと呼ばれているもので、普通の鋼よりも硬いタングステンカーバイト鋼などが
使われており、切り口が非常に滑らかでキレイにカットすることが出来ます。

 

2015782
チップソーブレード

ブレードの先端のひとつひとつによく研がれたチップが付いており、これが切れ味を良くしており、
永く使用して切れ味が落ちた場合は研磨することによって再度良い切れ味を取り戻すことができます。

また、ブレードに数ヶ所切込みのミゾが付けられていますが、回転時の音の抑制と回転をスムーズにする
ためのものです。

 

ブレードの取り付け、交換

丸ノコはブレードを交換することで、木材以外のさざまな材質の素材をカットすることができます。

また、ブレードの切れ味が落ちた場合は、交換する必要がありますので、ブレードはご自身で交換できる
ようにしておきたいものです。

簡単ですので交換の手順をご説明します。

コンセントから電源コードを抜く

ブレードの交換をする場合は、まず最初にコンセントから電源コードを抜き、誤ってスイッチが入っても
絶対にブレードが回転することがないようにします。

これを確認してから交換作業にはいります。

スピンドルロックレバーを押してブレードを固定する

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モーターハウジング部の横に付いているスピンドルロックレバーを軽く押しながらブレードを手で回すと、
カッチと固定できる箇所があります。

スパナでボルトを緩める

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カッチと固定できたところでスピンドルロックレバーを強く押し、ブレードが回転しないようにして、
スパナ又はレンチでブレードを固定している中央のボルトを緩めます。

 

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ボルトを緩めて引き抜くとブレードを押さえている円盤状のものがあります。

これはフランジと呼ばれているものですが、フランジを外します。

ブレードを本体から外す

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フランジを外すとブレードだけになりますので、安全カバーを上に上げてブレードを外します。

 

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ブレードを外した状態です。

 

2015836

左から、交換に使用したスパナ、フランジ、ボルト となります。

取り付ける場合は、外したときと逆の順番で取り付けます。

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丸ノコの基本的な使い方

ブレードの調整

ブレードの調整は、①ブレードの出具合い、②ブレードの角度を調整します。

作業に入る前に、電源コードがコンセントから抜かれていることをまず確認してください。

 

①ブレードの出具合い

ブレードの出具合いは、材料をカットするとき、材料からどれくらい刃先が出ているかを調整します。

2015843

 

実際にカットする材料をベースに当ててみて刃先の出を調整しますが、板の下からブレードの刃先が
5mm~10mmくらい出るように刃先の出を調整してください。

調整はブレードケースに付いている調節ネジを緩めて、ベースを上下に動かして調節します。

 

板の下からあまり多く刃先を出しますと、切り口がきたなくなりますし、また板とブレードの接する面も
大きくなりますので、キックバックが起こりやすくなります。

 

②ブレードの角度の調整

角度を付けてカットする場合を除いて、通常のカットの場合は、ブレードはベースに対して直角に
なるように調整してください。

2015842

サシガネ、又はスコヤを使って直角を確認します。

直角になっていない場合は、角度調節ネジを緩めて調整します。

 

ブレードの調整が終わりましたら、再度ブレードを取り付けているボルトがしっかり締められており、
ガタツキがないか確認をしましょう。

材料のセッティング

丸ノコは電動工具の中で一番危険度の高い工具と言われています。

その理由は、キックバックを起こしやすい工具だからです。

 

キックバックとは、切断中に何らかの理由でブレードに大きな抵抗がかかり、反動で丸ノコ本体が
押し戻される現象です。

丸ノコは持っている人の方に押し戻されますので、キックバックが大きいと、身体に触れて思わぬ大怪我を
する場合があります。

キックバックを防ぐには、まず第一に材料の固定方法にあります。

 

材料の固定方法については、これだけは知っておきたい!ノコギリの構造、種類と使い方
「台の設置方法」にも書いていますが、切り進んでいった場合に、材料がブレードを締め付けることが
ないように設置する必要があります。

 

まず、避けなくてはいけないのが下記の設置方法です。

 

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たとえば上記の様な長い板をカットする場合、何かしらの台に載せてカットしますが、
カットする位置の両側に台を設置してカットしてはいけません。

 

上記のように設置しますと、下記の図のように、切り進んでいくと材料がV字型に折れてブレードを
締め付けてしまいます。

 

marunoko2

 

実は、この状態が一番キックバックを起こしやすい状況となります。

 

丸ノコのブレードは、側面をブレード側から見た場合、左回転しています。

つまり、左回転しているブレードに大きな抵抗がかかりますと、丸ノコ本体には人の方に押し戻そうとする
力がかかります。

丸ノコのモーターには強力なモーターが付いていますので、特に材料が大きくて重たい場合などは、
反動で丸ノコが人の身体に触れる危険性があり、大きな怪我の原因になります。

 

これを避けるためには、材料がブレードを締め付けないような台の設置方法を行う必要があります。

それは、以下のような台の設置方法となります。

 

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カットする場合は、上記の図のように切り落とす側の板をフリーの状態にするのが原則となります。

 

そうしますと、下の図のように切り進んでいくうちに切り落とす側の板の左端は下がっていきますので、
丸ノコのブレードを締め付けることはありません。

 

marunoko4

 

ただしここで気をつけないといけない事があります。

このまま切り進んでいきますと、特に設置した台の高さが高い場合や切り落とす板の重さが重い場合ですが、
下の図のように完全に切り落とす前にカット部分の切り残す側の下の部分が、下の図のように裂けてしまう
場合があります。

こうなってしまいますと、せっかくの切り残す側の板が裂けてしまい使えなくなってしまいます。

 

noko5

 

上記のように裂けることを防ぐには、下記の図のように、完全にフリーにするのではなく、
切り落とす側の下にも台を設置することをオススメします。

 

marunoko5

 

marunoko6

 

切り落とす側に設置する台は、3の一つでも良いですが、おすすめは4も加えて2箇所設置する方法です。

どちらの場合も、ポイントは上記の図に書いているように、1と2の台よりも
数mm(2~3mm)低い台を使用し、材料との間にすき間を作ることです。

こうすることによって、材料がブレードを締め付けることはなく、なお且つ切り落とした材料を安定して
受け止めることが出来ます。

 

台の設置方法ともう一つ重要なことがあります。

それは、カットする時に材料が動かないように、しっかりと材料を固定することです。

カットしている最中に材料が動きますと、

ブレードと材料が接触する抵抗が大きくなり、キックバックを起こします。

 

作業台の上でカット作業を行う場合は、クランプ等を使用して、台(1と2)と材料と作業台をしっかり
固定してください。

固定する箇所は1箇所ではなく、2箇所以上を固定するようにしてください。

切り進める速さ

準備が出来ましたらスイッチを入れてブレードを回転させますが、スイッチを入れるとすぐに最高速まで
回転しますので、この状態になってから材料に刃先を当てて切り始めます。

間違っても、最初に材料にブレードの刃先を当てた状態でスイッチを入れてはいけません。

こうしますと、確実にキックバックを起こします。

 

切り始めたら、あとは切り終わるまでゆっくりと切り進めてください。

あわててはいけません、とにかくゆっくり切り進めることが大切です。

 

また木材には、見えないところに節がある場合があります。

節は硬いので、早く進めるとキックバックを起こす場合もありますので、なおさらゆっくり押し進める
必要があります。

真っ直ぐに切る

丸ノコは曲線カットは出来ませんので、基本真っ直ぐ切るのですが、真っ直ぐに切るのはいがいと難しく、
特に合板などを長い距離を切る場合は、なかなかキレイに真っ直ぐには切れません。

その場合は、材料に墨線を引き、墨線に沿って切るようにするとキレイに切れます。

 

そのときに利用するのが丸ノコの先っちょについている切り欠き(ガイド)です。

 

2015861

 

私の持っている丸ノコはかなり旧式ですので、最近のものは形や合わせ方は変わっているかもしれませんが、丸ノコの先端に上記の写真のような2つの切り欠き(ミゾ)の付いたガイドが取り付けられています。

丸ノコは、カットするとき刃先が見えませんので、上記のガイドに墨線を合わせてカットします。

 

その場合に、ブレードとガイドとの位置関係を正確に把握しておく必要があります。

私の丸ノコの場合は下記の図のようになっています。

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上の図は、丸ノコをを実際に手に持った時の丸ノコの上から見た図ですが、ブレードの左側面がガイドの
右側の大きい切り欠きの中心になっています。

全ての丸ノコが上記のようになっているかどうかは分かりませんので、お持ちの丸ノコを確認してください。

 

ブレードに定規を当てると分かりますが、合板などを使って試し切りをして正確に把握しておいた方が
良いでしょう。

切り過ぎて必要な長さが足らなくならないように、墨線を残すように切るのがコツです。

なおガイドの切り欠きの内、左側の小さい方は、丸ノコを45°に傾斜させてカットする場合に使用します。

 

また、真っ直ぐな定規を作り、材料にしっかり固定して、定規に添わせて丸ノコを押し進めるように
カットすれば、なお一層きれいに真っ直ぐカットすることが出来ます。

その他の注意点

重複する内容もありますが、安全に使用するために以下のことに留意してください。

安全に使用するための注意点

1、コードのプラグをコンセントに差し込んだら絶対にブレードには触らない。

2、休憩時、終了時はまず先にプラグをコンセントから抜く。

3、ブレードの交換、調整時も必ずコンセントから抜いて作業を行う。

4、切れ味の悪くなったブレードは使用しない。

5、コンセントに差し込んだまま持ち歩かない。

6、足元を常に整理整頓し、つまづいたり、転んだりすることがないようにしておく。

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まとめ

丸ノコは危険度の高い電動工具ですが、基本を守って安全に使用すれば大変威力を発揮する工具です。

正しい使用方法を守って木工DIYを楽しみましょう。

 

丸ノコは、よく使用する基本的な電動工具ですが、その他にはドライバードリル、ジグソーが、
持っていると便利な電動工具となります。

下記のページに道具、工具類をまとめてありますのでチェックしてみて下さい。

 

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