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測光と露出とは密接な関係にあります。

 2016/06/08 デジタルカメラ
この記事は約 9 分で読めます。 81 Views

測光とは、被写体の明るさを測ることをいい、測る機械のことを露出計といいます。

現在のデジタルカメラにおいては、測光機構が内臓されていますので別に露出計を用意して測光することはほとんでありません。

現在のデジタルカメラでは、シヤッターボタンを半押しすと同時に測光機構が働き、ただちに被写体の明るさを測定し、その情報が自動露出制御機構に伝えられ、露出が決定されます。

このように、測光と露出とは密接につながっており、測光は露出を決定する上で重要な役割を担っています。

 

測光方式には幾つかの方式があり、方式が違えば導き出される露出値にも違いが現れます。

主な測光方式には以下のようなものがあります。

1、多分割測光
2、中央部重点測光
3、部分測光
4、スポット測光

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多分割測光

多分割測光は、測光方式の中で一番多く使われている方式になりますが、画面を幾つかに分けてそれぞれの部分ごとに測光を行い、内蔵されているマイコンによって露出を決定します。

逆光などの場合のように一部に強い光がある場合でも比較的良好な露出が得られるようになっています。

多分割測光方式は多くのメーカーのカメラで採用されている方法ですが、メーカーによって呼び名が異なっています。

ニコンでは「マルチパターン測光」、キヤノンでは「評価測光」、パナソニックでは「インテリジェント測光」、ソニーでは「多分割測光」と呼ばれていますが、方法は皆同じです。

 

中央部重点測光

中央部重点測光は、画面の中央部分に重点をおいて測光する方式となります。

周辺部よりも中央部分の方が重要な被写体が多いということから考えられた測光方式となります。

 

部分測光

画面の中のある特定部分のみの明るさを測光したい場合に使用される測光方式となります。

特定部分以外の光の強さには影響されないで、写したい部分のみを測光したい場合に使用する測光方式になります。

 

スポット測光

スポット測光は画面の中央の、部分測光よりもさらに狭い範囲のみの明るさを測光したい場合に使われる測光方式となります。

 

TTL測光

現在の多くのデジタル一眼レフカメラの場合は、実際に使用している撮影レンズを通ってきた光を測定しています。

このような撮影レンズを通ってきた光を測定して測光する方法をTTL測光といいます。

TTL測光では、レンズを交換した場合でも、またフィルターを使用した場合においても、実際に撮影レンズを通ってきた光を測定していますので、撮像素子に当たる光との誤差が無く、正確に測光出来る方法となります。

 

またAF一眼レフカメラでは、シヤッターレリーズボタンを半押しすると測光機能が働いて測光し露出を決めますが、TTL測光の場合は、レンズの絞りは開放の状態となっています。

したがってこのような測光をTTL開放測光とも呼ばれています。

このようにAF一眼レフカメラでは、シヤッターが動作したときだけ決められた絞りとなります。

それ以外のときは絞りは、常に開放の状態となっています。

 

したがって撮影者にとって、実際に決定した絞りで被写体を見ることが出来ず、被写界深度を確認することが出来ません。

そこで考えられたのが、「絞込みボタン」と言われるもので、全てのAF一眼レフカメラに付いているわけではありませんが、このボタンを押すことによって実際の絞りで被写体を見ることが出来、被写界深度を確認することが出来ます。

 

測光部

一眼レフカメラの測光部の設置ヶ所には2ヶ所あり、カメラによってどちらかを採用しています。

1ヶ所はカメラの上部にあり、レンズを通ってきた光がメインミラーで反射されてファインダースクリーンに写った被写体を測光しています。

もう1ヶ所はカメラの下部に設置されており、メインミラーの中央部の一部が透過ミラーとなっており、透過ミラーを通った光はメインミラーの後ろにあるサブミラーによって下方に反射してそこで測光しています。

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露出

露出とは、撮像素子(フィルム)に被写体からの光を当てることをいいます。

カメラの測光機構によって測定された被写体の明るさによって露出が決定されます。

決定された露出の方法を決めるのが、絞りとシャッタースピードとISO感度になり、この3つの組み合わせによって、撮像素子に当てる光の当て方を調整します。

 

現在の主流となっているデジタルカメラは、写真を写す時多くの設定しなければいけない項目がいろいろとありますが、基本的には絞りとシャッタースピードとISO感度を如何に組み合わせて写すかということになります。

ここでは上記の3つの要素の内、絞りとシャッタースピードの関係について解説いたします。

絞りとシャッタースピードによる露出が写真撮影の基礎ということになります。

 

適正露出

写された写真画像の全体の明るさが適切に写し込まれている場合が適正露出ということになり、そのときの絞りとシャッタースピードの組み合わせが適正露出となります。

適正露出の画像より明るすぎるが画像の場合を露出オーバーといい、逆に暗すぎる画像の場合を露出アンダーといいます。

 

現在のほとんどのデジタルカメラでは、自動的に適正露出が得られるようにカメラが絞り値とシャッタースピードを設定する自動露出(AE)機能が搭載されています。
 
したがって私たちが写真を写す場合は、それほど露出を気にしなくても適正露出に近い適切な画像の写真を写すことが出来ます。

 

しかし極端に明るかったり暗かったりした場合は、それに対してカメラが過剰に反応して適性露出が得られない場合もあります。

また、撮影者の撮影意図によっては、カメラが決めた適正露出が必ずしも撮影者の撮影意図とする適正露出と合致するとは限りません。
 

自動露出(AE)の決め方には3通りの方法があります。

一つは、絞り値とシヤッタースピードの両方ともカメラが設定する場合で、これを「プログラムAE」と言います。

二つ目は、絞り値は撮影者が設定し、それに対する適切なシヤッタースピードをカメラが設定する場合で、これを「絞り優先AE」と言います。

三つ目は、シヤッタースピードを撮影者が設定し、それに対する適切な絞り値をカメラが設定する場合で、これを「シヤッタースピード優先AE」と言います。
 

上記の3通りの方法の内のどのAEで写せば良いかについては決まりはありませんが、一般的にはスナップ写真のようにあまり出来上がりの画像にこだわりが無い場合は「プログラムAE」、風景などの静物を写す場合は「絞り優先AE」、乗り物やスポーツなど動きのあるものを写す場合は「シヤッタースピード優先AE」が使われます。

カメラ初心者の方の場合は、上記の方法で写されれば、絞りやシヤッタースピードの違いによる写り方の違いを理解するには分かりやすいかなと思います。

 

絞りとシヤッタースピードは必ず連動して動きますので、絞り値を変化させてシヤッタースピードをコントロールしたり、またその逆もあり、慣れてくればいろいろな設定方法による撮影が可能になります。

 

露出値

絞り値とシヤッタースピードによって得られる露出の値を数値化したものを露出値と言い、「EV」という単位を使います。

絞り値が1で、シヤッタースピードが1秒のときの露出値をEV0とし、この値を基準としています。

 

201510302

 

上のグラフはF値とシヤッタースピードの関係を表したEV値のグラフとなります。

横軸がシヤッタースピードで右に行くほど早いシヤッタースピード、縦軸がF値で上に行くほど絞った状態となります。

シヤッタースピードが1秒でF値がF1のときのEV値をEV0として、シヤッタースピードが2倍づつ早くなるごとにEV値が一つ大きくなり、同様にF値も一つ上がるごとにEV値が一つ上がります。

右下がりの太い斜めの線は同じEV値を結んだ線となっています。
 

たとえば、シヤッタースピードが 1/15 で絞り値が F4 のときの EV値は EV8 ですが、シヤッタースピードを倍の 1/30 にして、絞りを F2.8 にすれば露出は同じになりますので、EV値も同じ EV8 となります。

このように同じ EV値を結んだ線が右下がりの斜めの線となっています。

 

上記のF値とシヤッタースピードはよく使われる代表的な数値ですが、実際の現在のデジタルカメラでは上記の代表的な数値の他にもっと細かく設定出来るようになっていますので、同じ EV値になるF値とシヤッタースピードの組み合わせはもっと沢山あることになります。
 

EV値に関して、「1EV明るく」とか、「1EV暗く」と言う場合がありますが、仮に現在のEV値が EV8 の場合、「1EV明るく」ということは、 EV7 にすることで、「1EV暗く」と言う場合は、EV9 になるような絞りとシヤッタースピードの組み合わせにすることです。

また、EV の代わりに「段」と言う場合もあり、「1段明るく」とか「1段暗く」と言いますが、同じ意味となります。

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露出補正

写された写真画像には、明るい部分から暗い部分までいろいろな明るさの部分がありますが、一番明るい部分をハイライト部又は明部、暗い部分をシャドー部又は暗部と言います。

ハイライト部が極端に明るくなりすぎて真っ白になった部分を白トビと言い、逆に暗くなりすぎて真っ黒につぶれてしまった部分を黒ツブレと言います。

 

白トビや黒ツブレは適正な露出とは言えませんし、現在のデジタルカメラの自動露出制御機構によって撮影された場合でも必ずしも適正露出になっていない場合もあります。

また、撮影者自身の考える適正露出とは違う場合もあります。
 

このような場合は、カメラが決めた露出に対して撮影者が調整を加える場合があります。

この調整を加えることを露出補正と言います。

また、現在よりも明るくなるように露出補正する場合をプラス補正、暗くなるように露出補正する場合をマイナス補正と言います。
 

露出補正を行う場合の補正の量については、前述の露出値で解説しました「EV」、又は「段」で表現します。

「EV」、又は「段」という言葉は露出値の場合だけではなく、F値、及びシヤッタースピードの場合も使います。

たとえば、絞り値を F8 から F11 にすることを「1段絞る」と言い、逆に F5.6 にすることを「1段開ける」と言います。

シヤッタースピードの場合は、1/250 から 1/500 にすることを「1段早く」と言い、1/250 から 1/125 にすることを「1段遅く」と言います。

 

補正出来る補正量については無限に補正出来るわけではなく、補正出来る量には範囲があり、それぞれのカメラによって補正出来る量の範囲は決まっています。

私が所有しているキヤノンのカメラの場合は、-3EV~+3EV の範囲のカメラとー5EV~+5EV の範囲で補正できるカメラがあります。

 

また、補正出来る量は1段づつではなく、1段の中を3等分して1/3づつ補正出来るようになっています。

他のメーカーのカメラにおいても1/3刻みで補正出来るようになっています。

キヤノンの場合は、「1/3ステップ±5段」、とか「1/3ステップ±3段」というふうに表記しています。

 

Nikonのデジタルカメラはこちらから

 

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