DIYでキッチンの壁へのタイルの貼り方。

タイルは強い衝撃に弱く、割れやすいという欠点がありますが、耐水性、耐薬品性、耐候性などに優れており、キッチン周りや浴室などの内装壁材として人気があります。

また最近では、モザイクタイル、ガラスモザイクタイルやさまざまな形状をしたタイルや表面に特殊な加工をしたタイルなど、カラーバリエーションも豊富にそろっています。

タイルを壁に貼るのは難しそうに思われますが、基本的な貼り方が分かればどなたでもDIYで簡単に貼ることが出来ます。

ここでは、キッチンなどの壁にタイルを貼る場合の基本的な貼り方についてご紹介します。

                                  りょう(DIYアドバイザー)

目次

タイルの貼り方の手順

下地処理

まず最初に行うのは、タイルを貼る場所の下地の処理になります。

下地には、木製、コンクリート、壁紙などが考えられます。

木製やコンクリートの場合

木製やコンクリートの場合は、下地としてはしっかりしていますので、その上から直接貼ることができます。

したがって木製やコンクリートの場合は、下地処理としては表面をきれいにしておく事と凸凹している場合は、平滑にしておく事です。

下地の表面の汚れとしては、ホコリ、ドロ、油などが考えられますが、それらを綺麗に落とし、水拭きをした場合はよく乾燥させておきます。

下地の表面に凸凹がある場合は、パテ処理をして紙やすりなどで仕上げて表面を平らになるようにしておきます。

凸凹のままでタイルを貼ると、出来上がりも凸凹になり見栄えの悪い仕上がりとなってしまいます。

下地が壁紙の場合

下地が壁紙の場合は、そのまま壁紙の上に貼る場合と、現在貼られている壁紙をはがしてからタイルを貼る場合とがでてきます。

壁紙をはがすか、はがさないかの判断は、簡単に壁紙がはがれるか、はがれないかで決めます。

現在貼られている壁紙が簡単にはがれるか、はがれないかを見極める方法としては、

① 壁紙に3~4cm程度の四角い切込みをカッターナイフを使って入れます。

② 次に切込みを入れた四角い壁紙の上に粘着テープを貼り付けます。

③ 粘着テープをはがします。

このときに、上図のようにはがした粘着テープと一緒に、壁紙もはがれてきた場合は、壁紙が壁にしっかりと引っ付いていないと判断し、壁紙をはがします。

はがした粘着テープと一緒に、壁紙がはがれてこない場合は、壁紙がしっかり貼られていると判断し、壁紙をはがさず、壁紙の上からタイルを貼ります。

ただし将来的なことも考え、壁紙の上からタイルを貼る場合は、壁紙の上からタッカーを打ち付けて補強をしておきます。

タッカーを打ち付ける場合は、縦横20cm間隔くらいで打つのが基本とされています。

また壁紙の継ぎ目ははがれやすいので、継ぎ目をまたぐ様に、同じく20cm間隔くらいでタッカーを打ち付けておきましょう。

 これでしっかりとした下地を作ることができます。

また壁紙の場合も、油汚れなどがある場合はきれいにふき取っておきます。

タイルの割付

タイルの割付(わりつけ)とは、タイルを貼り付ける場所にどのような配置でタイルを貼るかを決めることです。

そのためには、貼る場所の寸法を測り、タイルの配置を考えます。

新築の住宅の場合でしたら貼り付ける場所とタイルの大きさの寸法によって、ちょうど納まるように調整できます。

貼る場所の寸法が決まっている場合は、どうしても上下左右に中途半端な部分が生じてしまいます。

この場合は、タイルをカットして調整します。


タイルをカットする場合は、必ずしもこの通りにしなければならないという事はありませんが、一応の基本というのが有ります。

左右については、左右両端のタイルの幅が同じになるように割り付けます。

したがって左右の両端の2列のタイルを同じ幅になるようにカットします。

上下については、上から貼っていき、一番下のタイルでカットして調整するというのが基本の貼り方となります。

 

上記の図は基本的な貼り方の一例ですが、横に10列、縦に5列真四角のタイルを貼り、左右の両端は幅が同じになるように、そして最下部で調整するようにします。

しかしこれはあくまでも基本の貼り方で、それぞれの方で状況は違っていますので状況に合わせた貼り方で良いと思います。


たとえば左右については、右端には棚やキッチン家電などを置くために目立たないのであれば、左から貼っていき、最後の右端の1列でカットして調整しても良いと思います。

上下についても、下から貼っていっても何の問題もありません。

むしろキッチンの壁の場合は、ほとんどが目線は下のほうになりますので、一番上のタイルをカットして調整しても良いでしょう。

また、一番上のタイルが天井近くになるのであれば、最後の1列は貼らないという選択肢もあります。


壁に基準線を引く

ここでは基本の貼り方についてご紹介します。

壁の広さが横幅が1,127mm、縦が565mmの壁に、100mm×100mmのタイルを貼る場合を例にご紹介します。

この場合は、100mm角のタイルの大きさそのままで貼れるのが、横に10列、縦に5列となります。

横幅については、左右の端で同じ幅にカットしたタイルで調整します。

縦については、一番下で調整します。


割付が決まりましたら、壁の中央付近に基準となる水平、垂直線を引きます。

この水平垂直線の交点が最初の1枚を貼る部分になります。

今回は、上から3列目の下側、右から5列目の左側の交点を基準点として水平、垂直線を引きました。


 基準となる水平、垂直線にはタイルの幅と目地の幅の印を付けておきます。

タイルの継ぎ目のことを目地(めじ)と言いますが、目地幅は3mm程度とします。

 

この印を目安に最初の水平の1列と垂直の1列を貼ります。

最初の1枚を貼る

基準となる水平垂直線の交点の右上に、最初の1枚を貼ります。

この場合は、タイル用接着剤をタイルの裏に付け、よく塗り広げてから壁に押し付けて貼ります。

押し付ける場合は、ただ押すのではなく、少し揺らしながら押すと接着剤が広がって上手く壁に密着するようになります。

タイルの裏面が壁に密着すれば押すのを止めて、縦横の基準線にピッタリ合うように位置を微調整すれば最初の1枚が終了です。

縦横1列にタイルを貼る

最初の1枚を貼った時と同様の方法で、タイルの裏に接着剤を付けながら、基準線に沿って縦、横の1列を貼ります。

縦横の基準線と途中に付けた印からずれないように、真っすぐに貼りましょう。

左右の2列と一番下のカットするタイルについては最後に貼りますのでここでは貼りません。

残りのタイルを貼る

縦横十文字に貼ったタイルを基準にして残りのタイルを貼ります。

この場合は、壁には印はつけず、縦横十文字に貼ったタイルを基準にして貼っていきます。

また接着剤もタイルに1枚づつ付けるのではなく、壁のある程度広い面に接着剤を塗り広げてからその上にタイルを貼っていきます。

ただ一度にあまり広い面積に接着剤を塗ると、終わりの方になると接着剤の乾燥によって硬くなってしまいます。

なので乾かない程度に数回に分けて、接着剤の塗布とタイル貼りを交互に行うと良いでしょう。


壁に接着剤を塗り広げる場合は、専用のくし目ゴテを使って塗り広げます。

くし目ゴテの使い方のコツは、どちらか片面のみを使って手首を返すように塗ると均一に広がってきれいなくし目が付きます。 

ボンドの塗り方

タイルは、縦横の並びが一直線になるように、また目地幅にバラツキが出ないように丁寧に貼っていってください。

ゆがみや曲がりなどが生じた場合は、接着剤が乾かないうちにその都度修正しながら貼ってください。

またタイルの面が凸凹にならないように、少し長めの真っ直ぐな定規を当てがいながら確認して貼り進めます。 

中間部分の貼り付けが終了しました。


左右と下のタイルを貼る

中間部分のタイルを貼り終えたら、左右と下側の部分にカットしたタイルを貼ります。

残りの部分の幅に合わせてタイルをカットしますが、タイルをカットするにはタイルカッターという専用の道具を使います。

残りの部分に貼るタイルの幅は、残りの寸法から目地二つ分の寸法(6mm)を引いた寸法とします。

タイルカッターの使い方

上記が一般によく使われるペンシル型のタイルカッターです。

タイルカッターの切る刃には超硬合金のチップが取り付けられています。


タイルをカットするときは、カットする線に合わせて定規を当て、タイルカッターをタイルの面に対して約70度くらいにして数回手前に強く引き、筋を付けます。

次に筋を付けた部分を作業台などの角に当てます。

残す方のタイルを手で押さえておき、カットしていらない方の端にタイルカッターの刃とは反対側で挟み込み、下側に押してタイルを筋に沿って割ります。

上記の方法で必要枚数のタイルをカットします。

右下と左下の角のタイル2枚は、2度カットします。

カットしたタイルを貼り付ければ、全てのタイルの貼り付けができました。

これでタイルの貼り付けが完成しました。

目地材を準備する

全てのタイルを貼り終えたら、接着剤が乾き完全に接着させるために1日以上そのままにしてから目地詰めの作業に入ります。

目地材は水で溶いて練って使用します。

目地材の量や水の量については、使用説明等で確認してください。

目地を詰める

練った目地材を目地の中に塗り込みますが、ゴムゴテという道具を使います。

ゴムゴテに目地材を盛り、目地の中に押し込むようにゴムゴテを動かしながら埋めていきます。

タイルにも目地材が付いてしまいますが、気にせずしっかりと目地材を塗り込みます。

塗り終えたら一度全体を見まわし、塗り残しがないか確認します。

特に隅の方もよく確認し、少ないと感じる部分があれば、追加して塗り込みます。

目地材をふき取る

タイルに付いた目地材やはみ出た目地材をきれいにふき取ります。

濡らしたスポンジを少し固めに絞って、タイルの表面についた目地材をふき取ります。

一度できれいにならない場合は、スポンジに付いた目地材をきれいに洗い流して、再度タイルの表面をふき取ります。

目地材が完全に乾いたら再度点検し、取り残した目地材があれば乾いた布などで拭き取って完成です。


タイルの製法

タイルは、自然の土の中に含まれる粘土や、石や岩の成分である長石、石英、陶石、珪石
などを原料として焼いて薄い板状にした陶磁器です。

タイルの製造方法には、乾式製法と湿式製法があります。


乾式製法は、細かく砕いた原料を金型に入れて高圧でプレスして作る方法で、大量生産に向いた製法となり、主に内装用タイルの製造に使われています。

湿式製法は、軟らかい状態の原料を押し出し成型して作る方法となり、主に外装用のタイルに用いられている製法となります。


成型が完了して形が出来上がると、この上に釉薬(ゆうやく)を塗ります。釉薬を塗らないタイルもあります。

釉薬はガラス質の物質ですが、釉薬を塗ることによって強度が増すとともに耐水性も向上されます。

釉薬の塗布と同時に様々な着色や表面加工が施されます。

ここまでが終了すると次に焼成の段階になります。


タイルは焼成温度の違いによって3種類に分けられますが、1,000℃以下の焼成温度で焼かれたものを陶器質タイル

1,250℃のものをせつ器質タイル

1,250℃以上の焼成温度で焼かれたものを磁器質タイルと呼ばれています。

陶器質タイルは、表面が多孔質で水分を吸収しやすく、吸収率は約22%以下となります。

たたくと少し鈍い音がしますが、寸法精度が良く発色も良いため浴室、キッチン、洗面所などの内装壁用に主に用いられています。


一方磁器質タイルは、表面が密なため吸収率は低く、1%以下となっています。

たたくと澄んだ高い音がします。

磁器質タイルは、耐久性に優れているため外装の壁や床用に主に使われています。


国内におけるタイルの主な産地は、有田、瀬戸、多治見、京都、信楽、常滑などです。

また多くの輸入タイルも入っており、主な輸入先はイタリアを中心とするヨーロッパとなっていますが、韓国や中国からも輸入されています。 

おしゃれなタイルの種類

現在国内では多くのおしゃれなタイルが販売されています。

そんなおしゃれなタイルをご紹介します。

モザイクタイル

タイルの大きさが50mm以下のタイルをモザイクタイルと呼んでいます。

1枚の大きさは、10mm~50mm まで各種のサイズがそろっています。

形も正方形の他に、丸形、ハート形、三角形、六角形、クラッシュ形、ボーダー柄など他にもいろいろあります。

表面の仕上げも、つやのあるもの、マットなもの、アンティーク調のものなど、仕上げも各種あります。

またモザイクタイルは一つ一つが小さいですが、幾つかのタイルが300mm 前後の大きさの1枚のシート上に貼られています。

実際に壁に貼るときはシート単位で貼ることができますので、手間はかからず楽に貼ることが出来ます。

また接着剤や目地材が不要な、糊が付いてシールで貼れるシールタイプというのもあります。

ガラスモザイクタイル

ガラスモザイクタイルは、珪砂や炭酸カルシュムを原料として、型抜き成型や板状になったガラスをカットして作られます。

ガラスモザイクタイルは、ガラス質が持つ材質の透明感と輝きが特徴となっています。

ガラス特有の発色の美しさとカラーバリエーションが豊富にそろっているのも魅力です。

ガラスモザイクタイルにも、シート単位で貼るもの、バラで貼るものがあります。

またシールタイプもあります。

変わった形をしたタイル

六角形のタイル

六角形のタイルは、各メーカーで多彩な種類のタイルが作られています。

各種の色を組み合わせることで、いろいろなパターンができます。

三角形のタイル

とてもかわいくて組み合わせが楽しそうなタイルです。

アクセントに使えばとてもスタイリッシュにもなります。

ランタン形状のタイル

個性的でかわいいランタンの形をしたタイルです。

レリーフタイル

レリーフタイルとは、模様の付いた金型をタイルの表面にプレスして、複雑な凹凸模様を

つけたタイルです。

テラコッタタイル

テラコッタタイルは、焼成温度が1000℃以下で焼かれたタイルで、素焼きのままである。

テラコッタタイルは、ヨーロッパのスペインやイタリアなどで盛んに作られています。

低い温度で焼かれているため、テラコッタタイルの表面は多孔質となり、吸水性が高いのが特徴です。

テラコッタタイルは大判サイズで作られることが多く、1枚のタイルの大きさが200mm角や300mm角の大きさのものがメインとなっています。

本物のテラコッタタイルは高価ですが、似せて作られたテラコッタ調やテラコッタ風のタイルは安価に入手できます。

漆喰タイル

漆喰は水酸化カルシウム(消石灰)を主な原料としたもので、壁材として用いられています。

有害物質を吸着分解する機能があるとして注目されている材料です。

レンガタイル

落ち着いた雰囲気がでるレンガタイルです。

軽量化されたものもあり、施工も簡単に貼れるものがあります。

セメントタイル

セメントタイルは踏み石用として主に使われていますが、模様がとても可愛く、カラフルでワンポイントのアクセントに良いのでは。 

タイル壁のメンテナンス

タイルの交換

割れてしまったタイルの交換方法をご紹介します。

割れてしまったタイルをそのままに放置しておきますと、すき間から内部に水や湿気が侵入して、下地材を傷めたり腐らせてしまいます。


割れてしまったタイルの交換の手順は次のように行います。

① 目地材を取り除く。

割れてしまったタイルの周囲の目地材を取り除きます。

目地材を取り除くには、専用の「タイルの目地削り」などを使うと簡単に取り除くことが出来ます。

② 割れたタイルをはがす。

周囲の目地材を取り除きましたら、次に割れたタイルをはがします。

割れたタイルは、タガネを使って金槌や木槌でたたいてはがします。

③ 下地をきれいにする。

タイルをはがした後の下地をきれいにします。

接着剤や汚れなどをきれいに洗い流し、サンドペーパーなどを使って平滑にします。

水洗いした場合は、完全に乾燥させます。

④ 新しいタイルを貼り付ける。

新しいタイルの裏面にタイル用接着剤をまんべんなく塗布し、下地に圧着します。

⑤ 目地材を埋める。

目地を埋める

接着剤が固まるのを待って、水で溶いた目地材をタイルの周囲に埋めます。

この場合は、指先に目地材を乗せて指で押し込むように埋めます。

タイルに付いた目地材は、きれいにふき取って完成です。


はがれたタイルの補修

はがれて落ちてしまったタイルも上記と同様の方法で補修します。

① はがれ落ちたタイルの壁部分の下地に残った接着剤をタガネなどを使ってきれいに落とし、サンドペーパーで平滑にします。

周囲の目地材も取り除き、汚れなどがある場合もきれいにふきとります。

水拭きをした場合は、よく乾かします。

② はがれ落ちたタイルが割れておらず使える場合は、同様にタイルの裏面に付いている接着剤をサンドペーパーできれいに削り落とします。 

③ タイルの裏面に接着剤を塗り下地に圧着します。

④ 接着剤が固まったら目地材を埋めて、余分な目地材をふき取って完成です。

欠けた目地の補修

欠け落ちたタイル目地がある箇所も早めに補修を行いましょう。

欠け落ちた目地部分をそのままにしていると、そこから水や湿気が侵入して下地材を傷めたり、タイルのはがれの原因にもなります。

① 目地が欠け落ちた周囲をよく観察して、ひび割れしたり落ちそうになっている部分は予め欠き取っておきましょう。

タガネやタイル目地削りなどを使ってきれいに取り除きます。

② 目地材を水で溶いて柔らかくします。

③ 目地部分が乾いていると目地材がなじみにくいので、目地部分を少し水で濡らしてから目地材を指に付けて押し込みます。

埋め終えたら指先に水を付けて、埋め込んだ目地材の表面をならすときれいに仕上がります。

タイルに付いた余分な目地材は、きれいにふき取って完成です。

カビ取り

キッチンや浴室などの湿気が多いところにはカビが発生しやすくなります。

カビが発生しないようにするには、日ごろから換気をよくして湿ったままにしないことが大切です。

またカビの栄養となる汚れなどを残さないように、こまめに掃除をすることによってカビが発生しやすい条件を取り除くことができます。

また事前にカビ止め剤を塗っておくのも良いでしょう。

カビ取り剤

カビ取り剤には、塩素系のものと乳酸系のものがあります。

塩素系のものは次亜塩素酸ナトリウムを主成分とするカビ取り剤で、カビの殺菌効果とカビの漂白効果があります。

乳酸系のものは発行乳酸が主成分で、殺菌効果はありますが漂白効果はありません。

どちらの場合も、カビ取り剤を塗布したら、しばらくそのままにしておきます。


特に塩素系のものは、塗布後カビが漂白されるまでは、塗布したままにしておきます。

その後、カビの漂白が確認されたらきれいに水洗いをして、カビ取り剤が残らないようにきれいに洗い流してください。

乳酸系のカビ取り剤は、弱酸性で刺激もなく衣服に付いても漂白されず、素手で触っても問題ありませんが、塩素系のカビ取り剤を取り扱うときは、注意が必要です。 

塩素系のカビ取り剤の取り扱いの注意点

① カビ取り剤が部屋の中に充満しないようドアや窓を開放して換気をよくします。

換気扇がある場合は、作動させて換気をしながら作業を行います。

 ② 塩素系のカビ取り剤は皮膚に付かないように取り扱うことが大切です。

そのためには、長ズボン、長袖シャツなど出来るだけ肌の露出が無いようにし、ゴム手袋、保護メガネを着用して作業を行ってください。 

③ 塩素系のカビ取り剤は漂白効果がありますので、漂白されても問題ない衣服で行なってください。

またユニットバスや輸入タイルには、塩素系のカビ取り剤が付着すると色が変わってしまうものがありますので、注意書きをよく確認してください。

また真鍮やステンレスなどの金属類も変色する場合があります。

変色の恐れがある場合は、カビ取り剤が付着しないようにしっかり養生をして行なうことが大切です。

④ 作業終了後は、カビ取り剤が残らないようにしっかりと洗い流してください。

⑤ 塩素系のカビ取り剤は、酸性洗剤と絶対に混ぜてはいけません。

混ぜると塩素ガスが発生しますので気を付けてください。 

まとめ

現在のタイルは、形、色、サイズ、表面加工などバラエティーに富んでいますのであなたのお気に入りのキッチンスタイルを作り上げるのに最適の素材です。

基本の貼り方が分かれば、あなたの応用で幅広い使い方が出来ます。

 また貼り方も簡単になっており、接着剤不要のシールをはがして貼れるものやシートタイプのタイルやネットでつながったタイルなどは、手間が省けて短時間で貼り終えることが出来ます。

後からはがせるタイプのものなどは、賃貸住宅にお住いの方でも楽しむことが出来ます。

ぜひタイルの貼り方をマスターされて楽しんでください。

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この記事を書いた人

DIYアドバイザー、フォトマスター2級、コーヒーコーディネーター
(趣味)
DIY、釣り、写真、スケッチ、旅行、山登り、キャンプ

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