紅葉の美しい千畳敷カールと木曽駒ケ岳登山の旅!
9月29日から10月1日までの3日間、紅葉の美しい千畳敷カールと木曽駒ケ岳の
登山に行ってきました。
3年前の7月の夏にも一度来ているのですが、そのときはロープウェイの千畳敷駅から
千畳敷カールの景色はきれいに見えたのですが、木曽駒ケ岳の登山の途中から雨となり、
駒ケ岳の頂上に着いたときは雨と雲で何も見えない状況でした。
3年前の夏のリベンジということで、今回は秋の紅葉の時期に来ました。
当初の予定は10月1日~3日で、2日に駒ケ岳登山の予定でしたが、1週間前の
天気予報で1日と2日は雨の予報が出ていましたので急遽予定を変更しました。
変更して大正解で、9月30日の登山の日は大変天気が良く、美しい紅葉と駒ケ岳頂上から
の素晴らしい景色を堪能してきました。
今回の旅行の概略の行程は以下のようになっています。
2015年9月29日(火)
午前 5時30分 : 自宅出発
午前 6時19分 : 広島駅発 新幹線のぞみ乗車
午前 8時41分 : 名古屋駅到着
午前 9時30分 : 名鉄バスセンター発 高速バス乗車
午前11時58分 : 駒ヶ根インター到着 下車
午後12時 7分 : 女体入口 路線バス 乗車
午後12時14分 : 駒ヶ池到着 下車 駒ヶ根高原散策
午後 4時頃 : 駒ヶ根高原リゾートリンクス チェックイン
2015年9月30日(水)
午前 6時11分 : 駒ヶ池 路線バス乗車
午前 6時45分 : しらび平駅到着
午前 7時00分 : しらび平駅発 駒ケ岳ロープウェイ
午前 7時07分 : 千畳敷駅着 駒ケ岳ロープウェイ
午前 8時20分頃: 駒ケ岳登山開始
午前11時30分頃: 駒ケ岳頂上到着
午後12時30分頃: 駒ケ岳下山開始
午後 3時30分頃: 千畳敷駅到着
午後 4時00分頃: 千畳敷駅発 駒ケ岳ロープウェイ
午後 4時07分頃: しらび平駅着 駒ケ岳ロープウェイ
午後 4時30分頃: しらび平駅発 路線バス
午後 5時頃 : 菅の台バスセンター着
午後 5時10分頃: ホテル着
2015年10月1日(木)
午前 8時55分 : 菅の台バスセンター発 路線バス乗車
午前 9時06分 : すずらん通り(駒ヶ根バスターミナル前)下車
午前 9時25分 : 駒ヶ根バスターミナル発 高速バス乗車
午前10時25分 : 中央道馬籠着
午前11時頃 : 馬籠宿到着 徒歩移動
午後12時45分 : 馬籠宿発 路線バス乗車
午後 1時10分 : 中津川駅着 買い物
午後 2時20分 : 中津川駅発 中央本線(快速)
午後 3時36分 : 名古屋駅着
午後 3時50分頃: 名古屋発 新幹線のぞみ乗車
午後 6時10分頃: 広島駅着
午後 6時50分頃: 我が家到着
2015年9月29日(火) 広島 → 駒ヶ根
起床は午前4時半頃でしたが、外はまだ真っ暗で、星が輝いていました。
天気は良さそうです。
私は広島市の隣町になる廿日市市というところに住んでいます。
目の前が世界遺産の宮島になり、朱色の大鳥居が家から見えます。
6時19分発の のぞみ110号に乗車です。
今までは新幹線の場合はだいたい指定席を取っていましたが、平日の早い時間帯は
空いているので今回は指定席は取らず、自由席としましたが、余裕で座れました。
広島駅でサンドイッチを買い、今日の朝食です。
名古屋駅には定刻どおり8時41分到着です。
桜通口に出ます。
名古屋はやはり広島に比べると都会ですね。
ここからは高速バスに乗りますが、桜通口を出て右のほうに歩いていくと、
すぐのところに名鉄バスセンターがあります。
ここの3Fから乗車します。
高速バスも予約はしなかったのですが、必要ありませんでした。
ここからの乗客は私たち二人を含めて8人くらいで、同じ駒ケ岳へ行かれるという
ご夫婦の方が一組おられました。
乗るのは、5番線の「伊那・箕輪」行きの高速バスとなります。
駒ケ岳ロープウェイに行く路線バスに乗るのは、「菅の台バスセンター」なのですが、
7月から10月の期間は停車するように書かれていますが、実際に停車するのは始発の
1便のみで、それ以外の便は停車しません。
なので下車するのは「駒ヶ根インター」が一番便利が良いです。
「駒ヶ根インター」で駒ケ岳ロープウェイ行きの路線バスに乗り換えます。
名鉄バスセンター発が9時30分で駒ヶ根インターに到着予定が11時58分になります
ので、約2時間半の高速バス移動となります。
途中1時間半くらいだったと思うのですが、恵那峡SAで10分の休憩をとってくれます。
高速バスはこんな感じです。
席はゆったりしており、靴を脱いで足を置くスペースも有り、快適な2時間半でした。
大きなリュックは専用のスペースに入れられるので問題ありません。
駒ヶ根インターの到着予定が11時58分で駒ケ岳ロープウェイ行きの路線バスの時間が
12時7分ですので間に合うかどうかが心配です。
高速バスはほぼ予定通り58~59分頃に到着しましたが、乗り換えの路線バスのバス亭が
最初分からなく迷ったのですが、案内板があり、高速バスの運転手の方にも教えてもらい
助かりました。
高速バスを降りて、少し戻る方向に行くと地下道の入口が見えてきます。
地下道に入り突き当たりを右の方に上がって行くと下の写真の路線バスのバス亭があります。
上記が駒ケ岳ロープウェイ行きの路線バスのバス亭ですが、
ちょっとなまめかしい名前です。
1分前の12時6分頃に着いたので、ギリギリ間に合ったと思いましたが、結局は
路線バスが着くのが5分程遅れてきましたので急ぐ必要もありませんでした。
私たちはこの後宿泊するホテルがある駒ヶ池で降り、荷物を預け、近くを散策しました。
上記が今日と明日の連泊をするホテルの駒ヶ根リゾートリンクスです。
ホテルの真ん前にバス亭があり、移動にも便利で、ホテルも気に入っているので前回の
3年前にも利用させてもらっています。
オススメです。
駒ヶ根高原の菅の台バスセンター付近からの千畳敷カールです。
駒ヶ池から千畳敷カールを望む。
光前寺
2015年9月30日(水) 木曽駒ケ岳登山
今日は木曽駒ケ岳の頂上を目指します。
とても良い天気です。
ワクワクします。
この時期の平日の始発の便は、菅の台バスセンターが午前6時15分になります。
土日祝日は、5時15分と5時45分発があります。
今日は平日なので、菅の台バスセンター発が午前6時15分の始発の路線バスに乗りますが、
私たちは一つ前の駒ヶ池のバス亭で乗ります。
路線バスは駒ヶ根駅から来ますが、既に多くの方が乗っておられ、私たちが乗った
駒が池でも前日ホテルに泊まった方など10人ほどの方が乗られ、ほぼ一杯となりました。
駒が池の次の菅の台バスセンターでは大変多くの方が乗車待ちされておられ、
200~300人くらいは居られたと思いますが、乗車できたのは4、5人程度でした。
菅の台バスセンターで乗られる方は、車で来られた方で、他にも何ヶ所かあるようですが、
菅の台バスセンターには一番大きな駐車場が有りますので皆さんここに車を停めて
バスに乗られるようです。
乗られる方が多い場合は、菅の台バスセンターから臨時便も出るようですが
どのタイミングで出るのか分かりませんし、結局多くの方が乗れずじまいでした。
菅の台バスセンターから一つ前の駒が池のバス亭へは、歩いて4、5分のところに
ありますので、車で行かれる方は、乗られる方が多い場合は、一つ手前の駒が池で
乗られるのが良いと思います。
菅の台バスセンター発が6時15分の場合は、駒が池は6時11分発になります。
菅の台バスセンターから駒ケ岳ロープウェイの出発駅となるしらび平駅までは
30分ほどですが、くねくねと曲がった山岳道路となりますので、車酔いに弱い方は
気分が悪くなるかもしれません。
6時45分頃にしらび平駅に着き、私はすぐ乗車のための列に並び、その間に家内に
キップを買ってもらいました。
キップは往復を買っておいたほうが良いです。
帰りのロープウェイも大変混雑し、30分くらいは待たされたと思います。
しらび平駅発7時のロープウェイに乗り、終点の千畳敷駅までは7分ほどです。
下の写真はゴンドラの中から写した写真ですが、紅葉がとてもキレイに色づいていました。
ちょうど私たちが乗ったゴンドラにどこかのテレビクルーの撮影スタッフと一緒になりました。
千畳敷駅に着いたときは強風が吹いており、ちょっと心配でしたが、とりあえず朝食が
まだでしたので、体を酸素不足に慣らすためも含めてモーニングを取りました。
BSで放送されている百名山が好きで、毎週見ているのですが、先日のスペシャル番組で
パルスオキシメーターというのが紹介されていたので早速購入しました。
血液中の酸素濃度を測る器具なのですが、指を差し込むだけで簡単に測定することができます。
上記は自宅で測定したものですが、98が血中酸素飽和度(%)を示しており、
94%以上の数値であれば正常とのことで、千畳敷駅で朝食時に測定すると84%の数値
になっていましたので、やはり少し酸素が不足しているのでしょうか。
ご興味のある方はこちらで。
朝食を済ませた頃には到着時に吹き荒れていた強風も収まり絶好の登山日和となっていました。
千畳敷駅の周辺や少し下ったところにある剣ヶ池の周辺で写真を撮り山頂を目指します。
ここからいよいよ登山開始です。
少し登ったところ 遠くに薄く見えるのが富士山です。
駒ケ岳登山の中で一番の急傾斜が続くところです。
尾根にでました。
右上の尖ったのが宝剣岳ですが、宝剣岳には登らず中岳、駒ケ岳を目指します。
中岳中腹から望む駒ケ岳山頂。
左遠方に見えるのが噴火した御嶽山です。
木曽駒ケ岳山頂に到着です。
途中休み休みながらの登りでしたので思っていた以上に時間が掛かりました。
登り始めたのが8時20分頃で、駒ケ岳山頂に着いたのが11時30分頃なので、
3時間ちょっとかかっています。
3年前の夏の登山のときはそれほど感じませんでしたが、今回は非常にきつかったです。
最後の駒ケ岳山頂を目指す登りでは何度か挫けそうになりました。
酸素が薄いというのはかなりのダメージを体に与えるようです。
同年輩と思われる方も多く見られたのですが、皆さん元気そうに登っておられました。
私はどうも酸素不足に弱いようで、3年前のときは頭痛と少しふらつきがあり、
今回は頭痛は無かったのですが、時々ふらっとするときがあります。
特に頂上付近の登りでは、休めばすぐ元にもどるのですが、少し登るだけでしんどくなります。
駒ケ岳山頂の様子です。
駒ケ岳山頂から見る御嶽山。
灰色に見えるのが噴煙の跡でしょうか。
山頂で1時間ほど休憩をとり、下山することにしました。
駒ケ岳ロープウェイの千畳敷駅の近くまで下りて来ました。
すでに多くの方が乗車待ちしておられるようです。
左の建物が「ホテル千畳敷」で、私たちも一度はここに泊まってみたかったのですが、
残念ながら予約がとれませんでした。
朝焼け、夕焼けの景色がすばらしいとのことですので、行かれる際はぜひ泊まってみてください。
ただしかなり早く予約を入れないと取れません。
千畳敷駅に着いたときはかなり多くの方が乗車待ちされておられましたので、
列の最後尾に並んで順番を待つことになります。
今日は水曜日の平日ですのでこれでも少ない方ではないでしょうか。
千畳敷カールの紅葉の見ごろは、9月末~10月初旬頃で、かなり限られた時期と
なりますので、この期間の土日祝日はもっと多くの方が来られると思います。
今日は多いということで臨時便が運行されているようで、結局私たちは30分ほど
待ってゴンドラに乗ることができましたので、思った以上にスムーズに乗車する
ことができました。
バスも菅の台バスセンター行きの臨時便が運行されましたので、乗車することにしました。
本来は、駒ヶ根駅行きに乗って、菅の台バスセンターの次のバス亭の駒が池で降りたかった
のですが、歩いても近いので菅の台バスセンターまで行って歩くことにしました。
ホテルに着いたのは午後5時過ぎ頃でしたが、夕食は7時30分にしていましたので、
今日は疲れましたのでお風呂(温泉)に入って夕食まで寝ることにしました。
2015年10月1日(木) 馬籠 → 広島
今日は馬籠宿を見て、中津川駅近くでお土産を買って帰る予定となっています。
7時の朝食を済ませて、昨夜のうちに用意しておいた登山用の荷物をフロントに持って
いき自宅までの宅配便を依頼しました。
登山靴や装備等で一人分でみかん箱くらいのダンボール箱がいっぱいとなりました。
二人で2箱となりましたが、宅配便の料金は広島までで、3000円ちょっとかかりました。
それとダンボール箱の料金が2箱で400円ちょっとかかりました。
本来は往きも先に荷物をホテルに送る予定にしていたのですが、急遽予定を早めたので
荷物を送る時間が取れなかったので自分たちで持ってきたのですが、少し料金は
かかりますが行き帰りが楽なので送るようにしています。
写真を撮るのにカメラだけショルダーバックに入れて持って歩きます。
このほうが断然楽です。
菅の台バスセンター発が8時55分の駒ヶ根駅行きに乗り、すずらん通り
(駒ヶ根バスターミナル前)で下車、高速バスに乗り換えます。
駒ヶ根バスターミナルを9時25分発の高速バスに乗りますのでしばし待ちます。
こちらで15分~20分くらいの待ち時間となります。
高速バスは少し遅れて到着しましたが、予約なしで余裕をもって乗ることができました。
中央高速の馬籠の停留所までは、ちょうど1時間となりますので、10時30分頃に到着しました。
馬籠の停留所から見学する馬籠宿までは徒歩で20分くらいとなります。
最初道順が分からなかったのですが、サービスエリアの売店の方にお聞きして教えていただきました。
途中に案内板もあり、迷うことはありませんでした。
予定通り20分ほど歩いて馬籠観光案内所に到着しました。
大変情緒豊かな素敵なところでした。
1時間ほど見学をして、お昼になったので雰囲気が気に入った大黒屋さんで今が旬の
栗おこわをいただきました。
とてもおいしく、また山菜もおいしかったですね。
ここはオススメです。
ここからは、路線バスで中津川駅へ行き、お土産を買って名古屋から新幹線となります。
12時45分発の路線バスに乗り、中津川駅までは約25分くらいで、
午後1時10分頃に中津川駅に到着です。
中津川といえば、栗きんとんですが、おいしいのはやはり老舗で有名な「すや」でしょうか。
「すや」のお店は、中津川駅からバスで来た道を少し戻ったところにあります。
中津川駅の方に向かって右手のほうに中津川観光センターがあり、ここにも各お店の
栗きんとんをはじめ、いろいろありますので、ここでも少し買って帰りました。
「すや」の栗きんとん はご存知の方も多いと思いますが、私は初めて食べたのですが、
とても美味しいです。
これは絶対のオススメです。
中津川での栗きんとん の買い物で予定していたことは全て終え、中津川駅2時20分発乗車、
名古屋で今晩のお弁当と手羽先を買い、我が家に到着したのは午後7時少し前くらいでした。
駒ケ岳登山へ行かれる方へ。
3年前の夏の7月20日と今回の秋の9月30日の2回木曽駒ケ岳登山をしましたが、
これから駒ケ岳登山を予定されておられる方に、私なりの感じたことを書かせていただきます。
菅の台バスセンターの標高は850m、しらび平駅が1,662m、千畳敷駅が2,612m、
駒ケ岳頂上は2,956mになります。
バスとロープウェイで850mから2,612mまで一気に登りますのでかなりの気圧差、
酸素濃度差を短時間で感じることになります。
普通にしているぶんには何も感じないのですが、少し動くとすぐにきつくなり、
休むとすぐ回復します。
これは個人差が大きいと思いますが、私の場合は敏感なようで、前回は頭痛、ふらつきがあり、
今回は頭痛は無かったのですが、多少ふらつくことがありました。
いずれにしましても、千畳敷駅に着かれたら、すぐに登山を開始しないで
30分から1時間程度体を慣らしてから登られた方が良いかなと思います。
千畳敷の気温については案内書に書かれている温度のグラフ表から読み取ると
およそ次の表の温度になります。
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | |
---|---|---|---|---|
最高気温 | 17℃ | 20℃ | 19℃ | 17℃ |
最低気温 | 3℃ | 5℃ | 7℃ | 4℃ |
平均気温 | 10℃ | 13℃ | 13℃ | 11℃ |
真夏の8月でも最高気温は20℃で最低気温は5℃にもなります。
雨や風が吹けば体感温度はもっと下がることになりますので、一般の私たちが登山をする
上記の時期においてもしっかりとした防寒服、雨具が絶対必要になります。
その他には、登山用の靴、手袋、帽子も必需品です。
また服装については、天気によって温度がかなり大きく変わってきますので、暑ければ脱ぎ、
寒くなれば重ね着出来るようなものが良いように思います。
それと必需品ではありませんが、持っておられる方も多くおられましたが、登山用ストックは
2本持っていかれた方が良いと思います。
私は前回の夏の登山のときは持っていかなかったのですが、今回使ってみて、
有ったほうが良いと思います。
有ると無いとでは、脚への負担がかなり違ってきます。
また特に八丁坂あたりからは岩がゴロゴロ有り、足元が非常に悪いので体を安定させて、
転倒防止にも効果があると思います。
通常の方でしたら千畳敷駅から駒ケ岳までは往復4時間のコースとのことですが、
私はかなり休み休み登りましたので、登りの片道だけで3時間かかってしまいました。