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霧ヶ峰高原に咲くニッコウキスゲは黄色いジュウタン!

2013年7月19日から21日の2泊3日で長野県の霧ヶ峰高原と美ヶ原高原に行ってきました。

19日の夕方に自宅のある広島を出発し、その日の夜は松本に泊まり、翌日の20日の朝

レンタカーを借りて霧ヶ峰高原を目指しました。

 

20日の午前10時頃に霧ヶ峰高原に到着し、夕方頃まで霧ヶ峰高原周辺を散策し、

次の宿泊地の美ヶ原高原を目指しました。

20日の夕方から翌日21日の午前中にかけて美ヶ原高原周辺を散策し、

午後美ヶ原高原を出発し帰路につきました。

 

今回の霧ヶ峰・美ヶ原高原旅行の概略の行程は以下のようになっています。

2013年7月19日(金)

午後 4時頃  : 自宅出発。
午後 4時49分 : 広島発 のぞみ46号。
午後 7時11分 : 名古屋到着。
午後 7時40分 : 名古屋発 ワイドビューしなの25号。
午後 9時48分 : 松本到着、松本宿泊。

2013年7月20日(土)

午前 8時30分 : 松本出発 レンタカーにて霧ヶ峰高原を目指す。
午前 10時頃   : 霧ヶ峰高原到着。 霧ヶ峰高原周辺散策。
午後 3時頃   : 霧ヶ峰高原出発
午後 4時頃   : 美ヶ原高原到着。 夕食まで周辺散策。

2013年7月21日(日)

早朝より    : 美ヶ原高原周辺散策。
午前10時頃    : 美ヶ原高原出発。 レンタカーにて松本駅を目指す。
午前11時30分頃 : 松本到着。 松本城見学。
午後 2時53分 : 松本発 ワイドビューしなの16号。
午後 5時01分 : 名古屋到着。
午後 5時12分 : 名古屋発。 のぞみ45号
午後 7時31分 : 広島到着。
午後 8時10分頃: 自宅到着。

 

 

霧ヶ峰高原へのアクセス

 

霧ヶ峰高原は、長野県諏訪市四賀霧ヶ峰になりますが、諏訪市の北東、

直線距離で約10kmに位置しています。

私たちは、昨晩は松本市に宿泊しましたので、松本でレンタカーを借りて行くことにしました。

 

ルートとしては、まず松本から長野自動車道に乗り、岡谷I.Cで降りて国道142号線を北上、

和田峠インターで194号線(ビーナスライン)に入りました。

その後は、ビーナスラインを南東の方向に走り、八島ヶ原湿原を経て霧ヶ峰高原に到着しました。

 

松本から時間的には、1時間程度で着く距離だと思いますが、私たちは初めてのルートで、

また景色も多少楽しみながらのゆったりとしたドライブでしたので、1時間半くらいかかりました。

 

東京方面から車の場合

① 東京方面から車で行かれる場合は、中央自動車道を北西の方向に北上し、諏訪I.Cで降り、

20号線を経由して40号線(ビーナスライン)を北上すれが霧ヶ峰高原に到着です。

 

② もう一つは、関越自動車道、上越自動車道を経て、中部横断自動車道終点の佐久南I.Cで降り、

突き当りの142号線を右折、大和橋交差点を左折して152号線(大門街道)に入り、

白樺湖の手前で40号線(ビーナスライン)を右折すれば、程なくして霧ヶ峰高原に到着です。

 

名古屋方面から車の場合

名古屋方面からは、中央自動車道をひたすら北東の方向に走って行き、

岡谷JCTで長野自動車道に乗り最初の岡谷I.Cで降りて、私と同じルートが最短になります。

 

電車を利用の場合

電車を利用して行かれる場合は、霧ヶ峰高原に一番近い最寄りの駅は、

JR東日本の中央本線上諏訪駅となります。

上諏訪駅の西口駅前ロータリーの諏訪湖口から霧ヶ峰高原行きの路線バスが出ています。

 

霧ヶ峰高原の概要

霧ヶ峰高原は、長野県諏訪市の北東、直線距離で約10kmのところで、

八ヶ岳中信高原国定公園の中ほどに位置しています。

中心地は、諏訪市となりますが、茅野市など2市2町にまたがっており、太古の昔の

火山活動によって出来た高原となります。

 

霧ヶ峰高原の中心部には標高1925mの主峰車山があり、日本百名山の一つにもなっています。

霧ヶ峰高原は、標高が約1600m前後で東西が約10km、南北が約15kmの広大で緩やかな

起伏が連続する草原となっています。

 

霧ヶ峰高原の魅力は、何といっても四季折々に咲く高原植物の色とりどりの花を楽しむ

ことが出来ることではないでしょうか。

 

5月下旬頃から6月にかけて咲く白い花のコバイケイソウ、6月中旬から下旬頃にかけては

真っ赤なレンゲツツジ、そして霧ヶ峰高原の一番の見どころは7月中旬頃から8月にかけて

黄色い花を付けるニッコウキスゲとなります。

9月の秋になるとススキが草原を埋め尽くします。

 

霧ヶ峰高原には、国の天然記念物に指定されている3つの高層湿原があり、これも見逃す

ことは出来ないでしょう。

 

霧ヶ峰高原一帯は、緩やかな起伏の草原となっていますので、天気の良い日には遠くに

そびえる富士山をはじめ、アルプスの山々、そして近くにそびえる八ヶ岳連峰を

身近に一望することが出来ます。

 

また霧ヶ峰高原は、グライダー発祥の地となっています。

霧ヶ峰高原へ行かれる予定の方は、こちらに参考になる地図がありますので

ゲットしてください。

 

 

霧ヶ峰高原の見どころ

ニッコウキスゲ

霧ヶ峰高原に咲く花の中でも一番の見どころは、7月中旬頃から8月にかけて草原一帯に

咲くニッコウキスゲではないでしょうか。

 

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草原一面に咲くニッコウキスゲ(2013年7月20日撮影)

 

上記の写真のように、ニッコウキスゲは群落となって草原一面を覆うように咲き乱れており、

霧ヶ峰高原一帯にはこのような所が数か所ありました。

車山から霧ヶ峰高原一帯にかけて、「ニッコウキスゲの道」と言われている遊歩道が

整備されており、絶好のトレッキングコースとなっています。

 

丸1日をかけてゆっくり歩きながら草原の花々と雄大な山々の勇姿を楽しむのも

良いのではないでしょうか。

ニッコウキスゲは、下の写真の花の形から分かりますが、ユリ科の高山植物となります。

 

20165123

 

1本の茎に数本の花を付けていますが、花が開いているものとまだつぼみのものがあります。

ニッコウキスゲの花は、一度咲くと1日でしぼんでしまうとのことで、次の日には別の

つぼみが開くそうです。

 

最近は他の所でもよく聞く話なのですが、ニホンジカの増加によってニッコウキスゲの

若い花の芽が食べられてしまう被害が多いとのことで、群落の周囲は下の写真のような

電気防護柵が張られています。

 

20165124

 

きれいな写真を撮ることを目的として来られている方も多くおられ、脚立を立てて

シャッターチャンスを狙っている方が沢山居られました。

私は脚立は持って行きませんでしたので、柵がちょうど目線の高さくらいになるので、

写真を撮るには少々邪魔にはなるのですが、美しい自然を守るには仕方のないことでしょう。

 

私が訪れたのは7月20日で時期的には終わっており見ることが出来ませんでしたが、

6月に咲くレンゲツツジの真っ赤な花も見どころとなっています。

レンゲツツジの花が見られる時期は6月中旬~下旬頃のようですが、ちょうど梅雨の時期と

重なりますので日にちの設定が難しいですが、お天気が良ければ素晴らしい風景と思います。

 

 

高層湿原

霧ヶ峰高原には、八島ヶ原湿原、踊場湿原、車山湿原という国の天然記念物に指定

されている湿原が3つも有ります。

高層湿原とは、

低温・過湿で塩類の乏しい貧栄養の所にできる湿原。
ミズゴケが多く、泥炭化が進んで盛り上がった所ができる。
高山や高緯度地方に多い。尾瀬ヶ原・八島ヶ原など。

出典:コトバンクより

八島ヶ原湿原

八島ヶ原湿原は、尾瀬ヶ原に次いで日本を代表する高層湿原の一つとなっているようです。

八島ヶ原湿原は、標高1650mに位置し永い年月をかけて出来上がった湿原となっており、

大変多くの高山植物や湿原植物が生育する珍しいところとなっています。

 

八島ヶ原湿原は、霧ヶ峰高原の西の端に位置し、東西が0.8km、南北が1kmの広さを有し、

湿原の周囲には木道が整備されており、2時間ほどで1周することが出来ますが、

湿原保護の目的で湿原内には入ることは出来ないようです。

また八島ヶ原湿原には、八島ヶ池など3つの池もあります。

踊場湿原

踊場湿原は、40号線と194号線が交わる交差点(霧の駅、自然保護センターのある交差点)を

南に行く細い道を行った先にあります。

 

踊場湿原は、標高1550mに位置し東西に延びる細長い湿原となっており、

高層湿原と低層湿原の両方を持つ珍しい湿原です。

また湿原にあるあしくらの池では、スゲの根で出来たヤチボウズという珍しいものが

見られるそうです。

車山湿原

車山湿原は、車山の麓の車山肩に位置し、3つある高層湿原の中では一番規模の

小さいものとなっています。

 

車山湿原が作られたのは約1500年ほど前になり、標高約1800m前後の斜面に広がっており、

霧ヶ峰高原の3つの湿原の内では一番標高の高い位置にあります。

車山湿原の周辺では、6月になると真っ赤な花をつけるレンゲッツツジが見事に咲き誇ります。

 

グライダー

霧ヶ峰高原は、グライダー発祥の地となっています。

霧ヶ峰高原のグライダーは永い歴史があり、昭和8年に初飛行が行われていたようです。

それは、霧ヶ峰高原一帯がグライダーの飛行に適した土地柄であったとのことで、

グライダーの飛行に必要な上昇気流が発生しやすいそうです。

 

私が訪れた7月20日も大変良い天気で、さわやかな風が吹いており、グライダーが静かに

気持ちよさそうに飛行していました。

 

20165192

 

動力を持たないグライダーを離陸させる方法は、ウィンチでロープを巻き取りながら

離陸させる方法とプロペラ機とロープで繋ぎ曳航して離陸させる2つの方法があるとのことで、

ここではウィンチでグライダーに繋がれたロープを巻き取って離陸させる方法を行っています。

 

グライダーの滑走路は、強清水にある大きな駐車場から南に向かって5分ほど丘を

登ったところにあります。

霧ヶ峰高原は標高の高いところにありますので、冬は積雪のため飛行は出来ず、

4月から11月末頃までが飛行可能な期間となっているとのことです。

 

 

霧ヶ峰高原のグライダー場は諏訪市グライダー協会が運営されておられますが、

入会して訓練することによって自家用操縦士のライセンスの取得も可能とのことです。

ライセンスの取得までは無理でも、体験搭乗が出来るとのことですので興味のある方は

チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

霧ヶ峰高原の周囲では、八ヶ岳、アルプス、乗鞍岳、そして遠方には富士山も見ることが

できますので、グライダーからの眺めは最高ではないでしょうか。

私も乗ってみたいですが、高所恐怖症なので無理です。

諏訪市グライダー協会

 

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着陸態勢のグライダー              着陸したグライダー

 

1997年に新設された格納庫の一部を利用した霧ヶ峰グライダーふれあい館では、

歴代のグライダーが展示されていたり、グライダーの飛行映像が見られたり、

フライトの模擬体験も出来ます。

また現在飛行しているグライダーの格納状況なども見ることが出来ます。

 

私はしばらくグライダーを眺めていたのですが、大変珍しい現象を見ることができました。

彩雲と呼ばれているもので、高層に出来る虹だそうですが初めて見ました。

 

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霧鐘塔(むしょうとう)

霧鐘塔は、昭和34年12月に建設されたもので、霧ヶ峰高原は文字通り濃い霧が

発生することが多い為、霧が発生したときは鐘を鳴らして方向をハイカーに知らせています。

 

霧鐘塔は、標高1684mの蛙原の思い出の丘の見晴らしの良い頂上に建っており、

霧ヶ峰高原のシンボル的モニュメントにもなっており、晴れの日にはハイカーや

トレッキングを楽しむ人たちの目印にもなっています。

 

花のトレッキング

車山、霧ヶ峰高原一帯は、火山噴火によってできた広大な草原台地と高層湿原からなっており、

初夏から緑の大地は色とりどりの高山植物によって覆われるようになり、絶好の

トレッキングコースとなっています。

 

草原一帯には気軽にトレッキングが出来るように遊歩道が整備されており、

いつでもトレッキングを楽しむことが出来ます。

 

霧ヶ峰高原一帯の一押しの花は、6月中旬~下旬にかけて草原一帯に咲く紅いレンゲツツジと

7月中旬~下旬、草原一帯が黄金色の花で埋め尽くされるニッコウキスゲではないでしょうか。

中でも圧巻は、草原を黄金のジュウタンで埋め尽くすニッコウキスゲではないでしょうか。

 

私が訪れたのは7月20日で、まさにニッコウキスゲが満開の時期で、前述の写真でも

ご紹介していますが、アルプスの山々を背景に青い空、白い雲、そして緑の大地に

敷き詰められた黄色いジュウタンには感動しました。

 

 

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