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ガーミンGPSの登山での使い方、道に迷うことなく楽しみ倍増。

 2021/09/04 山登り
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2017年6月1日に「準天頂衛星みちびき2号機」を搭載したH-ⅡAロケットが、

種子島宇宙センターから打ち上げられました。

 

2010年の9月に1号機が打ち上げられて、今回が2号機となりますが、

みちびきが打ち上げられるのはこれで終わりではなく、年内に3、4号機と打ち上げられ

全部で4機体制になるとのことです。

 

これによって来年からは、24時間体制でみちびきが利用出来るようになります。

「準天頂衛星みちびき」の打ち上げによってGPSの利用はますます盛んになるでしょう。

 

3号機については、すでに2017年8月11日に打ち上げ予定となっています。

これからはいつでもGPSを利用することが出来るわけですから、GPS利用の

優位性はますます高くなるのではないでしょうか。

 

GPSはただ現在の位置が分かるだけではなく、パソコンソフトとの連携によって

いろいろな楽しみ方があります。

この記事では、山登りでのガーミンGPSの使い方やいろいろな楽しみ方を

ご紹介いたします。

 

GPSとは

GPSは、全地球測位システムといいますが、地球上に打ち上げられた複数の

人工衛星から送られる電波を受信することによって位置が分かるというものです。

カーナビにも利用されていますのでご存知の方も多いでしょう。

 

先日2017年6月1日に種子島宇宙センターからH-ⅡAロケットが

打ち上げられました。

このロケットには、「準天頂衛星みちびき2号機」が搭載されており、

これによってGPSの精度が格段にアップしました。

 

みちびきは日本のほぼ真上からアメリカのGPSからの信号を補助する役目をしており

山やビルなどの陰になりにくくなっています。

そのため今までは、山やビルなどの陰になるとGPSの精度が落ちていましたが、

みちびきの打ち上げによってまちがいなく精度が上がります。

 

2010年の9月に1号機が打ち上げられて、今回で2号機となります。

ただし、みちびき1機が日本の上空にとどまっていられる時間というのは、8時間との

ことです。

 

したがって、人工衛星が打ち上げられるのはこれで終わりではなく、年内に3、4号機

と打ち上げられて、全部で4機体制になるとのことです。

これによって来年からは、24時間体制でみちびきが使えるようになります。

3号機については、2017年8月11日に打ち上げ予定となっています。

 

現在私はガーミンのGPSを使っていますが、昼間の使用に限られていますので

夜の場合は分かりませんが、不便を感じるような誤差を感じたことはありませんし、

これからは益々良くなるわけですから、GPS利用の優位性はますます

高くなるのではないでしょうか。

 

登山でのGPS利用

私は山登りを初めて永くなりますが、最初に登った本格的な山は木曽駒ケ岳でしたが、

そこで私は危うく遭難しそうになってしまいました。

7月の暑い日でしたので、軽装備と簡単に上から羽織るカッパを一つリュックに

入れているだけでした。

 

頂上に着くころから雨となっていましたので、頂上での休憩もそこそこに下山する

ことにしましたが、尾根沿いの途中で雨と霧のため周りが全く見えなくなり、

また進むべき方向すら分からず、動けない状況になってしまいました。

腰から下はずぶ濡れで、寒さで足はガクガクでした。

 

家内と二人だったのですが、周りには誰も見当たらず、かなり焦りましたが

しばらくじっとしていると、雨の勢いが弱くなり同時に霧も薄くなってきて、

進む方向も確認できるようになり何とか千畳敷駅まで下りてくることが出来ました。

 

ホッとしていると、近くにいたベテランらしき登山者の方に、

「そんな格好でよく下りてこられたね。」と言われました。

そのときは、その言葉の深い意味が分かりませんでした。

 

翌年の同じ7月のある日に、駒ケ岳の手前にある宝剣岳で軽装備のツアーの方の内の

お一人が低体温症で亡くなられたとの事故のニュースを見て愕然としました。

去年のあの時の自分は、ただのラッキーだったのではないだろうか。

 

それから直ぐに、装備をそろえ、コンパス、地形図の使い方を覚え、GPSを

手に入れました。

それからは山に行くときは、必ずコンパス、地図、GPSを持って行くようにしています。

 

山の遭難者の4割は、道迷いだそうです。

道に迷うのは本格的な高い山だけに限ったことではなく、皆さんの地元の里山でも

いつでも起こります。

 

私のように悪天候で視界がゼロの状態にならなくても、ちょっとした藪の中に入ったり

木が生い茂った中に入っただけでも方向が分からなくなってしまいます。

そして、自分がいったい何処にいるのかが全く分からなくなってしまうのです。

 

山に行かれるときは、必ずコンパス、地図、GPSを持って行くようにしてください。

その前に、コンパスの使い方、地形図の見方を習得してください。

コンパスと地形図だけでも現在地を地図上に特定することは出来ますが、

これが出来るようになるには、かなりの経験と地形図の見方に慣れる必要があります。

 

コンパスの使い方と地形図の見方については下記をご覧ください。

 

コンパスと地形図を使って現在地を地図上に特定させるには、実際に見えている

地形と地図を完全に一致させる必要があります。

しかし、視界ゼロの状態では地形を読むことは不可能ですし、藪の中や木が生い茂る

中でも地形を読むのは難しいでしょう。

 

私もそうでしたが、山の中で道に迷ってしまうとかなり焦ってしまいます。

また私のように悪天候で身の危険を感じるような状況ですとパニックになってしまい

冷静に地図を見ることは難しいでしょう。

 

このようなとき、GPSがあれば容易に現在地を特定することが出来ます。

またGPSに表示された地図を見れば、近くの登山道の位置や小屋の位置、進むべき

方向が分かります。

 

冒頭にも述べましたが、6月にみちびき2号機が打ち上げられ、8月には3号機

そして年内に4号機が打ち上げ予定となっており、GPSの精度は確実にアップします。

近い将来には、GPSの誤差はなくなる時代が来るかもしれません。

 

GPSを利用するについては、GPS専用機とスマホのGPSアプリがあります。

それぞれに長所、欠点はありますが、現在スマホをお持ちでしたら、GPSアプリを

入れられて使ってみることをお勧めします。

 

多くは無料でインストール出来ますし、一部の有料の機能や地図などもありますが

大変安価で提供されています。

GPSとしての機能もそろっており、十分使える精度と使いやすさが魅力です。

 

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ガーミンGPSの使い方

GPS専用機として最もよく使われているガーミンのGPSの使い方や、GPSで出来ること

について、etrex 30x を例にご紹介します。

 

 

大きさが分かりやすいようにiPhone 5s を隣に置いてみました。

本体も小さいですが、表示画面はiPhone 5s に比べてかなり小さいです。

しかし実際の実用に際しては、画面の大きさは全く関係ありません。

 

ちなみに、iPhone 5s には「ジオグラフィカ」というGPSアプリを入れており、

その画面です。

 

 

厚みは逆にガーミン etrex 30x の方がかなり厚く、最も厚いところで33mmあります。

 

 

ガーミン etrex 30x の操作ボタンは、上記の写真の6か所になります。

主な機能は以下のようになっています。

 

① クリックスティック

上下左右に動かし、地図のスクロール、メニュー画面の選択。

押し込むことで、選択や決定ほか。

② ズームアウト

地図の拡大表示、メニューの上方向のスクロール。

③ ズームイン

地図の詳細表示、メニューの下方向のスクロール。

④ menu

メニューの表示、目的地検索。

⑤ back

元の画面への戻り、ショートカットの切り替え。

⑥ light

電源のon、off 、バックライト、電池残量、電波状態の確認。

⑦ ストラップ

ストラップが付けられるようになっています。

 

メニュー

 

電源を入れると最初に上記のメニュー画面が表示されます。

 

主なメニューの構成は以下のようになっています。

目的地検索

検索履歴 / ウェイポイント / 写真 / 軌跡 / 座標 / すべての登録地点 / 住所 / 交差点 /

都市 / 販売店 / 飲食店 / ガソリンスタンド / 宿泊施設 / 娯楽施設 / 娯楽 /

アトラクション / 駅 / 自動車関連 / 公共施設 / 病院 / 潮汐予報

コンパス

電子コンパスの表示 / 速度 / 経由地までの距離 / 目的地到着時刻 / 経由地までの時間

ウェイポイント登録

特定の場所を登録しておくことが出来、登録した場所をウェイポイントといいます。

トリップ

日の入りまでの時間 / 標高 / 積算距離 / 速度 / 最高速度 / 移動時間 / 現在の平均速度 /

停止時間 / 全体の平均速度

設定

システム / 画面 / 音 / 地図 / 軌跡 / リセット / ショートカット / 単位 / 時刻 / 位置基準 /

コンパス / 高度 / ジオキャッシュ / ルート検索 / マリン / ANT Sensor / テーマ

高度グラフ

高度の軌跡をグラフで確認することが出来ます。

ウェイポイントの編集

登録したウェイポイントの編集を行います。

ルート作成

あらかじめ計画を立ててルートを作成し保存しておくことが出来ます。

ルート変更も簡単に出来るようになっています。

軌跡管理

移動した軌跡が地図上に表示、記録、保存されます。

来た道を同じルートで戻る場合に役立ちます。

ワイヤレス通信

ワイヤレス通信が行えます。

サイトナビ

サイトナビの機能を使うことによって、目的地への方向、コースからのずれが

分かるようになっています。

近接アラーム

近接アラームは、登録した特定の場所に近ずくと音や画面で知らせてくれる機能です。

衛星情報

現在の位置精度、衛星の位置、各衛星からの信号の強弱が確認できます。

 

以上が主なメニューの内容ですが、この他にもカレンダー、ジオキャッシュ、

フォトビューワー、テーマ、アクティブルート、面積計算、太陽と月、電卓、狩猟と釣り

アラーム、ストップウォッチ、救助ナビ、平均位置測定、Adventures、VIRB

などの機能があり、十分すぎるほどの内容となっています。

 

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BaseCamp

BaseCampは、ガーミン社のパソコン用のソフトで、パソコンとetrex 30x を接続する

ことによって、etrex 30x 内のデータを管理したり、それぞれのデータ、情報のやりとり

を行ったり、共有を行うことが出来ます。

BaseCampでどのようなことが出来るのかご紹介します。

 

地図を表示させる

私が購入したetrex 30x には既に詳細な山岳地図がインストールされたものですが、

この山岳地図をBaseCamp で表示させることが出来ます。

元々BaseCamp にも地図は入っているのですが、より詳細な地図を表示させること

ができるのです。

 

ウェイポイントの作成と保存

BaseCamp、ガーミンetrex 30x 双方で、ウェイポイントの作成と保存が出来ます。

ガーミンetrex 30x で作成したウェイポイントをBaseCamp に保存することも出来、

BaseCamp で作成したウェイポイントをガーミンetrex 30x に保存することも

出来ます。

 

軌跡(トラック)の保存と管理

ガーミンetrex 30x を持って山登りを行うと、全ての山での行動の軌跡(トラック)が

ガーミンetrex 30x 内に記録されます。

その記録された行動の軌跡をパソコンのBaseCamp で見ることが出来ます。

 

記録されるのは軌跡だけではなく、距離、速度、方向など全ての情報も記録されて

いますので、それらも合わせてパソコンで確認することが出来ます。

それらの軌跡の情報を確認することによって行動の見直しに役立ちます。

 

記録された軌跡はアニメーションで見ることも出来、また記録内容を編集する

ことも出来ます。

また大切な軌跡の記録は、パソコン内に保存することが出来ます。

 

ルートの作成と編集

山に行くことが決まればいろいろとルートの計画をしますが、予定のルートが

決まったらGPS内に作成してナビゲーションさせます。

ルートの作成は、実際に持って行くGPSで作成することもできますが、パソコンの

BaseCamp で作成してGPS内に保存するやり方が便利です。

 

出発点、目的地、経由地などを大きなパソコンの画面とキーボードを使って

作成できますので、スムーズに作業を進めます。

ルートの作成の方法もいくつか有りますのでご自身のやりやすい方法で

作成することが出来ます。

 

そしてもちろん作成するだけではなく、作成したルートは自由に変更、

編集することができます。

この編集作業もパソコンのBaseCamp で行なえばスムーズに行うことができます。

BaseCamp にはこれらの作業を行うのに便利な機能がたくさん有ります。

 

データの管理と保存

ウェイポイント、軌跡、ルートなどのあなたの今までの山登りの全てのデータを

BaseCamp 内に保存、管理することが出来ます。

そしてそれらのデータは、いつでも好きな時に見ることが出来ます。

 

ガーミンGPSで利用できる地図

ガーミンGPSで利用できる地図には、登山地図、道路地図、航海地図、海外地図など

さまざまなものがあります。

この中で登山地図として利用できるものについてご紹介します。

 

日本登山地形図(TOPO10MPlus)

日本登山地形図は、昭文社が発行している「山と高原地図」をベースにして

作られており、これに国土地理院の2万5千分の1地形図をプラスして出来た登山地図

です。

 

昭文社の「山と高原地図」は、情報量の豊富さで知られているところですが、これに

国土地理院の2万5千分の1地形図のデータが加わっており、日本全国の山が10m間隔の

等高線で描かれており、大変詳細な登山地図となっています。

 

登山道は難易度によって分かるように区別されており、地図上のさまざまな記号なども

詳細に記されています。

また「山と高原地図」の一番の特長ともいうべき、登山家による実踏調査による

コースタイムも確認することが出来ます。

 

日本高精密地形図

日本高精密地形図は、国土地理院の地形図データを元に、ガーミンGPS用に作られた

もので、10m(最大5m)等高線入りの地形図データとなっています。

最大で2500分の1の密度の地図を表示することが出来るようになっています。

 

日本高精密形地図は、国土地理院のデータを元にして数日に一度の頻度でデータの更新

を行なっており、データの更新料(3,000円)がかかりますが、microSDカードを

送ればデータの更新を受けられるようになっています。

 

また日本高精密形地図の地図データは永久保証付きとなっていますので、万が一

データを消してしまっても、無料で復元をしてもらえます。

日本高精密形地図には、オートルート機能、自動参考タイム計算機能、3D対応陰影表示

などの機能もついています。

 

ガーミンのGPSで利用できる地図の主なものは上記の2つですが、この他にもいくつか

あります。

上記の2点は有料の地図ソフトですが、無料で利用できるものもあるようです。

 

パソコンを使って利用できる地図ソフト

直接GPSにインストールして使うのではありませんが、パソコンを使ってガーミンの

GPSと連携して利用できる地図ソフトがありますので、いくつかをご紹介します。

私がよく利用しているのは、カシミール3D、ヤマレコ、Googleマップの3つです。

 

カシミール3D

カシミール3Dは、杉本智彦氏が作成された3次元の地図ソフトです。

カシミール3Dを使うことによって、パソコン上で様々な素晴らしい地図と3D画像

を見ることが出来ます。

 

またカシミール3Dは、ガーミンのGPSとの親和性が高く、簡単にパソコン上で接続

することが出来、直接データのやりとりを行うことが出来ます。

カシミール3Dについての詳しい内容やダウンロードについては下記で確認できます。

http://www.kashmir3d.com/

 

カシミール3Dについての使い方を習得するには、解説本が3冊出版されていますので

これを読まれるのが良いでしょう。

私も3冊購入しました。

 

 

入門編、GPS応用編、パーフェクトマスター偏の3部となっています。

 

カシミール3D のご購入はこちらから

入門編では、いろいろな地図の操作の仕方、カシミール3Dの魅力の一つである

あらゆる方向から地形を立体的に見ることが出来るカシバードの操作方法、実際の

風景と見間違うほどの四季折々の風景の描き方、登山ルートの作成方法等々

カシミール3Dの魅力を知ることが出来ます。

 

GPS応用編では、GPSとカシミール3Dとの連携によって、GPSの山登りでの使い方

を何倍にも楽しいものにしてくれます。

GPSを持つことによって、山に行く前の計画を考える楽しみ、山にいって使うことの

楽しみ、山から帰ってきて振り返ることの楽しみ、それぞれを満足させてくれます。

 

パーフェクトマスター偏では、カシバードのさらなる楽しみ方、いろいろなものを

動かすムービーの楽しみ方、GPS以外のデータを使いこなす詳細なテクニックなど

より深くカシミール3Dを楽しむことが出来ます。

 

ヤマレコ

ヤマレコは、山登りやハイキングを愛する全ての方が参加できる

コミュニティサイトです。

ご自身が行った山登りの思い出としてヤマレコに記録を残したり、逆に他の方の

トラックデータを利用することが出来ます。

 

ヤマレコには、海外の登山の記録も含めて日本全国の登山者の方の膨大な記録が

集まっており、その登山ルートなどの記録情報を知ることが出来ます。

それらの情報を元にあなた自身の登山計画を立てることができます。

 

あなたが山登りに行かれたときは、山で写した写真やコメントを載せたり

歩いたルートを登録することができます。

またユーザー同士の交流や経験者の方のアドバイスなども受けられます。

 

ガーミンのGPSがあれば、BaseCampを使って他のユーザーの方が記録した情報を

GPS内に取り込んで利用することが出来ます。

 

Googleマップ

山登りや旅行などに行く前にはいろいろと下調べをすると思います。

行きたいところや気になったところをウェイポイントとして登録しておきたい場合が

ありますが、よくご存じのGoogleマップを利用してウェイポイントを登録出来ます。

 

登録したウェイポイントは、BaseCampを使ってガーミンのGPSに取り込むことが

出来ます。

 

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まとめ

ポケットに入る小さなGPSがあれば、世界中の何処にいてもあなたの場所が

分かります。

山登りでは、道迷いからあなたを守ってくれます。

 

またGPSの利用によって山登りやハイキングの楽しさが格段にアップしました。

みちびきの4機体制によって、GPSの精度がアップし、あらゆる分野で

GPSの利用は増えるのではないでしょうか。

 

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