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シャッタースピードはカメラの基本性能を左右する大切な要素。

 2016/06/05 デジタルカメラ
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シャッターは、レンズを通ってきた被写体の光を撮像素子に当てたり、遮断したりするシステムのことです。

またシャッターは、写真の仕上がりの基本要素である露出を決める重要な要素でもあります。

以前のフィルムカメラ全盛の時代では、シャッターは1枚の扉の開閉スピードによってシャッターの露出を決定していました。

現在のデジタル一眼レフカメラでは、シャッターは非常に軽い素材で出来た数枚の羽根で構成されており、この数枚の羽根を順番に開閉することによって露出を決定しています。

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シャッターの種類

カメラの種類によってシャッターの種類も異なっています。

シャッターの種類には、主なものとしてフォーカルプレンシャッターとレンズシャッターの2通りの機構があります。

フォーカルプレンシャッター

レンズ交換式の一眼レフカメラに多く採用されているシャッター機構で、フィルム又は撮像素子の直前に配置されています。

 

一眼レフ2

 

フォーカルプレンシャッターは、レンズとは離れた位置に配置されていますので、レンズ交換式の一眼レフカメラに採用されています。

フォーカルプレンシャッターは、超高速に動作するシャッタースピードに対応するために考え出された方法で、数枚に分割した2群の遮光板を高速で移動することによって実現しました。

レンズシャッター

レンズシャッターは、レンズ固定式のコンパクトカメラに使用されていますが、レンズの中に配置されています。

 

一眼

 

レンズシャッターは絞り機構の近くに配置されますが、コスト面で絞りと共用しているタイプのものが多くなっています。

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シャッター速度

高速シャッターと低速シャッター

シャッター速度は、シャッターの開閉に使用される遮光板の移動速度ではなく、シャッターが開いている時間のことをいいます。

シャッターが開いている時間が短い場合を高速シャッター、長い場合を低速シャッターといいます。

 

シャッター速度を表すシャッターが開いている時間の速い、遅いの明確な区分はありませんが、私の持っているEOS 5D のシャッタースピードは、最高速の1/8000秒からバルブまであります。

通常の撮影においては、1/1000~1/125秒あたりのスピードが多いと思いますが、これより速ければ高速、遅ければ低速かなと思います。

 

基本的に写真は、フィルムや撮像素子に当たる光の量(露出)によって決まりますが、この露出を決定するのは、シャッタースピードと絞りです。

シャッタースピードが速ければ、露出は少なくなり、遅ければ露出は多くなります。

したがって、シャッタースピードの決定は写真の出来上がりに大きく影響を与えます。

シャッタースピードの範囲

シャッタースピードの範囲は、カメラやシャッター機構によって変わってきますが、デジタル一眼レフ canon EOS 5D markⅢ の場合は、以下のようなシャッタースピードが選択できます。

1/8000 , 1/6400 , 1/5000 , 1/4000 , 1/3200 , 1/2500 , 1/2000 , 1/1600 , 1/1250 , 1/1000 ,1/800

1/640 , 1/500 , 1/400 , 1/320 , 1/250 , 1/200 , 1/160 , 1/125 , 1/100 , 1/80 , 1/60 , 1/50 , 1/40

1/30 , 1/25 , 1/20 , 1/15 , 1/13 , 1/10 , 1/8 , 1/6 , 1/5 , 1/4 , 0.3 , 0.4 , 0.5 , 0.6 , 0.8

1 , 1.3 , 1.6 , 2 , 2.5 , 3.2 , 4 , 5 , 6 , 8 , 10 , 13 , 15 , 20 , 25 , 30 , バルブ

 

カメラで選択出来る最高速度は、1/8000秒で、最も遅いのが30秒となっています。

以前のフィルム式カメラに比べて、かなり細かく設定出来るようになっています。

バルブは星空や花火などの撮影で、長時間の露出が自由に決めて撮影出来るようになっています。

 

コンパクトデジタルカメラ canon SX700 HS の場合は以下のようになっています。

1/3200 , 1/2500 , 1/2000 , 1/1600 , 1/1250 , 1/1000 , 1/800 , 1/640 , 1/500 , 1/400 , 1/320

1/250 , 1/200 , 1/160 , 1/125 , 1/100 , 1/80 , 1/60 , 1/50 , 1/50 , 1/40 , 1/30 , 1/25 , 1/20

1/15 , 1/13 , 1/10 , 1/8 , 1/6 , 1/5 , 1/4 , 0.3 , 0.4 , 0.5 , 0.6 , 0.8 , 1 , 1.3 , 1.6 , 2 , 2.5 , 3.2

4 , 5 , 6 , 8 , 10 , 13 , 15

 

カメラで選択出来る最高速度は、1/3200秒で、最も遅いのが15秒となっており、バルブ撮影機能はありません。

私のコンパクトデジタルカメラにはバルブ機能が付いていませんが、付いているカメラも多くあります。

 

一般的には、コンパクトデジタルよりも一眼レフの方が、より高速のシャッタースピードが得られるようになっています。

これは、元々のシャッター機構が異なっており、一眼レフカメラが有しているフォーカルプレンシャッターが高速シャッターを可能にしているためです。

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フォーカルプレンシャッターの機構

上記でも書きましたが、フォーカルプレンシャッターは数枚に分割した2群の遮光板を移動させることによってシャッタースピードを調節していますが、シャッターが全開出来るのは、1/250秒から1/125秒程度の遅いスピードの時で、これより速いスピードの場合は全開しません。

全開していたのでは、高速シャッターを作り出すことは出来ません。

 

そこで考え出されたのが、2群の遮光板でスリット(すき間)を作り、このすき間を移動させることによってフィルムや撮像素子に光を当てます。

スリットの幅を狭くし、超高速で移動させることによって1/8000秒という高速シャッターを作り出すことが可能となりました。

 

シャッタースピードによる写り方の違い

シャッタースピードによる写り方の違いは、特に動いているものを撮影した場合に顕著に現れます。

私は山が好き(海も好きですが)で行くことが多いのですが、滝を撮影する場合はシャッタースピードによって写り方が変わってきます。

高速シャッターで撮影すれば、滝の水が止まったように写りますが、低速シャッターで写すと水が糸を引いたように写ります。

 

その他には、鉄道写真、アスリートの写真等々、シッヤタースピードの違いによって動きの捉えかたが変わってきますので大変興味のある写真が撮れます。

また、バルブ撮影による長時間露出撮影で、打ち上がってから消えるまでの花火の写真や、夜空に光る星空を長時間撮影することによって星の動きを撮影することも出来ます。

 

写真は「見たままが写る」と言われることがありますが、間違いではありませんが、

写真は、人の目には見えない世界を写しだすことが出来るのです。

 

 

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